2014年4月16日 (水)

ミホシンザン(1982.4.16)。

春を迎えると、日々、馬の誕生日を思ってしまうオオハシでございます。という訳で、その日に生まれた馬を辿る企画を、今年2014年も毎週水曜日にお届けしたいと思います。その第7回は、皐月賞賞(GI)ウィークに似つかわしい第45回の優勝馬にして「シンザンの最高傑作」を。

ミホシンザン 牡 鹿毛 1982.4.16生 浦河・日進牧場生産 馬主・堤勘時氏 美浦・田中朋次郎厩舎

ミホシンザン(1982.4.16)の4代血統表
シンザン
鹿毛 1961.4.2
種付け時活性値:1.00
ヒンドスタン
黒鹿毛 1946
Bois Roussel
黒鹿毛 1935
★Vatout 1926
Plucky Liege 1912
Sonibai
鹿毛 1939
★Solario 1922
Udaipur 1929
ハヤノボリ
栗毛 1949.6.4
ハヤタケ
鹿毛 1939
セフト 1932
飛龍 1929
第五バツカナムビユーチー
栗毛 1941.4.16
トウルヌソル 1922
バツカナムビユーチー 1929.4.18
ナポリジヨオー
栗毛 1975.3.31
仔受胎時活性値:1.50

ムーテイエ
栗毛 1958.3.16
種付け時活性値:0.00
Sicambre
黒鹿毛 1948
Prince Bio 1941
Sif 1936
Ballynash
鹿毛 1946
Nasrullah 1940.3.2
Ballywellbroke 1933
タイタイ
栗毛 1969
仔受胎時活性値:1.25
Will Somers
黒鹿毛 1955
種付け時活性値:1.25
Tudor Minstrel 1944
クヰーンスジエスト 1946
Anneiv
栗毛 1964
仔受胎時活性値:1.00
ヴィエナ
栗毛 1957
種付け時活性値:1.50
Singing Sister
栗毛 1954
仔受胎時活性値:0.25

<5代血統表内のクロス:Gainsborough5×5(父方)、Nearco5×5(母方)>

ミホシンザン(1982.4.16)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
シンザン
(Bois Roussel系)
ムーティエ
(Sicambre系)
Will Somers
(Hyperion系)
ヴィエナ
(Hyperion系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
ヴィエナ
(タイタイ)
4.00
(No.9-c)
2番仔
(2連産目)

*

第45回皐月賞(GI)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 馬体重 調教師
1 13 ミホシンザン 牡3 57 柴田政人 2:02.1    472 田中朋次郎 1
2 9 スクラムダイナ 牡3 57 岡部幸雄 2:02.9 5 466 矢野進 4
3 5 サクラサニーオー 牡3 57 小島太 2:03.0 3/4 462 境勝太郎 2
4 3 ブラックスキー 牡3 57 郷原洋行 2:03.1 クビ 496 矢野照正 5
5 7 スーパーグラサード 牡3 57 中野栄治 2:03.2 クビ 426 清水美波 18

同世代では一歩抜きん出た存在であることを知らしめた、皐月賞5馬身差勝ち。4戦4勝での快勝劇に「3年連続3冠馬の誕生」も期待されましたが、左前脚の骨折で、叶わず。ミホシンザンの真の能力は、このレースの後は、見られなかったのではないでしょうか。

*

第46回菊花賞(GI)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 馬体重 調教師
1 12 ミホシンザン 牡3 57 柴田政人 3:08.1    488 田中朋次郎 1
2 11 スダホーク 牡3 57 田原成貴 3:08.3 1.1/4 452 古山良司 2
3 15 サクラサニーオー 牡3 57 東信二 3:08.3 クビ 460 境勝太郎 5
4 17 サクラユタカオー 牡3 57 岩元市三 3:08.6 2 516 境勝太郎 6
5 18 トレードマーク 牡3 57 菅野昭夫 3:08.8 1.1/4 490 富田六郎 8

淀のクラシック最終戦で、世代最強であることを改めて見せ付けた、ミホシンザン。日本ダービー(GI)を制したシリウスシンボリ(1982.3.26)が居ない舞台では、敗れる訳にはいきませんでした。

*

第95回天皇賞・春(GI)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
4F
馬体重
[前走比]
調教師
1 6 ミホシンザン 牡5 58 柴田政人 3:20.4    48.1 496
[+2]
田中朋次郎 1
2 5 アサヒエンペラー 牡4 58 蛯沢誠治 3:20.6 ハナ+
1.1/4
48.5 522
[-8]
加藤修甫 4
3 8 スダホーク 牡5 58 田村正光 3:20.8 1.1/2 48.2 468
[-6]
古山良司 3
4 3 マルブツファースト 牡5 58 村本善之 3:20.9 1/2 48.7 448
[-2]
大久保正陽 6
5 10 クシロキング 牡5 58 河内洋 3:20.9 ハナ 48.4 480
[-2]
中野隆良 5

記録を振り返れば、父の所縁の京都競馬場では、3戦3勝。最悪の体調でも、最後の最後まで諦めずに踏ん張った、ミホシンザン。決勝点、外のニシノライデン(1981.3.20)の脚勢が優っているかに見えましたが、鞍上のイン突きに応えて、「ハナ」だけ譲らずに先頭で駆けました。

*

「父を超える夢」は、その生命力の遺伝の確かさを以て、果たされるのでしょうか。

父が持つ、日本のサラブレッド系種の長寿記録である35歳3ヶ月と11日まで、あと3年と3ヶ月と11日。

父の終の棲家だった谷川牧場に戻ったミホシンザン、父を超えるべく、先に逝ってしまった仔の分も、長生きして欲しいものです。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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2014年4月 9日 (水)

テイエムオーシャン(1998.4.9)。

春を迎えると、日々、馬の誕生日を思ってしまうオオハシでございます。という訳で、その日に生まれた馬を辿る企画を、今年2014年も毎週水曜日にお届けしたいと思います。その第6回は、桜花賞(GI)ウィークに似つかわしい「日本におけるダンシングブレーヴの最高傑作」を。

テイエムオーシャン 牝 鹿毛 1998.4.9生 浦河・川越俊樹氏生産 馬主・竹園正繼氏 栗東・西浦勝一厩舎

テイエムオーシャン(1998.4.9)の4代血統表
ダンシングブレーヴ
鹿毛 1983.5.11
種付け時活性値:1.50
Lyphard
鹿毛 1969
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26
Goofed
栗毛 1960.3.29
Court Martial 1942
Barra 1950
Navajo Princess
鹿毛 1974.3.31
Drone
芦毛 1966.4.1
Sir Gaylord 1959.2.12
Cap and Bells 1958.5.21
Olmec
栗毛 1966
Pago Pago 1960
Chocolate Beau 1958.3.12
リヴァーガール
鹿毛 1991.3.14
仔受胎時活性値:1.50

リヴリア
鹿毛 1982.4.20
種付け時活性値:0.00
Riverman
鹿毛 1969
Never Bend 1960.3.15
River Lady 1963.5.17
Dahlia
栗毛 1970.3.25
Vaguely Noble 1965.5.15
Charming Alibi 1963.3.7
エルプス
栗毛 1982.5.3
仔受胎時活性値:2.00
マグニテュード
鹿毛 1975.3.16
種付け時活性値:1.50
Mill Reef 1968.2.23
Altesse Royale 1968
ホクエイリボン
栗毛 1973.5.28
仔受胎時活性値:2.00
イーグル
黒鹿毛 1958
種付け時活性値:1.50
クインエポロ
栗毛 1964.6.6
仔受胎時活性値:2.00

<5代血統表内のクロス:Court Martial4×5、Never Bend4×5(母方)>

テイエムオーシャン(1998.4.9)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ダンシングブレーヴ
(Lyphard系)
★リヴリア
(Riverman系)
マグニテュード
(Mill Reef系)
イーグル
(Fairway系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
ダンシングブレーヴ 7.50 祖母が桜花賞馬
(No.12 ビユーチフルドリーマー系)
2番仔
(2連産目)

*

第52回阪神3歳牝馬S(現阪神JF、GI)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 9 テイエムオーシャン 牝2 53 本田優 1:34.6    35.5 438
[0]
西浦勝一 1
2 6 ダイワルージュ 牝2 53 北村宏司 1:34.9 2 35.4 478
[-12]
上原博之 6
3 4 リワードアンセル 牝2 53 後藤浩輝 1:35.0 1/2 35.4 422
[+4]
田中清隆 7
4 5 ローレルプリンセス 牝2 53 R.フラッド 1:35.1 クビ 35.2 460
[-6]
山内研二 13
5 18 タカラサイレンス 牝2 53 武豊 1:35.4 1.3/4 35.3 410
[-4]
国枝栄 3

最後の阪神3歳牝馬Sを制したのは、札幌3歳S(現札幌2歳S、GIII)3着から直行でここに挑んだ、テイエムオーシャン。鞍上の本田優騎手(現調教師)にとっては、前身の阪神3歳Sをゴールドシチー(1984.4.16)で制して以来、14年ぶりのGI勝利でした。

騎手デビュー以来、年間の勝利数が2ケタを割ることはなく、コンスタントに巧い騎乗を見せられていた本田騎手。2000年代は、西浦勝一調教師の育てられた名馬の主戦として重賞勝ちを重ねられて行くのですが、この阪神3歳牝馬Sが、その始まりでした。

*

第61回桜花賞(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 8 テイエムオーシャン 牝3 55 本田優 1:34.4    34.8 444
[+8]
西浦勝一 1
2 13 ムーンライトタンゴ 牝3 55 四位洋文 1:34.9 3 34.4 410
[+4]
安田隆行 4
3 12 ダイワルージュ 牝3 55 北村宏司 1:34.9 クビ 34.6 478
[-8]
上原博之 2
4 16 ハッピーパス 牝3 55 岡部幸雄 1:34.9 ハナ 35.0 446
[+2]
藤沢和雄 3
5 3 マイネカプリース 牝3 55 安藤勝己 1:34.9 クビ 35.0 454
[-8]
萱野浩二 13

この桜花賞は現地で見ていたのです。POGでの選択馬だったサクセスストレイン(1998.4.9)を応援する為に。ちゃんとデビュー前に選択していたんですよ。福島の新馬戦を勝ってくれた時は嬉しかったですし、やはり福島の500万下を勝って挑んだ暮れの中山のフェアリーS(GIII)は2着。そして年明けのクイーンC(GIII)では重賞勝ちと、十二分に頑張ってくれました。フェアリーSとクイーンCは複勝を買うという、弱気な応援をしていました^^;

けれど、桜花賞はサスガに敷居が高かった。サクセスストレインと同じ4月9日生まれのGI馬テイエムオーシャンが、3馬身差の楽勝を収めるという結果。上述の阪神3歳牝馬S、年明け初戦のチューリップ賞(GIII)、そして桜花賞と、仁川芝1600mの重賞を3連勝。そうして、祖母エルプスに続く桜花賞勝利となりました。

#余談。サクセスストレインは、初仔のゴールドストレイン(2005.3.20)を記事にしたことがありました。まま、どちらかというと、サクセスストレインについての記事でしたが。

*

第6回秋華賞(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 2 テイエムオーシャン 牝3 55 本田優 1:58.5    35.4 442
[+2]
西浦勝一 1
2 9 ローズバド 牝3 55 横山典弘 1:58.6 3/4 34.6 422
[-4]
橋口弘次郎 2
3 6 レディパステル 牝3 55 蛯名正義 1:58.9 2 35.4 446
[-6]
田中清隆 3
4 10 サクセスストレイン 牝3 55 木幡初広 1:59.0 クビ 35.5 460
[0]
稲葉隆一 8
5 18 ショウナンバーキン 牝3 55 横山義行 1:59.2 1.1/4 35.6 444
[-6]
大久保洋吉 16

更新しなくなって久しい表のページの、第62回オークス出走馬(その1)という記事で書いていました。

また、3歳春のダンシングブレーヴ産駒は、自身の「生真面目さ」を上手くなだめることが出来ず、距離に泣くケースが多く見られます。身体能力の高さははっきり最上位です。が、現時点での「気持ちの先走り過ぎなところ」にやや不安が残ります。一夏越えた後の京都の秋華賞は楽勝しそうですが……。

果たせるかなテイエムオーシャン、オークス3着からぶっつけで挑んだ秋華賞を、先行3番手からの受けて立つ競馬で、勝ち切りました。終わってみれば、4着のサクセスストレインまで、オークスの1着~4着が上位を占め直すという結果でした。

また、この秋華賞には、シルキードルチェ(1998.3.6)が出走していたのですが、彼女は一口の出資馬選びの際に助言させて頂いた馬でした。満3歳夏に未勝利戦と西海賞(牝馬限定の1000万下)を連闘で連勝した時は、「あぁ、良かったなぁ」と、本当に思ったものです。祖母モリタ(1978.10.30)、伯父マーベラスクラウン(1990.3.19)という血統馬。400kg程の小さな牝馬でしたが、気品のある栃栗毛の流星、馬相がとても美しい、思い出深い馬の1頭です。

*

竹園正繼オーナーにとっては、テイエムオーシャンとテイエムオペラオー(1996.3.13)のカップリングは、正に夢の配合なのでしょう。

いえ、個人馬主の域を超えて、このGI馬どうしならば、どうあっても夢の配合。

近年は別系統の種牡馬も配されているようですが、初仔のテイエムユメノコ(2006.2.7)は世代を重ねるべく、繁殖牝馬となっています。

エルプスの血が孫の代で花開いたように、テイエムオーシャンの血も孫の代で花開くやも知れません。

いえいえ、「咲くも良し 散るもまた良し 桜花(さくらばな)」ならば、テイエムオーシャン、女盛りの16歳、もうひと花もふた花も咲かせて欲しいものです。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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2014年4月 3日 (木)

タムロチェリー(1999.4.2)。

春を迎えると、日々、馬の誕生日を思ってしまうオオハシでございます。という訳で、その日に生まれた馬を辿る企画を、今年2014年も毎週水曜日にお届けしたいと思います。その第5回は「オリビエの恐ろしさを改めて思った馬」を。

タムロチェリー 牝 栗毛 1999.4.2生~2007.8.15没 青森・諏訪牧場生産 馬主・谷口屯氏 栗東・西園正都厩舎

タムロチェリー(1999.4.2)の4代血統表
セクレト
鹿毛 1981.2.12
種付け時活性値:0.25
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic
黒鹿毛 1954.2.11
Nearco 1935.1.24
Lady Angela 1944
Natalma
鹿毛 1957.3.26
Native Dancer 1950.3.27
Almahmoud 1947
Betty's Secret
鹿毛 1977
Secretariat
栗毛 1970.3.30
Bold Ruler 1954.4.6
Somethingroyal 1952 ♀
Betty Loraine
栗毛 1965
Prince John 1953
Gay Hostess 1957
ミスグローリー
栃栗毛 1990.6.9
仔受胎時活性値:.2.00
サクラユタカオー
栗毛 1982.4.29
種付け時活性値:1.75
テスコボーイ
黒鹿毛 1963
Princely Gift 1951
Suncourt 1952
アンジェリカ
黒鹿毛 1970.3.29
ネヴァービート 1960
スターハイネス 1964.3.10
グラッドタイディングス
黒鹿毛 1979.3.2
仔受胎時活性値:0.50
Pharly
栗毛 1974
種付け時活性値:1.00
Lyphard 1969
Comely 1966
Gaily
黒鹿毛 1971
仔受胎時活性値:0.75
Sir Gaylord
鹿毛 1959
種付け時活性値:0.75
Spearfish
黒鹿毛 1963
仔受胎時活性値:1.75

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer2×5、Somethingroyal(♀)4×5、Hyperion5×5、Nasrullah5×5、Princequillo5×5(父方)>

タムロチェリー(1999.4.2)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
セクレト
(Northern Dancer系)
サクラユタカオー
(Princely Gift系)
Pharly
(Lyphard系)
Sir Gaylord
(Turn-to系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
サクラユタカオー
(Chamossaire)
6.00 ピルサドスキーと同牝系
(No.11)
4番仔
(4連産目)

*

第53回阪神JF(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 8 タムロチェリー 牝2 54 O.ペリエ 1:35.1    35.2 442
[-6]
西園正都 7
2 2 アローキャリー 牝2 54 K.ファロン 1:35.2 1/2 35.8 450
[-2]
山内研二 9
3 3 オースミコスモ 牝2 54 常石勝義 1:35.2 クビ 35.6 426
[0]
中尾正 2
4 11 キタサンヒボタン 牝2 54 須貝尚介 1:35.3 クビ 35.7 470
[0]
須貝彦三 1
5 14 マイネヴィータ 牝2 54 中舘英二 1:35.3 クビ 35.7 478
[+2]
田村康仁 4

更新しなくなって久しい表のページの、2001年の阪神JFの記事から引いておきますと、

▲はペリエ騎手、いやもとい、タムロチェリー。理由は言わずもがなです。「2度あることは3度ある」、「まだはもう、もうはまだ」です。

印は以上の6点としておきますが、1枠と4枠に入った外国人騎手の騎乗馬が、一発カマシそうな感じはします。

オリビエ・ペリエ騎手は前々週のマイルCS(GI)をゼンノエルシド(1997.3.26)で、前週のジャパンカップ(GI)をジャングルポケット(1998.5.7)で制していて、この阪神JFでJRA史上初の3週連続GI制覇がかかっていました。また、このレースの1枠と4枠に入った馬の鞍上4人が、いずれも 外国人騎手であった為、一発カマシそうな予感があったのでした。

果たせるかな、タムロチェリー。栗毛も鮮やかに水色に赤の星ひとつのブリンカー、そして青色の帽子に「桃、袖水色一本輪」をまとったペリエ騎手を背に、同期生17頭を従えて堂々の1着ゴールイン。

それは、生産牧場の大先輩であるグリーングラス(1973.4.5)が制した1979年の有馬記念(現GI)以来、実に21年ぶりの青森県産馬によるGI制覇の瞬間でもありました。

*

青森県産馬久々のGI馬として、名門復活の旗手となるべく、故郷で繁殖牝馬となったタムロチェリー。けれど、悲しいかな、満8歳の夏、がんの為に早世してしまいました。

タムロチェリー最後の仔となった3番仔タムロスカイ(2007.5.8)は、2013年のメイS(OP)を18頭立て16番人気で制するなど、母譲りの一発を見せて、オープン馬として現役で頑張っています。

そしてまた、タムロチェリーの血は、牝系としては、シルバーチャーム(1994.2.22)との間に出来た娘、2番仔タムロブライト(2006.4.30)が、つないでくれています。一子相伝の血が輝く時が来ることを、ただただ、信じたいものです。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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2014年3月26日 (水)

シリウスシンボリ(1982.3.26)。

春を迎えると、日々、馬の誕生日を思ってしまうオオハシでございます。という訳で、その日に生まれた馬を辿る企画を、今年2014年も毎週水曜日にお届けしたいと思います。その第4回は「シンボリ牧場に2年連続日本ダービー制覇を贈った馬」を。

シリウスシンボリ 牡 鹿毛 1982.3.26生~2012.4.8没 門別・シンボリ牧場生産 馬主・和田共弘氏 美浦・二本柳俊夫厩舎

シリウスシンボリ(1982.3.26)の4代血統表
モガミ
青鹿毛 1976.5.18
種付け時活性値:1.25
Lyphard
鹿毛 1969
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26
Goofed
栗毛 1960.3.29
Court Martial 1942
Barra 1950
ノーラック
黒鹿毛 1968.4.25
Lucky Debonair
鹿毛 1962.5.2
Vertex 1954.4.16
Fresh as Fresh 1957.5.14
No Teasing
黒鹿毛 1957.4.7
Palestinian 1946
No Fiddling 1945
スイートエプソム
鹿毛 1976.2.29
仔受胎時活性値:1.25
パーソロン
鹿毛 1960
種付け時活性値:1.75
Milesian
鹿毛 1953
My Babu 1945
Oatflake 1942
Paleo
鹿毛 1953
★Pharis 1936
Calonice 1940
シレトコ
栗毛 1970
仔受胎時活性値:1.25
★タカウォーク
黒鹿毛 1961.4.7
種付け時活性値:0.00
Native Dancer 1950.3.27
Ampola 1949
Pochette
栗毛 1960
仔受胎時活性値:0.25
Worden
栗毛 1949
種付け時活性値:0.50
Diplomatic Bag
鹿毛 1954
仔受胎時活性値:1.25

<5代血統表内のクロス:Native Dancer5×4>

シリウスシンボリ(1982.3.26)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
モガミ
(Lyphard系)
パーソロン
(Djebel系)
★タカウォーク
(Native Dancer系)
Worden
(Wild Risk系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
パーソロン 4.00
(No.13-E)
2番仔
(2連産目)

*

第52回日本ダービー(GI)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢 騎手 走破
時計
着差 調教師
1 16 シリウスシンボリ 牡3 加藤和宏 2:31.0    二本柳俊夫 1
2 12 スダホーク 牡3 田原成貴 2:31.5 3 古山良司 2
3 22 スクラムダイナ 牡3 岡部幸雄 2:31.5 ハナ 矢野進 4
4 23 ランドヒリュウ 牡3 村本善之 2:31.8 2 小林稔 9
5 24 ダイヤモンドラーン 牡3 安田富男 2:32.1 1.3/4 仲住芳雄 18

天狼星は冬に輝く一等星ですが、競馬界の天狼星が最も輝いたのは、晩春でした。1985年5月26日。不肖オオハシ満8歳の誕生日。競馬を知る由もなく。

閑話休題。26頭立て、曇り、重馬場の一戦。皐月賞(GI)まで4戦4勝だったミホシンザン(1982.4.16)が不在のレースで、1番人気に推されたシリウスシンボリ。荒れた内を嫌って、ほとんどの馬が馬場の中央より外を回る展開。シリウスシンボリは、道中10番手あたりの外目を悠然と駆け、3角から4角で進出。直線、やはり外から早めに抜け出し、自身の内から猛然と追って来たスダホーク(1982.4.6)を退けると、決勝点では3馬身差を着けての快勝。

後の名種牡馬モガミ、初年度産駒から日本ダービー馬を輩出した瞬間でした。そしてまた、シンボリ牧場は前年のシンボリルドルフ(1981.3.13)に続き、2年連続で日本ダービー馬を送るという快挙を遂げたのでした。

*

狼の目のように青く見える星、天狼星ことシリウス。その輝きは、太陽を除くと、地球から見える恒星では1番なのだとか。

鹿毛の額に星ひとつのシリウスシンボリ。1歳年上の、鹿毛の額に三日月の狂気を宿した先輩が、太陽のような輝きを放った為に、その影に隠れがちではあります。

けれど、日本ダービー馬が欧州に長期滞在して挑み続けたその姿は、四半世紀が過ぎた現在、改めて、讃えられて良いように思います。

すでに天駆けるシリウスシンボリよ、海外に挑戦する日本の後輩たちと共に、同期で存命のミホシンザンを、空の上から見守っていて。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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2014年3月19日 (水)

エリモシック(1993.3.19)。

春を迎えると、日々、馬の誕生日を思ってしまうオオハシでございます。という訳で、その日に生まれた馬を辿る企画を、今年2014年も毎週水曜日にお届けしたいと思います。その第3回は「『京都の外回りは的場均』を改めて知らしめた馬」を。

エリモシック 牝 青鹿毛 1993.3.19生 えりも・えりも農場生産 馬主・山本慎一氏 栗東・沖芳夫厩舎

エリモシック(1993.3.19)の4代血統表
ダンシングブレーヴ
鹿毛 1983.5.11
種付け時活性値:0.25
Lyphard
鹿毛 1969
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26
Goofed
栗毛 1960.3.29
▲Court Martial 1942
Barra 1950
Navajo Princess
鹿毛 1974.3.31
Drone
芦毛 1966.4.1
Sir Gaylord 1959.2.12
Cap and Bells 1958.5.21
Olmec
栗毛 1966
Pago Pago 1960
Chocolate Beau 1958.3.12
エリモシューテング
黒鹿毛 1984.3.11
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
テスコボーイ
黒鹿毛 1963
種付け時活性値:1.00
Princely Gift
鹿毛 1951
Nasrullah 1940.3.2
Blue Gem 1943
Suncourt
黒鹿毛 1952
Hyperion 1930.4.18
Inquisition 1936
デプグリーフ
鹿毛 1974.4.11
仔受胎時活性値:0.25
★Vaguely Noble
鹿毛 1965.5.15
種付け時活性値:0.00
ヴィエナ 1957
Noble Lassie 1956
デプス
鹿毛 1970.4.15
仔受胎時活性値:0.75
Buckpasser
鹿毛 1963.4.28
種付け時活性値:1.50
Batteur
栗毛 1960.3.2
仔受胎時活性値:0.25

<5代血統表内のクロス:Nearco5×5・5、Tom Fool5×5>

エリモシック(1993.3.19)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ダンシングブレーヴ
(Lyphard系)
テスコボーイ
(Princely Gift系)
Vaguely Noble
(Aureole系)
Buckpasser
(Tom Fool系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Buckpasser
(Tom Fool)
3.25 or 1.25 全妹エリモピクシー
(No.9)
4番仔
(3連産目)

*

第22回エリザベス女王杯(GI)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 5 エリモシック 牝4 56 的場均 2:12.5    34.8 456
[0]
沖芳夫 3
2 3 ダンスパートナー 牝5 56 河内洋 2:12.5 クビ 35.1 448
[-2]
白井寿昭 1
3 15 エイシンサンサン 牝5 56 土肥幸広 2:12.6 1/2 36.0 468
[+10]
坂口正則 8
4 4 フローレスリーフ 牝5 56 塩村克己 2:12.7 1/2 35.8 484
[+6]
中村好夫 15
5 6 エイシンカチータ 牝3 54 山田和広 2:12.8 1/2 35.7 434
[+6]
坪正直 9

京都の外回り戦で1番人気馬をマークした時の的場均騎手(現調教師)の恐ろしさ。前々週のライスシャワー(1989.3.5)の折も見ましたが、ホントに「刺客」というところ。

もちろん、レースを勝ち切るには、鞍下の能力が相俟ってのこと。エリモシック、それまで秋華賞(GI)2着、札幌記念(GII)2着、4歳牝馬特別(現フローラS、GII)3着と好戦はあるものの、どうしても勝てなかった重賞を、この大一番で制したのでした。前週のタイキブリザード(1991.3.12)は重賞2勝の後のGI初制覇でしたが、エリモシックは初のオープン勝利がGIレースとなったのでした。

わずかに差されてしまった防衛女王ダンスパートナー(1992.5.25)、その鞍上は河内洋騎手(現調教師)。河内騎手は、エリモシック満4歳春までは主戦騎手を務められていましたので、相手にした時の怖さもよく分かっていらしたのではないでしょうか。ましてや、鞍上が的場騎手では。

*

輸入繁殖牝馬テプスを牝祖とする9号族の系統は、淀上手の印象もあります。古くはホリスキー(1979.4.13)が世界レコードで制した1982年の菊花賞(現GI)の2着馬パッシングサイアー(1979.4.11)、本稿のエリモシックがいて、早逝が惜しまれたエリモダンディー(1994.5.11)は日経新春杯(GII)、京阪杯(GIII)の重賞2勝のほか若駒S(OP)、福寿草特別と全5勝中4勝が淀でした。そして、時が下って21世紀の現在、エリモシックの全妹エリモピクシー(1998.4.6)から、リディル(2007.5.8)、クラレント(2009.3.2)と、デイリー杯2歳S(GII)を制した兄弟重賞勝ち馬が出ています。リディルはその後スワンS(GII)を勝ちましたし、クラレントはさらに重賞3勝を積んでバリバリの現役オープン馬です。

エリモシックの仔には、今のところ重賞勝ち馬は現れていませんが、世代を重ねた時、淀上手な子孫が出て来てくれることを祈りたいものです。子孫が淀で快走を見せた時、1997年のエリザベス女王杯におけるエリモシックの差し脚が、オーバーラップする。競馬が点から線になる時。その時、競馬者は、ただただ優しくなれるものです。

エリモシックは、ワークフォース(2007.3.14)の牝駒を昨年2013年4月9日に産んだ後、繁殖牝馬を引退し、現在は三石の本桐牧場さんにて、フォスターホースとして余生を過ごしているとのこと。青鹿毛の流星、どうぞ、いつまでも息災に。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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2014年3月12日 (水)

タイキブリザード(1991.3.12)。

春を迎えると、日々、馬の誕生日を思ってしまうオオハシでございます。という訳で、その日に生まれた馬を辿る企画を、今年2014年も毎週水曜日にお届けしたいと思います。その第2回は「世界的良血馬」を。

タイキブリザード 牡 黒鹿毛 1991.3.12生 米国・H&Y・ブラッドストック生産 馬主・(有)大樹ファーム 美浦・藤沢和雄厩舎

タイキブリザード(1991.3.12)の4代血統表

Seattle Slew
黒鹿毛 1974.2.15
種付け時活性値:0.00
Bold Reasoning
黒鹿毛 1968.4.29
Boldnesian
鹿毛 1963.4.14
★Bold Ruler 1954.4.6
Alanesian 1954.4.28
Reason to Earn
鹿毛 1963
Hail to Reason 1958.4.18
Sailing Home 1948
My Charmer
鹿毛 1969.3.25
Poker
鹿毛 1963.3.20
★Round Table 1954.4.6
Glamour 1953.4.2
Fair Charmer
栗毛 1959.2.3
Jet Action 1951
Myrtle Charm 1946
ツリーオブノレッジ
鹿毛 1977.3.2
仔受胎時活性値:1.25
Sassafras
鹿毛 1967.2.19
種付け時活性値:0.25
Sheshoon
栗毛 1956
Precipitation 1933
Noorani 1950
Ruta
鹿毛 1960
ラティフィケイション 1953
Dame d'Atour 1955
Sensibility
鹿毛 1971
仔受胎時活性値:1.25
Hail to Reason
黒鹿毛 1958.4.18
種付け時活性値:1.00
Turn-to 1951
Nothirdchance 1948
Pange
栗毛 1955
仔受胎時活性値:1.75
キングスベンチ
鹿毛 1949
種付け時活性値:1.25
York Gala
鹿毛 1939
仔受胎時活性値:1.75

<5代血統表内のクロス:Hail to Reason4×3、Nasrullah5×5(父方)、Striking(♀)=Busher(♀)5×5(父方)、Court Martial5×5(母方)>

タイキブリザード(1991.3.12)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
★Seattle Slew
(Bold Ruler系)
Sassafras
(Hurry On系)
◆Hail to Reason
(Turn-to系)
キングスベンチ
(Fairway系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
キングスベンチ
(Court Martial)
6.00 半兄Theatrical
(No.3-h)
8番仔
(2連産目)

*

第40回大阪杯(GII)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 10 タイキブリザード 牡5 57 岡部幸雄 2:00.7    34.7 530
[0]
藤沢和雄 1
2 11 インターユニーク 牡5 57 田面木博公 2:00.8 クビ 34.2 428
[-14]
高松邦男 8
3 7 アラタマワンダー 牡7 57 四位洋文 2:00.8 ハナ 34.7 496
[+4]
新川恵 10
4 3 ダンスパートナー 牝4 56 武豊 2:00.8 クビ 34.4 420
[-6]
白井寿昭 2
5 8 サマーサスピション 牡4 56 田中勝春 2:01.0 1 34.7 490
[+2]
鈴木康弘 5

主な勝ち鞍「谷川岳S(OP)」を打ち破れたのは、満5歳春の大阪杯でした。半兄Theatrical(1982.3.13)の世界的良血馬、タイキブリザード。

*

第42回京王杯SC(GII)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 14 タイキブリザード 牡6 58 岡部幸雄 1:20.5 コース
レコード
34.9 546
[不明]
藤沢和雄 1
2 12 オースミマックス 牡6 57 菊沢隆徳 1:20.7 1 34.8 486
[0]
白井寿昭 12
3 15 ヤマニンパラダイス 牝5 55 的場均 1:20.8 1/2 34.2 480
[+2]
浅見秀一 7
4 10 タイキフォーチュン 牡4 58 柴田善臣 1:20.9 3/4 33.5 494
[-2]
高橋祥泰 4
5 11 クラウンシチー 牡7 57 横山典弘 1:21.1 1.1/4 34.2 500
[-4]
奥平真治 11

失意のBCクラシック(米GI)から6ヶ月半後、帰って来たタイキブリザードは、その巨漢に輪を掛けた姿で、京王杯SCをコースレコードにて制しました。

*

第47回安田記念(GI)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 10 タイキブリザード 牡6 58 岡部幸雄 1:33.8    34.5 546
[0]
藤沢和雄 1
2 16 ジェニュイン 牡5 58 田中勝春 1:33.9 クビ 34.9 494
[-12]
松山康久 5
3 7 スピードワールド 牡3 54 田原成貴 1:34.1 1.1/2 34.3 484
[-4]
小西一男 3
4 9 アマジックマン 牡5 58 武豊 1:34.2 3/4 34.6 486
[不明]
R.マッカナリー 4
5 17 ナムラホームズ 牡4 58 上村洋行 1:34.4 1.1/4 34.7 436
[-4]
野村彰彦 15

「今度こそ、今度こそ、今度こそ勝ったぁ!!」。CX系の実況、青嶋達也アナの絶叫の通り、前々年の3着、前年の2着と来て、まさに「三度目の正直」でもぎ取った1着。万能選手の権化、タイキブリザード、満6歳春にして、ついにGIの大輪を蹄中に収めたのでした。

*

大柄の黒い馬体、深く沈み込むクビ使いの疾走、そして鞍上の「緑、白星散、袖白縦縞」の勝負服から、ひと目見ただけで「タイキブリザード」と分かったものです。

競馬を知って以後、「世界的良血馬」という響きを何度も耳にしましたが、最初期に出会ったタイキブリザードに勝る馬は、未だに現れておらず。まま、何せ米GI6勝のTheatricalの半弟、そして父が米国首位種牡馬にもなった名馬Seattle Slewですから、ね^^;

そんな「良家のお坊っちゃん」然としたタイキブリザードでしたが、ど根性を見せて、満6歳の春に京王杯SC、安田記念と連勝してくれたのは、本当に嬉しいことでした。1997年の春は、中島理論的良馬、つまりは父から0交配を受けた馬が次から次へとGIを勝って、改めて威力の凄さを思ったもの。その締めがタイキブリザードによる、安田記念の勝利。シビレました。

今は、鹿児島県のNPO法人ホーストラストで余生を過ごしている、タイキブリザード。満23歳、既に老境の域ですが、30歳まで存命だった半兄に負けず、長生きして欲しいものです。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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2014年3月 8日 (土)

織姫の孫の織姫、祖母の誕生日を祝う。

ハープスター 牝 鹿毛 2011.4.24生 安平・ノーザンファーム生産 馬主・(有)キャロットファーム 栗東・松田博資厩舎

ハープスター(2011.4.24)の4代血統表

ディープインパクト
鹿毛 2002.3.25
種付け時活性値:0.00
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ウインドインハーヘア
鹿毛 1991.2.20
Alzao
鹿毛 1980.2.28
Lyphard 1969
Lady Rebecca 1971.2.28
Burghclere
鹿毛 1977.4.26
Busted 1963
Highclere 1971
ヒストリックスター
鹿毛 2005.4.16
仔受胎時活性値:1.25
ファルブラヴ
鹿毛 1998.2.28
種付け時活性値:1.50
Fairy King
鹿毛 1982.3.4
Northern Dancer 1961.5.27
Fairy Bridge 1975.5.4
Gift of the Night
黒鹿毛 1990.2.7
Slewpy 1980.3.28
Little Nana 1975.3.18
ベガ
鹿毛 1990.3.8
仔受胎時活性値:1.50
トニービン
鹿毛 1983.4.7
種付け時活性値:1.50
カンパラ 1976.2.19
Severn Bridge 1965
アンティックヴァリュー
鹿毛 1979.2.25
仔受胎時活性値:0.50
Northern Dancer
鹿毛1961.5.27
種付け時活性値:0.25
Moonscape
鹿毛 1967.3.12
仔受胎時活性値:0.75

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×4・4>

ハープスター(2011.4.24)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ディープインパクト
(Halo系)
ファルブラヴ
(Northern Dancer系)
トニービン
(カンパラ系)
◆Northern Dancer
(Nearctic系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
ファルブラヴ
(Djeddah)
4.00 祖母が2冠牝馬
(No.9-f)
3番仔
(3連産目)

織姫の孫の織姫、ハープスター。お祖母ちゃんが存命であれば、24歳の誕生日を祝いました。お祖母ちゃんが制したのは、重賞になる前のチューリップ賞でしたが、孫も続きました。

果たして、仁川と府中のGI舞台で、「西の一等星、再び」となりますでしょうか。楽しみな血統馬の活躍を期待したいものです。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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2014年3月 5日 (水)

ライスシャワー(1989.3.5)。

春を迎えると、日々、馬の誕生日を思ってしまうオオハシでございます。という訳で、その日に生まれた馬を辿る企画を、今年2014年も毎週水曜日にお届けしたいと思います。その第1回は「淀を愛し、淀に散った、最後のステイヤー」を。

ライスシャワー 牡 黒鹿毛 1989.3.5生~1995.6.4没 登別・ユートピア牧場生産 馬主・栗林英雄氏 美浦・飯塚好次厩舎

ライスシャワー(1989.3.5)の4代血統表
リアルシャダイ
黒鹿毛 1979.5.27
種付け時活性値:0.25

Roberto
鹿毛 1969.3.16
Hail to Reason
黒鹿毛 1958.4.18
Turn-to 1951
Nothirdchance 1948
Bramalea
黒鹿毛 1959.4.12
Nashua 1952.4.14
Rarelea 1949
Desert Vixen
黒鹿毛 1970.4.19
In Reality
鹿毛 1964.3.1
Intentionally 1956.4.2
My Dear Girl 1957.2.17
Desert Trial
栗毛 1963.5.14
Moslem Chief 1957.3.24
Scotch Verdict 1960.5.12 
ライラックポイント
鹿毛 1979.3.26
仔受胎時活性値:0.25
マルゼンスキー
鹿毛 1974.5.19
種付け時活性値:1.00
Nijinsky
鹿毛 1967.2.21
Northern Dancer 1961.5.27
Flaming Page 1959.4.24
シル
鹿毛 1970.4.22
Buckpasser 1963.4.28
Quill 1956.2.24
クリカツラ
黒鹿毛 1962.4.21
仔受胎時活性値:2.00
ティエポロ
鹿毛 1955
種付け時活性値:1.50
Blue Peter 1936
Trevisana 1945
クリノホシ
鹿毛 1953.5.8
仔受胎時活性値:2.00
プリメロ
鹿毛 1931
種付け時活性値:1.25
オホヒカリ
栗毛 1943.4.15
仔受胎時活性値:1.00

<5代血統表内のクロス:なし>

ライスシャワー(1989.3.5)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
リアルシャダイ
(Hail to Reason系)
マルゼンスキー
(Nijinsky系)
ティエポロ
(Fairway系)
プリメロ
(Blandford系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
ティエポロ
(Niccolo Dell'Arca)
4.50 半姉クリダリア
(No.1-c アイリッシュアイズ系)
4番仔
(4連産目)

*

新馬(新潟芝1000m)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 8 ライスシャワー 牡2 50 水野貴広 0:58.6    34.8 446
[0]
飯塚好次 2
2 9 ダイイチリユモン 牡2 53 増沢末夫 0:58.7 クビ 35.2 458
[0]
戸山為夫 1
3 5 アイネストキオ 牡2 53 安田富男 0:59.4 4 35.1 454
[0]
嶋田功 5
4 10 アイネスブレーブ 牡2 53 中舘英二 0:59.9 3 36.7 464
[0]
加藤修甫 6
5 4 ギャロップリーダー 牡2 53 菅野昭夫 1:00.0 1/2 35.1 502
[0]
富田六郎 3

後の名ステイヤーのデビュー戦は、まだ右回りだった新潟の芝1000mでした。ライスシャワーは、残した成績は確かに超長距離砲なのですが、「最後の直線、一瞬の切れ味を以て敵を屠る」というイメージもあるのです。その瞬発力の確かさは、デビューから垣間見えていたのでした。そして、見れば2着には戸山為夫厩舎の馬が。

*

芙蓉S(中山芝1600m)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 8 ライスシャワー 牡2 53 水野貴広 1:36.1    36.7 444
[-2]
飯塚好次 2
2 6 アララットサン 牝2 53 岡部幸雄 1:36.1 アタマ 36.4 410
[0]
田中良平 1
3 4 ハーバーリファール 牡2 53 柴田善臣 1:36.4 1.3/4 36.5 402
[-8]
佐々木亜良 8
4 2 タマアワー 牡2 53 中舘英二 1:36.7 2 37.0 430
[0]
境征勝 3
5 5 サクラミサキオー 牡2 53 小島太 1:37.2 3 37.5 464
[-2]
境勝太郎 5

新潟3歳S(現新潟2歳S、GIII)を3番人気11着と敗れた後、反抗に打って出た舞台は中山芝1600mの芙蓉S。デビュー戦についで、1番人気馬を僅差でしのぎ切りました。今はマイネイサベル(2008.4.11)等の管理で知られる水野貴広調教師、騎手デビュー年である1991年、満2歳時のライスシャワーに騎乗して2戦2勝。満3歳以後は主戦が的場均騎手になったこともあり、実は水野師はライスシャワーに乗って負けていないのでした。

*

第53回菊花賞(GI)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
4F
馬体重
[前走比]
調教師
1 8 ライスシャワー 牡3 57 的場均 3:05.0 日本
レコード
46.6 438
[0]
飯塚好次 2
2 7 ミホノブルボン 牡3 57 小島貞博 3:05.2 1.1/4 47.3 512
[+4]
戸山為夫 1
3 10 マチカネタンホイザ 牡3 57 岡部幸雄 3:05.2 アタマ 46.9 484
[+4]
伊藤雄二 3
4 2 メイキングテシオ 牡3 57 大崎昭一 3:06.4 7 47.7 446
[-4]
橋口弘次郎 6
5 18 ダイイチジョイフル 牡3 57 千田輝彦 3:06.7 2 47.5 454
[0]
伊藤雄二 8

私が競馬者として忘れることが出来ない日付。それは1992年11月8日、第53回菊花賞の日です。第53回菊花賞、私が初めて意識をして競馬中継を見たレースでした。私の競馬者としての出発点となったレース。生涯忘れることはありません。

*

第41回日経賞(GII)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 11 ライスシャワー 牡4 58 的場均 2:35.8    34.9 442
[-6]
飯塚好次 1
2 3 イタリアンカラー 牡6 57 横山典弘 2:36.2 2.1/2 34.7 460
[0]
稗田研二 4
3 1 シャコーグレイド 牡5 57 蛯名正義 2:36.2 クビ 34.8 474
[0]
矢野照正 8
4 4 サクラセカイオー 牡4 56 小島太 2:36.3 3/4 35.1 468
[+6]
境征勝 3
5 9 アイルトンシンボリ 牡4 56 岡部幸雄 2:36.4 1/2 35.3 488
[+2]
畠山重則 2

今となっては懐かしい、2月の目黒記念(GII)でマチカネタンホイザ(1989.5.7)の2着とひと叩きして臨んだ日経賞。単勝1.8倍の断然人気に応えて、先行2番手から早め押し切りの横綱競馬での快勝でした。

着々と、頂上決戦への準備を整えていた、ライスシャワー。極限は、その次走で。

*

第107回天皇賞・春(GI)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 3 ライスシャワー 牡4 58 的場均 3:17.1 コース
レコード
36.3 430
[-12]
飯塚好次 2
2 14 メジロマックイーン 牡6 58 武豊 3:17.5 2.1/2 36.8 500
[-4]
池江泰郎 1
3 9 メジロパーマー 牡6 58 山田泰誠 3:17.6 3/4 37.0 472
[-2]
大久保正陽  4
4 5 マチカネタンホイザ 牡4 58 岡部幸雄 3:18.6 6 37.4 478
[-10]
伊藤雄二 3
5 10 レットイットビー 牡5 58 佐藤哲三 3:19.4 5 37.7 466
[0]
吉岡八郎 10

薄皮を1枚ずつ剥ぐようにして、さながら戦いに挑むボクサーのように。自身の刃を研いだ、ライスシャワーの馬体重は自身最低タイの430kg。標的は唯1頭。3年連続盾制覇の大偉業を狙っていた、メジロマックイーン(1987.4.3)。最後の直線、あっという間の瞬発力を見せ付けた、ライスシャワー。まさに、刺客。

*

第111回天皇賞・春(GI)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 3 ライスシャワー 牡6 58 的場均 3:19.9    36.0 442
[-4]
飯塚好次 4
2 15 ステージチャンプ 牡5 58 蛯名正義 3:19.9 ハナ 35.3 452
[-2]
矢野進 6
3 17 ハギノリアルキング 牡5 58 武豊 3:20.0 3/4 35.8 470
[-2]
小林稔 3
4 13 インターライナー 牡4 58 横山典弘 3:20.2 1.1/4 36.3 496
[0]
柄崎孝 2
5 1 エアダブリン 牡4 58 岡部幸雄 3:20.4 1.1/4 36.0 466
[-6]
伊藤雄二 1

思えば、同じ2枠3番。2年前は徹底マークの末に有無を言わせぬ切れ味で強敵を屠ったライスシャワー。2年後は、自身が長距離の王者たるべく姿を見せるかのように、その矜持のままに、向こう正面で先頭に立って、受けて立つ競馬。見直す度に美しい、その走る姿、その身体の使い方。長距離を走る為に生まれて来た、ライスシャワー。ステージチャンプ(1990.5.17)の猛追を、ゴール板、ハナだけ退けて、再びの盾奪取。終わってみれば、リアルシャダイ産駒のワンツースリーフィニッシュ。勝ったのは、ライスシャワー。

*

淀芝3000m以上のレースでは3戦3勝。淀を愛し、淀に散った、最後のステイヤー。

私は、淀に出向いた時は、やはり、石碑のところまで足を運んで、手を合わせてしまうのです。

生涯忘れ得ぬ馬、ライスシャワー。

黒鹿毛のその疾走、 心の中で、永遠に。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてがどうか無事でありますように。

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2014年3月 2日 (日)

第31回フェブラリーS(GI)の勝ち馬。

コパノリッキー 牡 栗毛 2010.3.24生 日高・ヤナガワ牧場生産 馬主・小林祥晃氏 栗東・村山明厩舎

コパノリッキー(2010.3.24)の4代血統表
ゴールドアリュール
栗毛 1999.3.3
種付け時活性値:0.50
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ニキーヤ
鹿毛 1993.4.4
Nureyev
鹿毛 1977.5.2
Northern Dancer 1961.5.27
Special 1969.3.28
Reluctant Guest
鹿毛 1986.2.21
Hostage 1979.2.13
Vaguely Royal 1974.3.7
コパノニキータ
栗毛 2001.4.26
仔受胎時活性値:2.00

ティンバーカントリー
栗毛 1992.4.14
種付け時活性値:0.00
★Woodman
栗毛 1983.2.17
Mr.Prospector 1970.1.28
プレイメイト 1975.4.12
Fall Aspen
栗毛 1976.3.9
Pretense 1963.4.19
Change Water 1969.4.7
ニホンピロローズ
栗毛 1996.5.22
仔受胎時活性値:1.00
トニービン
鹿毛 1983.4.7
種付け時活性値:1.00
カンパラ 1976.2.19
Severn Bridge 1965
ウェディングブーケ
鹿毛 1990.5.13
仔受胎時活性値:1.25
リアルシャダイ
黒鹿毛 1979.5.27
種付け時活性値:0.50
アリーウイン
栗毛 1984.4.18
仔受胎時活性値:1.25

<5代血統表内のクロス:なし>

コパノリッキー(2010.3.24)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ゴールドアリュール
(Halo系)
★ティンバーカントリー
(Mr.Prospector系)
トニービン
(ゼダーン系)
リアルシャダイ
(Roberto系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
トニービン
(ニホンピロローズ)
5.50 サンライズペガサスと同牝系
(No.1-o)
3番仔
(3連産目)

*

では、以下にコパノリッキーのごくごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

ウェディングブーケ 1990.5.13 不出走
|ニホンピロローズ 1996.5.22 中央0勝+地方0勝
||コパノニキータ 2001.4.26 中央3勝
|||コパノリッキー 2010.3.24 (本馬) フェブラリーS(GI) 兵庫CS(JpnII) 伏竜S(OP)

曾祖母ウェディングブーケからの分枝ではコパノリッキーが初めてのブラックタイプということになります。ただ、高祖母アリーウインからの別分枝に大阪杯(GII)2勝、毎日王冠(GII)と重賞3勝を挙げたサンライズペガサス(1998.4.15)がいます。サンライズペガサスが満7歳時、2005年の大阪杯、毎日王冠の勝利は、本当に立派でしたね。よくぞ屈腱炎から立ち直ったもの。馬自身と周りの人間の頑張りを思いました。

*

第31回フェブラリーS(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 13 コパノリッキー 牡4 57 田辺裕信 1:36.0    35.3 530
[+4]
村山明 16
2 15 ホッコータルマエ 牡5 57 幸英明 1:36.1 1/2 35.1 506
[0]
西浦勝一 2
3 11 ベルシャザール 牡6 57 C.デムーロ 1:36.4 1 3/4 35.1 540
[+2]
松田国英 1
4 6 ノーザンリバー 牡6 57 戸崎圭太 1:36.4 クビ 35.4 480
[0]
浅見秀一 11
5 12 ブライトライン 牡5 57 福永祐一 1:36.5 クビ 35.5 528
[+4]
鮫島一歩 7

コパノリッキー、村山明厩舎のエースだったテスタマッタ(2006.3.19)が抜けた穴を、すぐさま埋める形で、先輩と同じフェブラリーSにてGI奪取。それは、関東期待の若武者である田辺裕信騎手にとっても、初めてのGI制覇でした。巡り合わせもあったのかも知れませんが、コパノリッキー、これで7枠発進の折は、4戦4勝となりました。栗毛に星ひとつの馬体、オレンジの帽子に「黄、赤一本輪、黄袖」の勝負服。砂上で華やかに舞った馬人、これは嬉しかったでしょう。

アッと驚く最低人気での勝利でしたけれど、先行2番手からの粘り腰で、ジーワン5勝馬と、昨年のJRA最優秀ダートホースを封じたのですから、褒め称えられなければなりません。フロックで勝てる程、GIレースは甘いモノではありません。強い者が勝つのではなく、勝った者が強い。勝負とは、そういうものです。

もちろん、GIレースを勝ったからには、「その後」が付いて回ります。コパノリッキー、まだ若い4歳馬、鞍上と共に、これから更なる活躍を見せて欲しいと願います。

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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2013年12月22日 (日)

第58回有馬記念(GI)の勝ち馬。

オルフェーヴル 牡 栗毛 2008.5.14生 白老・(有)社台コーポレーション白老ファーム生産 馬主・(有)サンデーレーシング 栗東・池江泰寿厩舎

オルフェーヴル(2008.5.14)の4代血統表
ステイゴールド
黒鹿毛 1994.3.24
種付け時活性値:1.25
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ゴールデンサッシュ
栗毛 1988.4.23
ディクタス
栗毛 1967.4.11
Sanctus 1960.2.28
Doronic 1960.3.25
ダイナサッシュ
鹿毛 1979.3.16
ノーザンテースト 1971.3.15
ロイヤルサッシュ 1966
オリエンタルアート
栗毛 1997.5.12
仔受胎時活性値:0.50
メジロマックイーン
芦毛 1987.4.3
種付け時活性値:0.25
★メジロティターン
芦毛 1978.3.22
メジロアサマ 1966.2.23
シェリル 1971.5.15
メジロオーロラ
栗毛 1978.3.8
リマンド 1965.2.16
メジロアイリス 1964.4.8
エレクトロアート
栗毛 1986.3.29
仔受胎時活性値:0.50
ノーザンテースト
栗毛 1971
種付け時活性値:1.50
Northern Dancer 1961
Lady Victoria 1962
グランマスティーヴンス
栗毛 1977.2.9
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
Lt.Stevens
鹿毛 1961
種付け時活性値:1.75
Dhow
芦毛 1968.3.21
仔受胎時活性値:2.00

<5代血統表内のクロス:ノーザンテースト4×3>

オルフェーヴル(2008.5.14)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ステイゴールド
(Halo系)
メジロマックイーン
(Djebel系)
◆ノーザンテースト
(Northern Dancer系)
Lt.Stevens
(Nasrullah系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Lt.Stevens
(エレクトロアート)
5.00 or 3.00 全兄ドリームジャーニー
(No.8-c)
5番仔
(5連産目)

*

以下にオルフェーヴルのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

グランマスティーヴンス 1977.2.9 米1勝
|エレクトロアート 1986.3.29 中央4勝
||シュペルノーヴァ 1995.3.11 中央4勝
||オリエンタルアート 1997.5.12 中央3勝
|||ドリームジャーニー 2004.2.24 中央9勝 有馬記念(GI) 宝塚記念(GI) 朝日杯FS(現GI)含む重賞7勝
|||オルフェーヴル 2008.5.14 (本馬) 東京優駿(GI) 菊花賞(GI) 皐月賞(GI) 有馬記念(GI)2回 宝塚記念(GI) フォア賞(仏GII)2回 大阪杯(GII) 神戸新聞杯(GII) スプリングS(GII)ほか

兄弟で重ねたJRAGI勝利は合計9つで、ダイワメジャー(2001.4.8)&ダイワスカーレット(2004.5.13)兄妹と並ぶ最多勝記録となりました。素晴らしきはオルフェーヴル、敬うべきはドリームジャーニー、そして尊ぶべきは母オリエンタルアート。

*

第58回有馬記念(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 6 オルフェーヴル 牡5 57 池添謙一 2:32.3    36.0 466
[不明]
池江泰寿 1
2 4 ウインバリアシオン 牡5 57 岩田康誠 2:33.6 8 37.3 534
[-4]
松永昌博 4
3 14 ゴールドシップ 牡4 57 R.ムーア 2:33.8 1 1/2 37.8 498
[-2]
須貝尚介 2
4 11 ラブイズブーシェ 牡4 57 武豊 2:34.2 2 1/2 37.6 456
[+6]
村山明 12
5 7 タマモベストプレイ 牡3 55 和田竜二 2:34.3 クビ 38.3 496
[-6]
南井克巳 16

強かった。圧巻のマクリ一発、同期のウインバリアシオン(2008.4.10)を8馬身置き去りにした末脚。

金色の三冠馬は、その褪せることのない記録と記憶で、後世に語り継がれていくのでしょう。

世代を重ねる役目が待っています。願わくは、自身の仔から、自身の果たせなかった凱旋門賞(仏GI)を制する馬を送り込んで欲しいもの。

時は馬と共に駆け、血は馬と共に巡り、夢も馬と共に続いて行きます。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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