2014年12月 7日 (日)

第34回ジャパンカップ(GI)の勝ち馬。

エピファネイア 牡 鹿毛 2010.2.11生 安平・ノーザンファーム生産 馬主・(有)キャロットファーム 栗東・角居勝彦厩舎

エピファネイア(2010.2.11)の4代血統表
シンボリクリスエス
黒鹿毛 1999.1.21
種付け時活性値:0.50
Kris S.
黒鹿毛 1977.4.25
Roberto
鹿毛 1969.3.16
Hail to Reason 1958.4.18
Bramalea 1959.4.12
Sharp Queen
鹿毛 1965.4.19
★Princequillo 1940
Bridgework 1955
Tee Kay
黒鹿毛 1991.2.9
★Gold Meridian
黒鹿毛 1982.4.14
Seattle Slew 1974.2.15
Queen Louie 1968.4.9
Tri Argo
黒鹿毛 1982.5.18
Tri Jet 1969.4.3
Hail Proudly 1969.3.5
シーザリオ
青毛 2002.3.31
仔受胎時活性値:1.75
スペシャルウィーク
黒鹿毛 1995.5.2
種付け時活性値:1.50
★サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
Halo 1969.2.7
Wishing Well 1975.4.12
キャンペンガール
鹿毛 1987.4.19
マルゼンスキー 1974.5.19
レディーシラオキ 1978.4.3
キロフプリミエール
鹿毛 1990.4.15
仔受胎時活性値:0.75
★Sadler's Wells
鹿毛 1981.4.11
種付け時活性値:0.00
Northern Dancer 1961.5.27
Fairy Bridge 1975.5.4
Querida
黒鹿毛 1975.3.14
仔受胎時活性値:1.50
★Habitat
鹿毛 1966.5.4
種付け時活性値:0.00
Principia
鹿毛 1970.5.20
仔受胎時活性値:1.00

<5代血統表内のクロス:Hail to Reason4×5>

エピファネイア(2010.2.11)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
シンボリクリスエス
(Roberto系)
スペシャルウィーク
(Halo系)
Sadler's Wells
(Northern Dancer系)
★Habitat
(Sir Gaylord系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
スペシャルウィーク
(レディーシラオキ)
5.00 母がGI2勝馬
(No.16-a)
3番仔
(不受胎後)

*

では、以下にエピファネイアのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

Querida 1975.3.14 愛1勝
|Be Discreet 1981.6.6 仏5勝
||Gothenberg 1993.4.28 愛伊独仏英UAE7勝 愛インターナショナルS(GII) エミリオトゥラティ賞(伊GII)含む重賞4勝
||Omaha City 1994.5.11 英独9勝 モエシャンドンレネン(独GII)2着 ビーズウイングS(英GIII)3着
||Lindesberg 1995.5.20 英0勝
|||スイートハビタット 2000.3.30 中央2勝
||||スイートサルサ 2010.3.15 中央現役 クイーンC(GIII)2着 府中牝馬S(GII)3着
|||Amadeus Mozart 2003.3.22 愛英シンガポール11勝 フィーニクスS(愛GI)2着
|Theatre Critic 1987.3.18 仏米4勝 ドーヴィル大賞(仏GII)2着 グレフュール賞(仏GII)2着
|Wheeler's Wonder 1989.4.18 英5勝
||Anna Pavlova 2003.3.9 英愛仏10勝 ランカシャーオークス(英GII) ロワイヤリュー賞(仏GII)ほか
|キロフプリミエール 1990.4.15 米愛仏5勝 ラドガーズH(米GIII) アシーニアH(米GIII)2着
||シーザリオ 2002.3.31 日米5勝 優駿牝馬(GI) アメリカンオークス招待S(米GI) フラワーC(GIII)ほか
|||エピファネイア 2010.2.11 (本馬) ジャパンカップ(GI) 菊花賞(GI) 神戸新聞杯(GII) ラジオNIKKEI杯2歳S(GIII)ほか
||Savannah's Choice 2007.9.10 豪3勝 ドゥームベンロージズS(GIII)2着
|マザーメリー 1993.3.19 中央4勝 函館SS(GIII)2着

「Japanese superstar Cesario!!」。シーザリオ、繁殖牝馬としても、やっぱりスーパースターでした。という訳で、ぜひ見ておきましょう。

実は、イスラボニータ(2011.5.21)のお母さん、エイシンアポロン(2007.1.22)のお母さん、アダムスピーク(2009.2.12)のお母さんも一緒に走っています。2005年のアメリカンオークス招待Sは「後の名繁殖牝馬の出世レース」でもあったのかも知れません。

*

第34回ジャパンカップ(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 4 エピファネイア 牡4 57 C.スミヨン 2:23.1    35.0 492
[+2]
角居勝彦 4
2 1 ジャスタウェイ 牡5 57 福永祐一 2:23.8 4 35.1 498
[不明]
須貝尚介 3
3 15 スピルバーグ 牡5 57 北村宏司 2:23.9 1/2 34.8 508
[+2]
藤沢和雄 6
4 3 ジェンティルドンナ 牝5 55 R.ムーア 2:24.0 3/4 35.5 472
[+2]
石坂正 1
5 6 ハープスター 牝3 53 川田将雅 2:24.0 クビ 35.0 476
[不明]
松田博資 2

母が府中芝2400mを制した折と同じ黒い帽子、2枠4番からの発進。単勝4番人気だった4歳牡馬エピファネイア、角4、もといクリストフ・スミヨン騎手を鞍上に、4角4番手から抜け出すと、後は独走。「やっぱり強かったのか!!」と見る者に納得させてしまった、良馬場発表のジャパンカップでは最大着差となる4馬身差の快勝でした。うーん、4ばっかり^^;

母仔で3回目となる、黒い帽子でのGI勝利。そう、シーザリオの優駿牝馬、エピファネイアの菊花賞、ジャパンカップと、この母仔はJRAGIはすべて黒い帽子で制しているのです。ちなみに、シーザリオはフラワーCも2枠2番で勝っていますし、エピファネイアはデビュー戦を2枠2番で勝っています。まま、たまたまですけれど^^;

ともあれ、エピファネイア。強い馬が復活の狼煙を上げて挑む次の戦いは、暮れの大一番、有馬記念(GI)。「母仔クラシック制覇」と「母仔府中芝2400mGI制覇」は遂げました。となれば、後は「父仔グランプリ制覇」でしょうか。父シンボリクリスエスが最も強かった舞台は中山芝2500mでした。秋冬に良さを見せるKris S.系、そして非根幹距離に強いRoberto系。

エピファネイア、次走も楽しみにしています。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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第31回マイルチャンピオンシップ(GI)の勝ち馬。

ダノンシャーク 牡 鹿毛 2008.3.9生 門別・下河辺牧場生産 馬主・(株)ダノックス 栗東・大久保龍志厩舎

ダノンシャーク(2008.3.9)の4代血統表
ディープインパクト
鹿毛 2002.3.25
種付け時活性値:1.25
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ウインドインハーヘア
鹿毛 1991.2.20
Alzao
鹿毛 1980.2.28
Lyphard 1969
Lady Rebecca 1971.2.28
Burghclere
鹿毛 1977.4.26
Busted 1963
Highclere 1971
カーラパワー
鹿毛 1998.2.5
仔受胎時活性値:0.25
Caerleon
鹿毛 1980.3.27
種付け時活性値:0.25
Nijinsky
鹿毛 1967.2.21
Northern Dancer 1961.5.27
Flaming Page 1959.4.24
Foreseer
黒鹿毛 1969.4.12
Round Table 1954.4.6
Regal Gleam 1964.3.17
Jabali
鹿毛 1991.1.30
仔受胎時活性値:1.50
Shirley Heights
鹿毛 1975
種付け時活性値:1.75
Mill Reef 1968.2.23
Hardiemma 1969
Toute Cy
鹿毛 1979.5.4
仔受胎時活性値:0.75
★Tennyson
鹿毛 1970.3.22
種付け時活性値:0.00
Adele Toumignon
芦毛 1971.4.16
仔受胎時活性値:1.75

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×4、Hail to Reason4×5>

ダノンシャーク(2008.3.9)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ディープインパクト
(Halo系)
Caerleon
(Nijinsky系)
Shirley Heights
(Mill Reef系)
Tennyson
(Val de Loir系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Shirley Heights
(Jabali)
4.25 曾祖母の孫にモンジュー
(No.1-u)
5番仔
(2連産目)

*

では、以下にダノンシャークの曾祖母からの代でも豪華な近親牝系図を示しておきます。

Toute Cy 1979.5.4 仏0勝
|Floripedes 1985.5.11 仏2勝 リュテス賞(GIII) ロワイヤルオーク賞(GI)2着
||Cuixmala 1991.2.23 不出走
|||Mont Rocher 1995.3.18 仏英豪UAE11勝 アンドレバボワン賞(仏GIII)2着 ラクープドメゾンラフィット(仏GIII)2着ほか
||Cumbres 1993.1.28 不出走
|||Arkadina 2004.3.29 愛1勝 ギヴサンクスS(GIII)3着
|||Again 2006.5.22 愛英仏4勝 愛1000ギニー(GI) モイグレアスタッドS(愛GI) デビュターントS(愛GII)ほか
||Le Paillard 1994.2.13 仏米5勝 サンファンカピストラーノH(当時米GI)2着
||モンジュー 1996.4.4 仏英愛11勝 凱旋門賞(仏GI) "キング・ジョージ"(英GI) 愛ダービー(GI) 仏ダービー(GI)含むGI6勝ほか
||Le Fou 1999.5.3 仏3勝 ラフォルス賞(GIII)2着
|Dadarissime 1989.4.23 仏6勝 ヴィコンテッスヴィジェ賞(GII) バルブヴィル賞(仏GIII) リュテス賞
|Jabali 1991.1.30 仏0勝
||カーラパワー 1998.2.5 仏2勝
|||ダノンシャーク 2008.3.9 (本馬) マイルチャンピオンシップ(GI) 京都金杯(GIII) 富士S(GIII)ほか
|||レイカーラ 2009.4.20 中央現役 ターコイズS(OP)
||Grand Lili 2001.3.6 愛障害2勝+仏愛1勝
|||Clondinnery 2008.2.20 愛2勝 レイルウェイS(GII)3着

曾祖母からの分枝に活躍馬が居並ぶ活力ある1号族。その中でも、やはり、モンジューは別格ですね。いま思えば、3歳時である1999年、よくぞジャパンカップ(GI)に出走してくれたものです。その前走である凱旋門賞、逃げ粘るエルコンドルパサー(1995.3.17)と蛯名正義騎手を、外から交わした時のモンジューとM.キネーン騎手が憎たらしかったこと^^;

とはいえ、モンジュー、20世紀末の欧州を代表する、本物の名馬でした。

*

第31回マイルチャンピオンシップ(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 12 ダノンシャーク 牡6 57 岩田康誠 1:31.5 レース
レコード
34.1 444
[+2]
大久保龍志 8
2 8 フィエロ 牡5 57 福永祐一 1:31.5 ハナ 34.4 508
[-2]
藤原英昭 3
3 3 グランデッツァ 牡5 57 秋山真一郎 1:31.7 1 1/2 34.8 498
[0]
平田修 9
4 13 トーセンラー 牡6 57 武豊 1:31.8 3/4 34.1 466
[+2]
藤原英昭 2
5 7 エキストラエンド 牡5 57 W.ビュイック 1:31.9 1/2 34.3 472
[+4]
角居勝彦 12

昨年2013年は1番人気で3着と敗れた無念を、1年後にレースレコードで返しました、ダノンシャーク。野田みづきオーナーの持ち馬である1番人気馬ミッキーアイル(2011.3.12)が敗れても、終わってみれば、株式会社ダノックス名義で走らせるご主人、野田順弘オーナーの持ち馬が勝ったという結末でした。そしてそれは、今秋のJRAGIのトレンドであった「重賞未勝利馬の初重賞がGI勝ち」を、ついに、ハナ差で抑えるという結末でもありました。フィエロ(2009.3.14)、惜しかった。

しかし、上位5頭を見てみれば、3着のグランデッツァ(2009.3.3)を除く4頭がディープインパクト産駒。6頭出しで1番人気馬と4番人気馬がいなくとも、他で面倒を見てしまう。SS2世種牡馬は、自身のBMSの特徴を出す傾向もあるように思いますが、種牡馬ディープインパクトにとってのマイル戦は、硬質なスピードが持ち味のLyphard系であるAlzaoの血が騒ぐ舞台なのかも知れません。後は、牡馬にも良馬が多数輩出されましたので強くは言えませんが、産駒に女傑が見られるのはAlzaoらしさの一端でしょうか^^;

閑話休題。ダノンシャーク、満6歳秋に掴んだGI勝利により、種牡馬としての道も開けたのではないでしょうか。「名馬にして名種牡馬」となったモンジューの近親というのもアピールポイントです。気の早い話かもしれませんけれど、ラストチャンスをモノにした感もあるダノンシャークの未来に、幸多からんことを。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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第39回エリザベス女王杯(GI)の勝ち馬。

ラキシス 牝 鹿毛 2010.1.31生 安平・ノーザンファーム生産 馬主・大島昌也氏 栗東・角居勝彦厩舎

ラキシス(2010.1.31)の4代血統表
ディープインパクト
鹿毛 2002.3.25
種付け時活性値:1.75
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ウインドインハーヘア
鹿毛 1991.2.20
Alzao
鹿毛 1980.2.28
Lyphard 1969
Lady Rebecca 1971.2.28
Burghclere
鹿毛 1977.4.26
Busted 1963
Highclere 1971
マジックストーム
黒鹿毛 1999.2.3
仔受胎時活性値:0.50
Storm Cat
黒鹿毛 1983.2.27
種付け時活性値:1.75
Storm Bird
鹿毛 1978.4.19
Northern Dancer 1961.5.27
South Ocean 1967.4.8
Terlingua
栗毛 1976.2.7
Secretariat 1970.3.30
Crimson Saint 1969.3.15
Foppy Dancer
鹿毛 1990.6.3
仔受胎時活性値:2.00
Fappiano
鹿毛 1977.5.19
種付け時活性値:1.00
Mr.Prospector 1970.1.28
Killaloe 1970.3.17
Water Dance
栗毛 1977.2.2
仔受胎時活性値:1.00
Nijinsky
鹿毛 1967.2.21
種付け時活性値:0.25
Luiana
栗毛 1963.4.27
仔受胎時活性値:1.25

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×4・5>

ラキシス(2010.1.31)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ディープインパクト
(Halo系)
Storm Cat
(Storm Bird系)
Fappiano
(Mr.Prospector系)
Nijinsky
(Northern Dancer系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
ディープインパクト 4.75 母が米GII勝ち馬
(No.16-h)
5番仔+
(空胎後)

*

では、以下にラキシスのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

Water Dance 1977.2.22 米英6勝 ロングルックH(米GII)
|Sutter's Prospect 1985.4.6 米4勝 エクワポイズマイル(GIII)3着
|Foppy Dancer 1990.6.3 米1勝
||マジックストーム 1999.2.3 米3勝 モンマスオークス(GII) スピナウェイS(GI)3着 アディロンダックS(GII)3着
|||ラキシス 2010.1.31 (本馬) エリザベス女王杯(GI)1着1回、2着1回 中日新聞杯(GIII)2着
|||サトノアラジン 2011.2.16 現役 共同通信杯(GIII)3着 ラジオNIKKEI杯2歳S(GIII)3着
||Cat Dancer 2002.3.25 米1勝
|||Drill 2009.3.1 現役 デルマーフューチュリティ(米GI) サンヴィセンテH(米GII) ラサロバレラメモリアルS(米GIII)ほか

母が米GII勝ち馬で従兄が米GI馬という、近親にブラックタイプが見える活力ある16号族。ラキシスの全弟であるサトノアラジンにも期待が掛かりますね。

*

第39回エリザベス女王杯(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 1 ラキシス 牝4 56 川田将雅 2:12.3    33.4 458
[+2]
角居勝彦 3
2 5 ヌーヴォレコルト 牝3 54 岩田康誠 2:12.3 クビ 33.6 444
[-4]
斎藤誠 1
3 15 ディアデラマドレ 牝4 56 藤岡康太 2:12.5 1 1/4 33.1 450
[+6]
角居勝彦 6
4 2 フーラブライド 牝5 56 酒井学 2:12.6 クビ 33.4 484
[-4]
木原一良 10
5 3 キャトルフィーユ 牝5 56 C.ルメール 2:12.6 アタマ 33.8 470
[0]
角居勝彦 8

終わってみれば、秋のJRAGIで5戦連続となった「重賞未勝利馬のGI勝利」。「勝負事には流れがある」と、改めて思った一戦。

勝ったのは、昨年2着だった、ラキシス。2013年は大外8枠18番からの発進で負けた借りを、2014年は最内1枠1番からの発進で返しました。1番人気馬をクビだけ差し切ったそのレースぶり、川田将雅騎手渾身の追いを全霊に受けて応えたラキシス、お見事でした。

そうして見れば、角居勝彦厩舎は、3頭出しで3頭いずれも掲示板に載るという素晴らしさ。こちらもサスガでした。

ラキシスの配合を見ると、「ディープインパクト×Storm Cat牝馬」の組み合わせになっていますね。この配合はニックの様相を呈しており、日本ダービー(GI)馬キズナ(2010.3.5)、桜花賞(GI)馬アユサン(2010.2.21)、そしてラキシスと3頭のGI馬を輩出しています。3頭いずれも2010年生まれの同期生ですが、この世代には青葉賞(GII)を制したヒラボクディープ(2010.4.26)もいます。また、1歳年下の世代ですが、先日のアイルランドT(OP)を制した際のパフォーマンスでも注目された、5戦無敗の新星エイシンヒカリ(2011.5.3)も同じ組み合わせです。エイシンヒカリは、ディープインパクトが満8歳時の0交配も受けており、中島理論的にも注目ですね。

お話をラキシスに戻すと、次走は暮れの有馬記念(GI)の模様。これまでの全4勝中3勝が芝2200mで、芝2200mのGI2着1回、GII2着1回と非根幹距離を得意としている印象もありますので、中山芝2500mの舞台でも侮りがたし、というところでしょうか。果たして、ラキシスの更なる挑戦の結果や、如何に。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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2014年11月 3日 (月)

第150回天皇賞・秋(GI)の勝ち馬。

スピルバーグ 牡 黒鹿毛 2009.5.12生 千歳・社台ファーム生産 馬主・山本英俊氏 美浦・藤沢和雄厩舎

スピルバーグ(2009.5.12)の4代血統表
ディープインパクト
鹿毛 2002.3.25
種付け時活性値:1.50
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ウインドインハーヘア
鹿毛 1991.2.20
Alzao
鹿毛 1980.2.28
Lyphard 1969
Lady Rebecca 1971.2.28
Burghclere
鹿毛 1977.4.26
Busted 1963
Highclere 1971
プリンセスオリビア
栗毛 1995.2.20
仔受胎時活性値:1.25
Lycius
栗毛 1988.2.29
種付け時活性値:1.50
Mr. Prospector
鹿毛 1970.1.28
★Raise a Native 1961.4.18
Gold Digger 1962.5.28
Lypatia
鹿毛 1975.4.12
Lyphard 1969
Hypatia 1968
Dance Image
鹿毛 1990.3.16
仔受胎時活性値:1.00
★Sadler's Wells
鹿毛 1981.4.11
種付け時活性値:0.00
Northern Dancer 1961.5.27
Fairy Bridge 1975.5.4
Diamond Spring
栗毛 1977.1.27
仔受胎時活性値:1.00
Vaguely Noble
鹿毛 1965.5.15
種付け時活性値:0.75
Dumfries
栗毛 1973.2.18
仔受胎時活性値:0.75

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×5・4、Lyphard4×4、Goofed(♀)5×5・5>

スピルバーグ(2009.5.12)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ディープインパクト
(Halo系)
Lycius
(Mr.Prospector系)
Sadler's Wells
(Northern Dancer系)
Vaguely Noble
(Aureole系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
ディープインパクト 4.00 兄Flower Alley&トーセンラー
(No.17-b)
7番仔+
(4連産目+)

*

では、以下にスピルバーグの本当に簡単な近親牝系図を示しておきます。きょうだい馬を示すだけでも、十二分。

プリンセスオリビア 1995.2.20 米3勝
|Flower Alley 2002.5.7 米5勝トラヴァーズS(GI) レーンズエンドS(GII) ジムダンディS(GII)含む重賞4勝
|ブルーミングアレー 2007.3.24 中央4勝 フローラS(GII)3着
|トーセンラー 2008.4.21 現役 マイルチャンピオンシップ(GI) 京都記念(GII) きさらぎ賞(GIII)ほか
|スピルバーグ 2009.5.12 (本馬) 天皇賞・秋(GI) メイS(OP) プリンシパルS(OP)ほか

尊ぶべきは母プリンセスオリビア。これでGI勝ちを収めた産駒が3頭目。素晴らしい。

*

第150回天皇賞・秋(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 4 スピルバーグ 牡5 58 北村宏司 1:59.7    33.7 506
[-2]
藤沢和雄 5
2 1 ジェンティルドンナ 牝5 56 戸崎圭太 1:59.8 3/4 34.4 470
[+2]
石坂正 2
3 15 イスラボニータ 牡3 56 C.ルメール 1:59.8 アタマ 34.4 474
[0]
栗田博憲 1
4 11 ラブイズブーシェ 牡5 58 古川吉洋 1:59.9 1/2 34.3 452
[-2]
村山明 16
5 2 ヒットザターゲット 牡6 58 武豊 1:59.9 ハナ 33.8 512
[-2]
加藤敬二 10

出走18頭中唯一重賞勝ちの無かったスピルバーグが、満5歳秋の大一番で、大仕事を果たしました。これが良血のなせる技なのでしょうか、大外一気、見事な末脚の切れ味でした。

この天皇賞・秋制覇により、藤沢和雄調教師と北村宏司騎手の師弟コンビは、2006年の第1回ヴィクトリアマイル(GI)におけるダンスインザムード(2001.4.10)以来、8年ぶりとなるGI勝利でした。また、馬主の山本英俊氏は馬主歴11年目でのGI初制覇でした。藤沢厩舎と「水色、袖白一本輪」の勝負服の組み合わせは、随分と見て来た感もありますが、念願のGIが果たされました。おめでとうございました。

レース後の談話では、次は府中芝2400mの戦いを想定されている模様。映画界の巨匠の名を戴くスピルバーグ、競馬界でも世界に名を轟かせることが出来ますでしょうか。得手のコースではそうそう崩れない兄弟ですので、[6-1-2-1]という戦績となった府中の舞台、次もまた楽しみな一戦となるはずです。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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2014年11月 1日 (土)

第150回天皇賞・秋(GI)の出走予定馬について。

第150回天皇賞・秋(GI)の出走予定馬について

馬名
(生年月日)
[F No.]
母の
何番仔?
4代血統構成
母父 祖母父 曾祖母父
1 ジェンティルドンナ
(2009.2.20)
[16-f]
2番仔
(2連産目)
ディープインパクト Bertolini リファーズスペシャル ジュニアス
2 ヒットザターゲット
(2008.3.6)
[8-h]
5番仔
(不受胎後)
キングカメハメハ タマモクロス ニホンピロウイナー ★ノーザンテースト
3 デニムアンドルビー
(2010.4.16)
[9-f]
初仔 ディープインパクト キングカメハメハ ◆Nureyev ★Sharpen Up
4 スピルバーグ
(2009.5.12)
[17-b]
3番仔+
(3連産目+)
ディープインパクト Lycius Sadler's Wells Vaguely Noble
5 エピファネイア
(2010.2.11)
[16-a]
3番仔
(不受胎後)
シンボリクリスエス スペシャルウィーク Sadler's Wells ★Habitat
6 ダークシャドウ
(2007.2.17)
[A4]
7番仔
(7連産目)
ダンスインザダーク Private Account Danzig Sir Ivor
7 サトノノブレス
(2010.3.18)
[9-f]
8番仔
(空胎後)
ディープインパクト トニービン Always Run Lucky ★Irish River
8 ディサイファ
(2009.4.20)
[12-c]
3番仔+
(3連産目+)
ディープインパクト Dubai Millennium Danzig His Majesty
9 フェノーメノ
(2009.4.20)
[11-d]
5番仔
(5連産目)
ステイゴールド デインヒル Averof Major Portion
10 ペルーサ
(2007.3.20)
[6-a]
4番仔
(3連産目)
ゼンノロブロイ Candy Stripes Propicio Samos
11 ラブイズブーシェ
(2009.3.24)
[1-l シスターサリー系]
5番仔
(2連産目)
マンハッタンカフェ メジロマックイーン モガミ ボールドリック
12 フラガラッハ
(2007.4.3)
[11-d]
3番仔
(2連産目)
デュランダル トニービン Nureyev High Line
13 カレンブラックヒル
(2009.2.19)
[25]
5番仔+
(3番仔)
ダイワメジャー Grindstone Storm Cat Great Nephew
14 マーティンボロ
(2009.8.20)
[12-c]
9番仔
(9連産目)
ディープインパクト Nureyev Blushing Groom ◆Halo
15 イスラボニータ
(2011..5.21)
[4-n]
2番仔+
(不受胎後)
フジキセキ Cozzene Crafty Prospector Far North
16 トーセンジョーダン
(2006.2.4)
[9-a]
5番仔
(5連産目)
ジャングルポケット ノーザンテースト Crafty Prospector ★Secretariat
17 アスカクリチャン
(2007.4.11)
[3-n]
5番仔
(5連産目)
スターリングローズ ダイナレター マルゼンスキー Delta Judge
18 マイネルラクリマ
(2008.2.20)
[A4]
8番仔
(8連産目)
チーフベアハート サンデーサイレンス ニホンピロウイナー ノーザンテースト

府中芝2000mのゴールに待つのはどのような結末でしょうか。第150回天皇賞・秋。

  1. エピファネイア
  2. フェノーメノ
  3. イスラボニータ
  4. ジェンティルドンナ
  5. ヒットザターゲット

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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2014年10月26日 (日)

第75回菊花賞(GI)の勝ち馬。

トーホウジャッカル 牡 栗毛 2011.3.11生 日高・竹島幸治氏生産 馬主・東豊物産株式会社 栗東・谷潔厩舎

トーホウジャッカル(2011.3.11)の4代血統表
スペシャルウィーク
黒鹿毛 1995.5.2
種付け時活性値:1.75

サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
キャンペンガール
鹿毛 1987.4.19
マルゼンスキー
鹿毛 1974.5.19
Nijinsky 1967.2.21
シル 1970.4.22
レディーシラオキ
鹿毛 1978.4.3
セントクレスピン 1956
ミスアシヤガワ 1964.5.24
トーホウガイア
栗毛 2001.4.26
仔受胎時活性値:0.25
Unbridled's Song
芦毛 1993.2.18
種付け時活性値:1.75
Unbridled
鹿毛 1987.3.5
Fappiano 1977.5.19
Gana Facil 1981.2.9
Trolley Song
芦毛 1983.4.13

Caro 1967.4.11

Lucky Spell 1971.1.28
Agami
鹿毛 1995.2.27
仔受胎時活性値:1.25
Nureyev
鹿毛 1977.5.2
種付け時活性値:0.25
Northern Dancer 1961.5.27
Special 1969.3.28
Agacerie
鹿毛 1981.4.7
仔受胎時活性値:1.25
Exclusive Native
栗毛 1965.4.17
種付け時活性値:1.75
Quiet Charm
黒鹿毛 1971.2.25
仔受胎時活性値:0.25

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×4、Nearctic5×5(母方)>

トーホウジャッカル(2011.3.11)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
スペシャルウィーク
(Halo系)
Unbridled's Song
(Mr.Prospector系)
Nureyev
(Northern Dancer系)
Exclusive Native
(Raise a Native系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
スペシャルウィーク 3.00 半姉トーホウアマポーラ
(No.16-a)
4番仔
(4連産目)

*

では、以下にトーホウジャッカルのごくごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

Agacerie 1981.4.7 米9勝 ヴァインランドH(GIII) フラワーボウルH(米GI)3着
|Quiet Aggie 1994.2.2 米1勝
||Red Terror 2000.10.13 豪3勝 ATCフランクパッカープレイト(GIII)
|Agami 1995.2.27 仏英0勝
||トーホウガイア 2001.4.26 中央0勝+地方9勝
|||トーホウアマポーラ 2009.1.29 現役 CBC賞(GIII)
|||トーホウジャッカル 2011.3.11 (本馬) 菊花賞(GI) 神戸新聞杯(GII)3着

「スタミナの源泉は母方」と思っている私にとって、軽快な母系は超長距離では軽視してしまいがちなのです。でも、もはやそんな時代では無いのですね。そしてまた、半姉がCBC賞で連対しているクラシック勝ち馬といえば、かの栗毛の世紀末覇王を思い出してしまいます。

*

第75回菊花賞(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 2 トーホウジャッカル 牡3 57 酒井学 3:01.0 世界
レコード
34.5 484
[0]
谷潔 3
2 4 サウンズオブアース 牡3 57 蛯名正義 3:01.1 1/2 34.4 496
[+8]
藤岡健一 4
3 10 ゴールドアクター 牡3 57 吉田隼人 3:01.7 3 1/2 35.0 476
[-2]
中川公成 7
4 12 タガノグランパ 牡3 57 菱田裕二 3:01.8 3/4 34.8 490
[+10]
松田博資 10
5 6 ショウナンラグーン 牡3 57 吉田豊 3:01.8 クビ 34.6 474
[-8]
大久保洋吉 6

「やはり運と縁を大事にしないといけない」と思った、レース後でした。

それは余談で記しますが、トーホウジャッカルと酒井学騎手、先行5番手から終始リズムよく進めて、直線でも最内からのサウンズオブアース(2011.4.12)と蛯名正義騎手の追撃を振り切って、見事な菊花賞制覇。尾花栗毛に白色の帽子、「赤、青十字襷、袖白縦縞」の勝負服、左腕を突き上げてのガッツポーズ。鞍上の酒井騎手はデビュー17年目の菊花賞初騎乗初制覇、谷潔調教師にとっても開業20年目のGI初勝利、そしてまた種牡馬スペシャルウィークにとってもJRAGIを制した初めての牡馬産駒となりました。

そうして終わってみれば、淀芝3000mを3分1秒0というスーパーレコード!! 勝手に世界レコードと書きましたが、間違いなく世界レコードでしょう(^^;)

第75回菊花賞(GI)のラップタイム
   1F 2F 3F 4F 5F 6F 7F 8F 9F 10F 11F 12F 13F 14F 15F
1F毎 13.0 12.0 12.0 12.0 11.9 11.7 12.4 12.5 12.3 12.4 12.2 11.7 11.7 11.6 11.6
累計 13.0 25.0 37.0 49.0 60.9 72.6 85.0 97.5 109.8 122.2 134.4 146.1 157.8 169.4 181.0

最初の1000mが60秒9、1000mから2000mが61秒3、そして2000mから3000mが58秒8。淀みなく流れた淀の芝3000m、内枠を利してのレースだったにせよ、これを先行して押し切ったのですから、紛れも無く強いトーホウジャッカル。父スペシャルウィークが2着に敗れた無念を晴らしました。

生まれ日があの2011年3月11日、そして2歳時には腸炎で生死をさまよったというトーホウジャッカルが成し遂げたのは、デビューから149日という2歳戦が始まって以降の最短日数での菊花賞制覇。「菊花賞馬にフロックなし」は、よくよく知られた格言ですが、トーホウジャッカルのこれからが、ただただ楽しみになる菊花賞でした。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

  

#余談其の壱。トーホウジャッカルの生産は竹島幸治さん(=竹島牧場)ですが、縁あって、竹島牧場さんのスタッフの方とWEB上でやりとりさせて頂いたことが、かつてありました。竹島牧場さんの中央重賞初制覇となった、2008年のトーホウシャイン(2003.5.17)によるマーメイドS(GIII)の時のことでした。ああ、そう言えば、トーホウシャインの父もスペシャルウィークでしたね(^^;)

#余談其の弐。皆様もよくご存知のはずのPed Net。今週の週初めに「菊花賞の出走予定馬の確認をしておこう」と思い確認していたところ、トーホウジャッカルの登録が無かったんですね。ええ、オオハシさん、登録しましたよ。アドマイヤランディ(2011.4.29)と共に(^^;)

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2014年10月25日 (土)

第75回菊花賞(GI)の出走予定馬について。

第75回菊花賞(GI)の出走予定馬について

馬名
(生年月日)
[F No.]
母の
何番仔?
4代血統構成
母父 祖母父 曾祖母父
1 マイネルフロスト
(2011.3.8)
[15-a]
3番仔
(3連産目)
ブラックタイド ★グラスワンダー Dayjur Olden Times
2 トーホウジャッカル
(2011.3.11)
[16-a]
4番仔+
(4連産目+)
スペシャルウィーク Unbridled's Song Nureyev Exclusive Native
3 サングラス
(2011.4.26)
[8-a ステファニア系]
7番仔
(7連産目)
スタチューオブリバティ ダンスインザダーク ブライアンズタイム パーソロン
4 サウンズオブアース
(2011.4.12)
[23-b]
7番仔+
(不受胎後)
ネオユニヴァース Dixieland Band Secretariat Hoist the Flag
5 シャンパーニュ
(2011.3.19)
[3-e]
3番仔
(3連産目)
チチカステナンゴ サンデーサイレンス ★Fabulous Dancer Kaldoun
6 ショウナンラグーン
(2011.2.23)
[10-d デヴォーニア系]
初仔 シンボリクリスエス マンハッタンカフェ メジロライアン パーソロン
7 トーセンスターダム
(2011.3.14)
[9-a]
3番仔
(3連産目)
ディープインパクト エンドスウィープ ノーザンテースト Crafty Prospector
8 ワールドインパクト
(2011.4.5)
[21-a]
4番仔+
(3連産目)
ディープインパクト ★Pivotal Common Grounds Shareef Dancer
9 ハギノハイブリッド
(2011.2.21)
[9-c]
4番仔
(不受胎後)
タニノギムレット トニービン サンデーサイレンス Affirmed
10 ゴールドアクター
(2011.5.18)
[1-p ミアンダー系]
3番仔
(2連産目)
スクリーンヒーロー ★キョウワアリシバ マナード セダン
11 アドマイヤランディ
(2011.4.29)
[4-r]
5番仔
(5連産目)
ステイゴールド ジョリーズヘイロー Seeking the Gold Cyane
12 タガノグランパ
(2011.4.30)
[9-e]
2番仔
(2連産目)
キングカメハメハ スペシャルウィーク グルームダンサー Danzig
13 ミヤビジャスパー
(2011.2.23)
[22-b ニアーリーズン系]
3番仔
(不受胎後)
アドマイヤムーン スペシャルウィーク サクラユタカオー ノーザンテースト
14 トゥザワールド
(2011.4.12)
[9-f]
8番仔
(6連産目)
キングカメハメハ サンデーサイレンス ◆Nureyev ★Sharpen Up
15 ワンアンドオンリー
(2011.2.23)
[A4]
3番仔
(3連産目)
ハーツクライ タイキシャトル Danzig Mr.Prospector
16 サトノアラジン
(2011.2.16)
[16-h]
3番仔+
(2連産目)
ディープインパクト Storm Cat Fappiano Nijinsky
17 ヴォルシェーブ
(2011.3.16)
[2-f]
6番仔+
(3連産目)
ネオユニヴァース サンダーガルチ Alzao Busted
18 メイショウスミトモ
(2011.4.22)
[11-f マーシュメドウ系]
10番仔
(5連産目)
ゴールドアリュール ★アジュディケーティング ミスターシービー ネヴァービート

淀芝3000mの舞台に待つのは、波乱か平穏か。第75回菊花賞(GI)。

  1. ショウナンラグーン
  2. ワンアンドオンリー
  3. トゥザワールド
  4. ゴールドアクター
  5. ハギノハイブリッド
  6. トーセンスターダム

淀でGI3勝を挙げたメジロドーベル(1994.5.6)の孫から、日本ダービー(GI)馬、皐月賞(GI)2着馬(淀芝3戦3勝)、札幌芝2600m2連勝馬、京都新聞杯(GI)の勝ち馬、きさらぎ賞の勝ち馬(淀芝3戦3勝)まで。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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2014年10月19日 (日)

第19回秋華賞(GI)の勝ち馬。

ショウナンパンドラ 牝 鹿毛 2011.3.10生 白老・社台コーポレーション白老ファーム生産 馬主・国本哲秀氏 栗東・高野友和厩舎

ショウナンパンドラ(2011.3.10)の4代血統表

ディープインパクト
鹿毛 2002.3.25
種付け時活性値:0.00
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ウインドインハーヘア
鹿毛 1991.2.20
Alzao
鹿毛 1980.2.28
Lyphard 1969
Lady Rebecca 1971.2.28
Burghclere
鹿毛 1977.4.26
Busted 1963
Highclere 1971
キューティゴールド
栗毛 2004.1.9
仔受胎時活性値:1.50
フレンチデピュティ
栗毛 1992.1.30
種付け時活性値:0.75
Deputy Minister
黒鹿毛 1979.5.17
Vice Regent 1967.4.29
Mint Copy 1970.2.24
Mitterand
鹿毛 1981.2.19
Hold Your Peace 1969.1.24
Laredo Lass 1971.3.19
ゴールデンサッシュ
栗毛 1988.4.23
仔受胎時活性値:1.75
ディクタス
栗毛 1967.4.11
種付け時活性値:1.00
Sanctus 1960.2.28
Doronic 1960.3.25
ダイナサッシュ
鹿毛 1979.3.16
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
ノーザンテースト
栗毛 1971.3.15
種付け時活性値:1.75
ロイヤルサッシュ
鹿毛 1966
仔受胎時活性値:1.00

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×5・5>

ショウナンパンドラ(2011.3.10)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ディープインパクト
(Halo系)
フレンチデピュティ
(Vice Regent系)
ディクタス
(Fine Top系)
ノーザンテースト
(Northern Dancer系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
ノーザンテースト
(Hyperion)
6.25 or 4.25 伯父ステイゴールド
(No.1-t)
3番仔
(3連産目)

*

では、以下に祖母の代からでも充分に豪勢なショウナンパンドラの近親牝系図を示しておきます。

ゴールデンサッシュ 1988.4.23 中央0勝
|ステイゴールド 1994.3.24 中央5勝+海外2勝 香港ヴァーズ(GI) ドバイSC(当時UAEGII) 日経新春杯(GII) 目黒記念(GII)ほか
|グレースランド 1998.2.3 中央0勝
||ドリームパスポート 2003.3.14 中央3勝 神戸新聞杯(GII) きさらぎ賞(GIII) ジャパンカップ(GI)2着 皐月賞(GI)2着 菊花賞(GI)2着ほか
||ラウンドワールド 2010.5.7 中央現役 アンドロメダS(OP) コスモス賞(OP) 札幌2歳S(GIII)2着
|レクレドール 2001.2.24 中央4勝 ローズS(GII) クイーンS(GIII) 札幌記念(GII)2着ほか
|キューティゴールド 2004.1.9 中央0勝
||ショウナンパンドラ 2011.3.10 (本馬) 秋華賞(GI)
|メルヴェイユドール 2007.1.29 中央3勝 マーメイドS(GIII)3着

先日の第48回スプリンターズS(GI)を制したスノードラゴン(2008.4.6)に続いて、ロイヤルサッシュ系からGIホースが誕生しました。同一牝系の連動する活躍。ショウナンパンドラは、ロイヤルサッシュ系の本流とも言える流れから送り出されました。

*

第19回秋華賞(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 6 ショウナンパンドラ 牝3 55 浜中俊 1:57.0 レース
レコード
34.3 440
[0]
高野友和 3
2 4 ヌーヴォレコルト 牝3 55 岩田康誠 1:57.0 クビ 34.0 448
[+10]
斎藤誠 1
3 12 タガノエトワール 牝3 55 小牧太 1:57.2 1 1/4 34.4 442
[+2]
松田博資 4
4 1 ブランネージュ 牝3 55 秋山真一郎 1:57.2 クビ 34.7 462
[0]
藤岡健一 5
5 14 サングレアル 牝3 55 戸崎圭太 1:57.4 1 1/2 33.9 404
[-2]
松田博資 9

1000m通過が58秒0というハイペースでやりあう前の8頭を見るようにして、少し離れた9番手の内ラチ沿い。ショウナンパンドラと共に、手綱を握るコブシを落として進んでいた浜中俊騎手。赤い帽子に「赤、白一本輪、白袖」の勝負服を背に、鹿毛が気持ち良さそうに走っていました。

単勝1.5倍の1番人気、オークス(GI)馬ヌーヴォレコルト(2011.2.25)を向こうに回して、勝つならこれしか無い。3角から4角、そして直線と、内を縫うようにして伸びて来た、ショウナンパンドラと浜中騎手。外から猛追するヌーヴォレコルトと岩田康誠騎手でしたが、前を行く馬が遠い。それでも懸命に追い込んだものの、決勝点、わずかに「クビ」だけ先んじたのはショウナンパンドラと浜中騎手。

これまで掲示板を外したことのなかった頑張り屋さんのショウナンパンドラ、秋の大一番となった秋華賞をレースレコードで制し、初重賞をGIで射止めました。そしてまた、管理される高野友和調教師にとっても、開業4年目での初重賞がGIとなったのでした。おめでとうございました。

パンドラの箱は禁忌の象徴ですが、開かれたショウナンパンドラの箱から飛び出して来るのは、前途洋々の未来なのでしょう。3歳牝馬のライバルたちにとっては、開けてはいけないものだったのかも知れませんけれど、見ているファンとしては、強い馬がまた1頭現れた、嬉しい一戦でした。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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2014年10月13日 (月)

第48回スプリンターズS(GI)の勝ち馬。

スノードラゴン 牡 芦毛 2008.4.6生 新冠・イワミ牧場生産 馬主・岡田牧雄氏 美浦・高木登厩舎

スノードラゴン(2008.4.6)の4代血統表
アドマイヤコジーン
芦毛 1996.4.8
種付け時活性値:0.75
Cozzene
芦毛 1980.5.8
Caro
芦毛 1967.4.11
フォルティノ 1959.4.19
Chambord 1955
Ride the Trails
鹿毛 1971.5.28
Prince John 1953.4.6
Wildwook 1965.5.18
アドマイヤマカディ
栗毛 1991.6.12
ノーザンテースト
栗毛 1971.3.15
Northern Dancer 1961.5.27
Lady Victoria 1962.2.20
ミセスマカディー
鹿毛 1974.3.10
トライバルチーフ 1967.2.27
Hanina 1965
マイネカプリース
鹿毛 1998.4.29
仔受胎時活性値:0.25
タヤスツヨシ
黒鹿毛 1992.4.26
種付け時活性値:1.25
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo 1969.2.7
Wishing Well 1975.4.12
マガロ
黒鹿毛 1980.4.4
Caro 1967.4.11
Magic 1969.5.12
ダイナカプリ
黒鹿毛 1987.3.2
仔受胎時活性値:0.50
サウスアトランティック
鹿毛 1980.5.14
種付け時活性値:1.50
Mill Reef 1968.2.23
Arkadina 1969.3.21
ダイナギフト
黒鹿毛 1981.4.4
仔受胎時活性値:1.25
エルセンタウロ
黒鹿毛 1959.9.1
種付け時活性値:1.125
ロイヤルサッシュ
鹿毛 1966
仔受胎時活性値:1.50

<5代血統表内のクロス:Caro3×4、Princely Gift5×5>

スノードラゴン(2008.4.6)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
アドマイヤコジーン
(フォルティノ系)
タヤスツヨシ
(Halo系)
サウスアトランティック
(Mill Reef系)
エルセンタウロ
(Fairway系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
サウスアトランティック 3.50 ロイヤルサッシュ系
(No.1-t)
3番仔
(3連産目)

*

では、以下にスノードラゴンのごくごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

ダイナギフト 1981.4.4 中央1勝
|ダイナカプリ 1987.3.2 中央0勝
||マイネカプリース 1998.4.29 中央3勝
|||スノードラゴン 2008.4.6 (本馬) スプリンターズS(GI) 高松宮記念(GI)2着ほかGIII2着2回JpnIII2着1回

3代母からの分枝ではスノードラゴンが初めての重賞勝ち馬となりました。ただ、母マイネカプリースは2001年の桜花賞(GI)でテイエムオーシャン(1998.4.9)の5着に入っており、素質を見せた馬でした。また、4代母がロイヤルサッシュということで、4代母からの別分枝には活躍馬が並びますね。サッカーボーイ(1985.4.28)やステイゴールド(1994.3.24)などなど。

*

第48回スプリンターズS(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 18 スノードラゴン 牡6 57 大野拓弥 1:08.8    33.9 512
[-2]
高木登 13
2 9 ストレイトガール 牝5 55 岩田康誠 1:08.9 1/2 34.2 466
[+10]
藤原英昭 2
3 13 レッドオーヴァル 牝4 55 田辺裕信 1:08.9 アタマ 34.5 442
[0]
安田隆行 5
4 14 グランプリボス 牡6 57 三浦皇成 1:08.9 アタマ 34.6 516
[+14]
矢作芳人 4
5 12 ベルカント 牝3 53 武豊 1:08.9 ハナ 34.7 478
[+4]
角田晃一 10

「秋に昇るフォルティノ系」、あるいは、「一発大物食いのCozzene系」。らしさを見せたのは、父系からその芦毛を継承して来たスノードラゴン。

13番人気もなんのその、雪の龍が、雪が舞うにはまだ早い越後路の芝1200mで、父アドマイヤコジーンが2着に敗れた舞台で、その無念を晴らしました。

思えば、父アドマイヤコジーンが満6歳時の安田記念(GI)で朝日杯3歳S(現朝日杯FS、GI)以来3年半ぶりとなるGI2勝目を挙げた時も、同じ8枠18番からの発進でした。同じように、緑のターフに白い馬体とピンクの帽子が映えて、父仔2代のGI制覇なされたのでした。

また、スノードラゴンについて述べれば、「初の重賞はなんとGIです」というフレーズは、かのヤマニンゼファー(1988.5.27)が最初に制した1992年の安田記念の折に放たれましたが、ヤマニンゼファーの安田記念と同じように、スノードラゴン、初の重賞制覇どころか、このスプリンターズSが初の芝勝利でもあったのです。……ああ、そう言えばヤマニンゼファーの最初の安田記念も、8枠18番からの発進でしたね^^;

そしてまた、今回の勝利は、高木登調教師と大野拓弥騎手にとっても初のGI勝利となりました。高木調教師は開業8年目、大野騎手はデビュー10年目。我慢強く、一所懸命やっていると、報われる時がやって来ます。特に大野騎手はこの3年ほどで充実ぶりが伺えますし、関東の若武者の一角として、飛躍して欲しいものです。

スノードラゴン、目指す次のレースは香港スプリント(GI)になるそうな。シャティンの舞台では、お父さんは惜しくも香港マイル(GI)4着でしたが、父を超えるべく、頑張って欲しいものです。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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2014年7月 7日 (月)

Sea the Moon(2011.4.29)。

Sea the Moon 牡 鹿毛 2011.4.29生 独国・ゲールスドルフ牧場生産 馬主・ゲールスドルフ牧場 独国・M.クルーク厩舎

Sea the Moon(2011.4.29)の4代血統表
Sea the Stars
鹿毛 2006.4.6
種付け時活性値:1.00
Cape Cross
黒鹿毛 1994.3.13
Green Desert
鹿毛 1983.4.16
Danzig 1977.2.12
Foreign Courier 1979.4.11
Park Appeal
黒鹿毛 1982.4.9
Ahonoora 1975.4.12
Balidaress 1973.4.22
アーバンシー
栗毛 1989.2.18
Miswaki
栗毛 1978.2.22
Mr.Prospector 1970.1.28
Hopespringseternal 1971.5.27
Allegretta
栗毛 1978.3.10
Lombard 1967
Anatevka 1969
Sanwa
栗毛 2004.3.22
仔受胎時活性値:1.50
Monsun
黒鹿毛 1990
種付け時活性値:1.25
Konigsstuhl
黒鹿毛 1976
Dschingis Khan 1961
Konigskronung 1965
Mosella
鹿毛 1985.3.25
Surumu 1974.2.26
Monasia 1979
Sacarina
栗毛 1992.4.20
仔受胎時活性値:0.75
オールドヴィック
鹿毛 1986.4.27
種付け時活性値:1.25
Sadler's Wells 1981.4.11
Cockade 1973.2.20
Brave Lass
栗毛 1974.3.11
仔受胎時活性値:0.25
Ridan
鹿毛 1959.2.21
種付け時活性値:1.50
Bravour
鹿毛 1963
仔受胎時活性値:0.50

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×5>

Sea the Moon(2011.4.29)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
Sea the Stars
(Danzig系)
Monsun
(Blandford系)
オールドヴィック
(Sadler's Wells系)
Ridan
(Nasrullah系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Ridan
(Sacarina)
3.00 伯父Schiaparelli
(No.28)
3番仔?
(3連産目?)

第149回愛ダービー(GI)は、第235代英ダービー(GI)馬Australia(2011.4.8)が順当勝ちしましたので、第145回独ダービー(GI)にて驚きのパフォーマンスを見せた、ドイツの若武者をご紹介しておきます。

Sea the Moon、その背中には、主戦のアンドレアス・ヘルフェンバイン騎手の負傷により、代打騎乗となったクリストフ・スミヨン騎手。そんな初コンビの馬人が、逃げてペースを作って、最終コーナーから直線。あれよあれよと外に膨らんで行き、「逸走か!?」と見紛うように外ラチに向かって駆けたかと思うと、そのままラチ沿いを悠々と走り抜け、直線半ばからは余裕しゃくしゃくの姿を見せて、2着の独2000ギニー(GII)勝ち馬Lucky Lion(2011.2.27)に11馬身差の大圧勝。なんじゃこりゃ。Sea the Monn、デビュー以来負けなしの4戦4勝。この勝利を以て、欧州のブックメーカーはAustralia、Treve(2010.4.7)に続いて、Sea the Moonを今年2014年の凱旋門賞(仏GI)の3番人気に押し上げた模様。そりゃあ、ねぇ^^;

Sea the Moonの父Sea the Starsは、初年度産駒のスロースターターぶりが心配されましたが、3歳となって英オークス(GI)のTaghrooda(2011.1.27)、そして独ダービーのSea the Moonと、2頭がGIホースに輝きました。Taghrooda、Sea the Moon共に無敗のままのクラシック制覇ですから、上級馬の能力は相当なのでしょう。まま、そりゃ、Galileo(1998.3.30)の弟ですからね。繁殖能力の確かさも、間違いなかったのでしょう。

しかし、恐るべしは、独国牝系。かたやSea the Starsの牝系は、9代母から祖母まで頭文字Aで始まる9号族。こなたSea the Moonの牝系は、8代母から3代母まで辿れば頭文字B、祖母からSea the Moon自身まで頭文字Sで始まる28号族。真の意味での騎馬民族である、彼の国の持つ系統繁殖の底強さが、21世紀の今日、世界各国に伝わろうとしています。

という訳で、以下に、祖母の代からでも充分にきらびやかな、Sea the Moonの近親牝系図を示しておきます。

Sacarina 1992.4.20 不出走
|Samum 1997.3.21 独仏香6勝 独ダービー(GI) バーデン大賞(独GI)ほか独GII1勝独GIII1勝等
|Salve Regina 1999.3.1 独3勝 独オークス(GI) 独ダービー2着含む独GI2着4回ほか
||サルヴェジェルマニア 2005.1.26 米独仏加2勝 ボールストンスパH(米GII)ほか独GIII3着1回
|Sasuela 2000.3.1 独1勝
||ソベラニア 2006.3.29 独伊仏1勝 独オークス2着 リディアテシオ賞(伊GI)3着
||Seismos 2008.4.26 海外現役 バイエルン大賞(独GI)ほか独GIII2勝等
||Samba Brazil 2009.4.7 海外現役 オイロパマイレ大賞(独GIII)ほか
|Sahel 2002.2.24 仏1勝
||Sortilege 2008.1.18 伊仏4勝 リディアテシオ賞ほか仏GIII3着1回
|Schiaparelli 2003.3.25 独英仏愛伊12勝 独ダービー含む独GI3勝、伊GI2勝ほか
|Sanwa 2004.3.22 不出走
||Sea the Moon 2011.4.29 (本馬) 独ダービー ウニオンレネン(独GII) メッツラー銀行春季賞(独GIII)

独ダービー馬の伯父Samum、Schiaparelli、そして独オークス馬の伯母Salve Regina。母Sanwaも含めて、いずれも父Monsunの全きょうだいです。むぅ、サスガはスーパーサイアー、Monsun。なお、従姉にサルヴェジェルマニア、ソベラニアと2頭のカタカナ馬名が見えますが、共に白老ファームで供用されているようです。このあたり、抜け目なし、社台グループ。

Sea the Moon、果たして、父仔2代の凱旋門賞制覇となりますでしょうか。やんちゃぶりが伸び代を感じさせる3歳馬、行く末を見守りたいものです。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

#余談。Sea the Moonの伯父Samumは生まれ故郷のカールスホフ牧場で現役種牡馬として頑張っていますが、同牧場では息子のKamsin(2005.4.7)と共に、Dabirsim(2009.2.5)も供用されています。ええ、ハットトリック(2001.4.26)産駒のGI勝ち馬第1号、モルニ賞(仏GI)とジャン・リュック・ラガルデール賞(仏GI)の勝ち馬です。

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