2014年10月26日 (日)

第75回菊花賞(GI)の勝ち馬。

トーホウジャッカル 牡 栗毛 2011.3.11生 日高・竹島幸治氏生産 馬主・東豊物産株式会社 栗東・谷潔厩舎

トーホウジャッカル(2011.3.11)の4代血統表
スペシャルウィーク
黒鹿毛 1995.5.2
種付け時活性値:1.75

サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
キャンペンガール
鹿毛 1987.4.19
マルゼンスキー
鹿毛 1974.5.19
Nijinsky 1967.2.21
シル 1970.4.22
レディーシラオキ
鹿毛 1978.4.3
セントクレスピン 1956
ミスアシヤガワ 1964.5.24
トーホウガイア
栗毛 2001.4.26
仔受胎時活性値:0.25
Unbridled's Song
芦毛 1993.2.18
種付け時活性値:1.75
Unbridled
鹿毛 1987.3.5
Fappiano 1977.5.19
Gana Facil 1981.2.9
Trolley Song
芦毛 1983.4.13

Caro 1967.4.11

Lucky Spell 1971.1.28
Agami
鹿毛 1995.2.27
仔受胎時活性値:1.25
Nureyev
鹿毛 1977.5.2
種付け時活性値:0.25
Northern Dancer 1961.5.27
Special 1969.3.28
Agacerie
鹿毛 1981.4.7
仔受胎時活性値:1.25
Exclusive Native
栗毛 1965.4.17
種付け時活性値:1.75
Quiet Charm
黒鹿毛 1971.2.25
仔受胎時活性値:0.25

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×4、Nearctic5×5(母方)>

トーホウジャッカル(2011.3.11)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
スペシャルウィーク
(Halo系)
Unbridled's Song
(Mr.Prospector系)
Nureyev
(Northern Dancer系)
Exclusive Native
(Raise a Native系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
スペシャルウィーク 3.00 半姉トーホウアマポーラ
(No.16-a)
4番仔
(4連産目)

*

では、以下にトーホウジャッカルのごくごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

Agacerie 1981.4.7 米9勝 ヴァインランドH(GIII) フラワーボウルH(米GI)3着
|Quiet Aggie 1994.2.2 米1勝
||Red Terror 2000.10.13 豪3勝 ATCフランクパッカープレイト(GIII)
|Agami 1995.2.27 仏英0勝
||トーホウガイア 2001.4.26 中央0勝+地方9勝
|||トーホウアマポーラ 2009.1.29 現役 CBC賞(GIII)
|||トーホウジャッカル 2011.3.11 (本馬) 菊花賞(GI) 神戸新聞杯(GII)3着

「スタミナの源泉は母方」と思っている私にとって、軽快な母系は超長距離では軽視してしまいがちなのです。でも、もはやそんな時代では無いのですね。そしてまた、半姉がCBC賞で連対しているクラシック勝ち馬といえば、かの栗毛の世紀末覇王を思い出してしまいます。

*

第75回菊花賞(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 2 トーホウジャッカル 牡3 57 酒井学 3:01.0 世界
レコード
34.5 484
[0]
谷潔 3
2 4 サウンズオブアース 牡3 57 蛯名正義 3:01.1 1/2 34.4 496
[+8]
藤岡健一 4
3 10 ゴールドアクター 牡3 57 吉田隼人 3:01.7 3 1/2 35.0 476
[-2]
中川公成 7
4 12 タガノグランパ 牡3 57 菱田裕二 3:01.8 3/4 34.8 490
[+10]
松田博資 10
5 6 ショウナンラグーン 牡3 57 吉田豊 3:01.8 クビ 34.6 474
[-8]
大久保洋吉 6

「やはり運と縁を大事にしないといけない」と思った、レース後でした。

それは余談で記しますが、トーホウジャッカルと酒井学騎手、先行5番手から終始リズムよく進めて、直線でも最内からのサウンズオブアース(2011.4.12)と蛯名正義騎手の追撃を振り切って、見事な菊花賞制覇。尾花栗毛に白色の帽子、「赤、青十字襷、袖白縦縞」の勝負服、左腕を突き上げてのガッツポーズ。鞍上の酒井騎手はデビュー17年目の菊花賞初騎乗初制覇、谷潔調教師にとっても開業20年目のGI初勝利、そしてまた種牡馬スペシャルウィークにとってもJRAGIを制した初めての牡馬産駒となりました。

そうして終わってみれば、淀芝3000mを3分1秒0というスーパーレコード!! 勝手に世界レコードと書きましたが、間違いなく世界レコードでしょう(^^;)

第75回菊花賞(GI)のラップタイム
   1F 2F 3F 4F 5F 6F 7F 8F 9F 10F 11F 12F 13F 14F 15F
1F毎 13.0 12.0 12.0 12.0 11.9 11.7 12.4 12.5 12.3 12.4 12.2 11.7 11.7 11.6 11.6
累計 13.0 25.0 37.0 49.0 60.9 72.6 85.0 97.5 109.8 122.2 134.4 146.1 157.8 169.4 181.0

最初の1000mが60秒9、1000mから2000mが61秒3、そして2000mから3000mが58秒8。淀みなく流れた淀の芝3000m、内枠を利してのレースだったにせよ、これを先行して押し切ったのですから、紛れも無く強いトーホウジャッカル。父スペシャルウィークが2着に敗れた無念を晴らしました。

生まれ日があの2011年3月11日、そして2歳時には腸炎で生死をさまよったというトーホウジャッカルが成し遂げたのは、デビューから149日という2歳戦が始まって以降の最短日数での菊花賞制覇。「菊花賞馬にフロックなし」は、よくよく知られた格言ですが、トーホウジャッカルのこれからが、ただただ楽しみになる菊花賞でした。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

  

#余談其の壱。トーホウジャッカルの生産は竹島幸治さん(=竹島牧場)ですが、縁あって、竹島牧場さんのスタッフの方とWEB上でやりとりさせて頂いたことが、かつてありました。竹島牧場さんの中央重賞初制覇となった、2008年のトーホウシャイン(2003.5.17)によるマーメイドS(GIII)の時のことでした。ああ、そう言えば、トーホウシャインの父もスペシャルウィークでしたね(^^;)

#余談其の弐。皆様もよくご存知のはずのPed Net。今週の週初めに「菊花賞の出走予定馬の確認をしておこう」と思い確認していたところ、トーホウジャッカルの登録が無かったんですね。ええ、オオハシさん、登録しましたよ。アドマイヤランディ(2011.4.29)と共に(^^;)

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2014年10月25日 (土)

第75回菊花賞(GI)の出走予定馬について。

第75回菊花賞(GI)の出走予定馬について

馬名
(生年月日)
[F No.]
母の
何番仔?
4代血統構成
母父 祖母父 曾祖母父
1 マイネルフロスト
(2011.3.8)
[15-a]
3番仔
(3連産目)
ブラックタイド ★グラスワンダー Dayjur Olden Times
2 トーホウジャッカル
(2011.3.11)
[16-a]
4番仔+
(4連産目+)
スペシャルウィーク Unbridled's Song Nureyev Exclusive Native
3 サングラス
(2011.4.26)
[8-a ステファニア系]
7番仔
(7連産目)
スタチューオブリバティ ダンスインザダーク ブライアンズタイム パーソロン
4 サウンズオブアース
(2011.4.12)
[23-b]
7番仔+
(不受胎後)
ネオユニヴァース Dixieland Band Secretariat Hoist the Flag
5 シャンパーニュ
(2011.3.19)
[3-e]
3番仔
(3連産目)
チチカステナンゴ サンデーサイレンス ★Fabulous Dancer Kaldoun
6 ショウナンラグーン
(2011.2.23)
[10-d デヴォーニア系]
初仔 シンボリクリスエス マンハッタンカフェ メジロライアン パーソロン
7 トーセンスターダム
(2011.3.14)
[9-a]
3番仔
(3連産目)
ディープインパクト エンドスウィープ ノーザンテースト Crafty Prospector
8 ワールドインパクト
(2011.4.5)
[21-a]
4番仔+
(3連産目)
ディープインパクト ★Pivotal Common Grounds Shareef Dancer
9 ハギノハイブリッド
(2011.2.21)
[9-c]
4番仔
(不受胎後)
タニノギムレット トニービン サンデーサイレンス Affirmed
10 ゴールドアクター
(2011.5.18)
[1-p ミアンダー系]
3番仔
(2連産目)
スクリーンヒーロー ★キョウワアリシバ マナード セダン
11 アドマイヤランディ
(2011.4.29)
[4-r]
5番仔
(5連産目)
ステイゴールド ジョリーズヘイロー Seeking the Gold Cyane
12 タガノグランパ
(2011.4.30)
[9-e]
2番仔
(2連産目)
キングカメハメハ スペシャルウィーク グルームダンサー Danzig
13 ミヤビジャスパー
(2011.2.23)
[22-b ニアーリーズン系]
3番仔
(不受胎後)
アドマイヤムーン スペシャルウィーク サクラユタカオー ノーザンテースト
14 トゥザワールド
(2011.4.12)
[9-f]
8番仔
(6連産目)
キングカメハメハ サンデーサイレンス ◆Nureyev ★Sharpen Up
15 ワンアンドオンリー
(2011.2.23)
[A4]
3番仔
(3連産目)
ハーツクライ タイキシャトル Danzig Mr.Prospector
16 サトノアラジン
(2011.2.16)
[16-h]
3番仔+
(2連産目)
ディープインパクト Storm Cat Fappiano Nijinsky
17 ヴォルシェーブ
(2011.3.16)
[2-f]
6番仔+
(3連産目)
ネオユニヴァース サンダーガルチ Alzao Busted
18 メイショウスミトモ
(2011.4.22)
[11-f マーシュメドウ系]
10番仔
(5連産目)
ゴールドアリュール ★アジュディケーティング ミスターシービー ネヴァービート

淀芝3000mの舞台に待つのは、波乱か平穏か。第75回菊花賞(GI)。

  1. ショウナンラグーン
  2. ワンアンドオンリー
  3. トゥザワールド
  4. ゴールドアクター
  5. ハギノハイブリッド
  6. トーセンスターダム

淀でGI3勝を挙げたメジロドーベル(1994.5.6)の孫から、日本ダービー(GI)馬、皐月賞(GI)2着馬(淀芝3戦3勝)、札幌芝2600m2連勝馬、京都新聞杯(GI)の勝ち馬、きさらぎ賞の勝ち馬(淀芝3戦3勝)まで。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2014年10月19日 (日)

第19回秋華賞(GI)の勝ち馬。

ショウナンパンドラ 牝 鹿毛 2011.3.10生 白老・社台コーポレーション白老ファーム生産 馬主・国本哲秀氏 栗東・高野友和厩舎

ショウナンパンドラ(2011.3.10)の4代血統表

ディープインパクト
鹿毛 2002.3.25
種付け時活性値:0.00
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ウインドインハーヘア
鹿毛 1991.2.20
Alzao
鹿毛 1980.2.28
Lyphard 1969
Lady Rebecca 1971.2.28
Burghclere
鹿毛 1977.4.26
Busted 1963
Highclere 1971
キューティゴールド
栗毛 2004.1.9
仔受胎時活性値:1.50
フレンチデピュティ
栗毛 1992.1.30
種付け時活性値:0.75
Deputy Minister
黒鹿毛 1979.5.17
Vice Regent 1967.4.29
Mint Copy 1970.2.24
Mitterand
鹿毛 1981.2.19
Hold Your Peace 1969.1.24
Laredo Lass 1971.3.19
ゴールデンサッシュ
栗毛 1988.4.23
仔受胎時活性値:1.75
ディクタス
栗毛 1967.4.11
種付け時活性値:1.00
Sanctus 1960.2.28
Doronic 1960.3.25
ダイナサッシュ
鹿毛 1979.3.16
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
ノーザンテースト
栗毛 1971.3.15
種付け時活性値:1.75
ロイヤルサッシュ
鹿毛 1966
仔受胎時活性値:1.00

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×5・5>

ショウナンパンドラ(2011.3.10)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ディープインパクト
(Halo系)
フレンチデピュティ
(Vice Regent系)
ディクタス
(Fine Top系)
ノーザンテースト
(Northern Dancer系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
ノーザンテースト
(Hyperion)
6.25 or 4.25 伯父ステイゴールド
(No.1-t)
3番仔
(3連産目)

*

では、以下に祖母の代からでも充分に豪勢なショウナンパンドラの近親牝系図を示しておきます。

ゴールデンサッシュ 1988.4.23 中央0勝
|ステイゴールド 1994.3.24 中央5勝+海外2勝 香港ヴァーズ(GI) ドバイSC(当時UAEGII) 日経新春杯(GII) 目黒記念(GII)ほか
|グレースランド 1998.2.3 中央0勝
||ドリームパスポート 2003.3.14 中央3勝 神戸新聞杯(GII) きさらぎ賞(GIII) ジャパンカップ(GI)2着 皐月賞(GI)2着 菊花賞(GI)2着ほか
||ラウンドワールド 2010.5.7 中央現役 アンドロメダS(OP) コスモス賞(OP) 札幌2歳S(GIII)2着
|レクレドール 2001.2.24 中央4勝 ローズS(GII) クイーンS(GIII) 札幌記念(GII)2着ほか
|キューティゴールド 2004.1.9 中央0勝
||ショウナンパンドラ 2011.3.10 (本馬) 秋華賞(GI)
|メルヴェイユドール 2007.1.29 中央3勝 マーメイドS(GIII)3着

先日の第48回スプリンターズS(GI)を制したスノードラゴン(2008.4.6)に続いて、ロイヤルサッシュ系からGIホースが誕生しました。同一牝系の連動する活躍。ショウナンパンドラは、ロイヤルサッシュ系の本流とも言える流れから送り出されました。

*

第19回秋華賞(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 6 ショウナンパンドラ 牝3 55 浜中俊 1:57.0 レース
レコード
34.3 440
[0]
高野友和 3
2 4 ヌーヴォレコルト 牝3 55 岩田康誠 1:57.0 クビ 34.0 448
[+10]
斎藤誠 1
3 12 タガノエトワール 牝3 55 小牧太 1:57.2 1 1/4 34.4 442
[+2]
松田博資 4
4 1 ブランネージュ 牝3 55 秋山真一郎 1:57.2 クビ 34.7 462
[0]
藤岡健一 5
5 14 サングレアル 牝3 55 戸崎圭太 1:57.4 1 1/2 33.9 404
[-2]
松田博資 9

1000m通過が58秒0というハイペースでやりあう前の8頭を見るようにして、少し離れた9番手の内ラチ沿い。ショウナンパンドラと共に、手綱を握るコブシを落として進んでいた浜中俊騎手。赤い帽子に「赤、白一本輪、白袖」の勝負服を背に、鹿毛が気持ち良さそうに走っていました。

単勝1.5倍の1番人気、オークス(GI)馬ヌーヴォレコルト(2011.2.25)を向こうに回して、勝つならこれしか無い。3角から4角、そして直線と、内を縫うようにして伸びて来た、ショウナンパンドラと浜中騎手。外から猛追するヌーヴォレコルトと岩田康誠騎手でしたが、前を行く馬が遠い。それでも懸命に追い込んだものの、決勝点、わずかに「クビ」だけ先んじたのはショウナンパンドラと浜中騎手。

これまで掲示板を外したことのなかった頑張り屋さんのショウナンパンドラ、秋の大一番となった秋華賞をレースレコードで制し、初重賞をGIで射止めました。そしてまた、管理される高野友和調教師にとっても、開業4年目での初重賞がGIとなったのでした。おめでとうございました。

パンドラの箱は禁忌の象徴ですが、開かれたショウナンパンドラの箱から飛び出して来るのは、前途洋々の未来なのでしょう。3歳牝馬のライバルたちにとっては、開けてはいけないものだったのかも知れませんけれど、見ているファンとしては、強い馬がまた1頭現れた、嬉しい一戦でした。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2014年10月13日 (月)

第48回スプリンターズS(GI)の勝ち馬。

スノードラゴン 牡 芦毛 2008.4.6生 新冠・イワミ牧場生産 馬主・岡田牧雄氏 美浦・高木登厩舎

スノードラゴン(2008.4.6)の4代血統表
アドマイヤコジーン
芦毛 1996.4.8
種付け時活性値:0.75
Cozzene
芦毛 1980.5.8
Caro
芦毛 1967.4.11
フォルティノ 1959.4.19
Chambord 1955
Ride the Trails
鹿毛 1971.5.28
Prince John 1953.4.6
Wildwook 1965.5.18
アドマイヤマカディ
栗毛 1991.6.12
ノーザンテースト
栗毛 1971.3.15
Northern Dancer 1961.5.27
Lady Victoria 1962.2.20
ミセスマカディー
鹿毛 1974.3.10
トライバルチーフ 1967.2.27
Hanina 1965
マイネカプリース
鹿毛 1998.4.29
仔受胎時活性値:0.25
タヤスツヨシ
黒鹿毛 1992.4.26
種付け時活性値:1.25
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo 1969.2.7
Wishing Well 1975.4.12
マガロ
黒鹿毛 1980.4.4
Caro 1967.4.11
Magic 1969.5.12
ダイナカプリ
黒鹿毛 1987.3.2
仔受胎時活性値:0.50
サウスアトランティック
鹿毛 1980.5.14
種付け時活性値:1.50
Mill Reef 1968.2.23
Arkadina 1969.3.21
ダイナギフト
黒鹿毛 1981.4.4
仔受胎時活性値:1.25
エルセンタウロ
黒鹿毛 1959.9.1
種付け時活性値:1.125
ロイヤルサッシュ
鹿毛 1966
仔受胎時活性値:1.50

<5代血統表内のクロス:Caro3×4、Princely Gift5×5>

スノードラゴン(2008.4.6)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
アドマイヤコジーン
(フォルティノ系)
タヤスツヨシ
(Halo系)
サウスアトランティック
(Mill Reef系)
エルセンタウロ
(Fairway系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
サウスアトランティック 3.50 ロイヤルサッシュ系
(No.1-t)
3番仔
(3連産目)

*

では、以下にスノードラゴンのごくごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

ダイナギフト 1981.4.4 中央1勝
|ダイナカプリ 1987.3.2 中央0勝
||マイネカプリース 1998.4.29 中央3勝
|||スノードラゴン 2008.4.6 (本馬) スプリンターズS(GI) 高松宮記念(GI)2着ほかGIII2着2回JpnIII2着1回

3代母からの分枝ではスノードラゴンが初めての重賞勝ち馬となりました。ただ、母マイネカプリースは2001年の桜花賞(GI)でテイエムオーシャン(1998.4.9)の5着に入っており、素質を見せた馬でした。また、4代母がロイヤルサッシュということで、4代母からの別分枝には活躍馬が並びますね。サッカーボーイ(1985.4.28)やステイゴールド(1994.3.24)などなど。

*

第48回スプリンターズS(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 18 スノードラゴン 牡6 57 大野拓弥 1:08.8    33.9 512
[-2]
高木登 13
2 9 ストレイトガール 牝5 55 岩田康誠 1:08.9 1/2 34.2 466
[+10]
藤原英昭 2
3 13 レッドオーヴァル 牝4 55 田辺裕信 1:08.9 アタマ 34.5 442
[0]
安田隆行 5
4 14 グランプリボス 牡6 57 三浦皇成 1:08.9 アタマ 34.6 516
[+14]
矢作芳人 4
5 12 ベルカント 牝3 53 武豊 1:08.9 ハナ 34.7 478
[+4]
角田晃一 10

「秋に昇るフォルティノ系」、あるいは、「一発大物食いのCozzene系」。らしさを見せたのは、父系からその芦毛を継承して来たスノードラゴン。

13番人気もなんのその、雪の龍が、雪が舞うにはまだ早い越後路の芝1200mで、父アドマイヤコジーンが2着に敗れた舞台で、その無念を晴らしました。

思えば、父アドマイヤコジーンが満6歳時の安田記念(GI)で朝日杯3歳S(現朝日杯FS、GI)以来3年半ぶりとなるGI2勝目を挙げた時も、同じ8枠18番からの発進でした。同じように、緑のターフに白い馬体とピンクの帽子が映えて、父仔2代のGI制覇なされたのでした。

また、スノードラゴンについて述べれば、「初の重賞はなんとGIです」というフレーズは、かのヤマニンゼファー(1988.5.27)が最初に制した1992年の安田記念の折に放たれましたが、ヤマニンゼファーの安田記念と同じように、スノードラゴン、初の重賞制覇どころか、このスプリンターズSが初の芝勝利でもあったのです。……ああ、そう言えばヤマニンゼファーの最初の安田記念も、8枠18番からの発進でしたね^^;

そしてまた、今回の勝利は、高木登調教師と大野拓弥騎手にとっても初のGI勝利となりました。高木調教師は開業8年目、大野騎手はデビュー10年目。我慢強く、一所懸命やっていると、報われる時がやって来ます。特に大野騎手はこの3年ほどで充実ぶりが伺えますし、関東の若武者の一角として、飛躍して欲しいものです。

スノードラゴン、目指す次のレースは香港スプリント(GI)になるそうな。シャティンの舞台では、お父さんは惜しくも香港マイル(GI)4着でしたが、父を超えるべく、頑張って欲しいものです。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年7月 7日 (月)

Sea the Moon(2011.4.29)。

Sea the Moon 牡 鹿毛 2011.4.29生 独国・ゲールスドルフ牧場生産 馬主・ゲールスドルフ牧場 独国・M.クルーク厩舎

Sea the Moon(2011.4.29)の4代血統表
Sea the Stars
鹿毛 2006.4.6
種付け時活性値:1.00
Cape Cross
黒鹿毛 1994.3.13
Green Desert
鹿毛 1983.4.16
Danzig 1977.2.12
Foreign Courier 1979.4.11
Park Appeal
黒鹿毛 1982.4.9
Ahonoora 1975.4.12
Balidaress 1973.4.22
アーバンシー
栗毛 1989.2.18
Miswaki
栗毛 1978.2.22
Mr.Prospector 1970.1.28
Hopespringseternal 1971.5.27
Allegretta
栗毛 1978.3.10
Lombard 1967
Anatevka 1969
Sanwa
栗毛 2004.3.22
仔受胎時活性値:1.50
Monsun
黒鹿毛 1990
種付け時活性値:1.25
Konigsstuhl
黒鹿毛 1976
Dschingis Khan 1961
Konigskronung 1965
Mosella
鹿毛 1985.3.25
Surumu 1974.2.26
Monasia 1979
Sacarina
栗毛 1992.4.20
仔受胎時活性値:0.75
オールドヴィック
鹿毛 1986.4.27
種付け時活性値:1.25
Sadler's Wells 1981.4.11
Cockade 1973.2.20
Brave Lass
栗毛 1974.3.11
仔受胎時活性値:0.25
Ridan
鹿毛 1959.2.21
種付け時活性値:1.50
Bravour
鹿毛 1963
仔受胎時活性値:0.50

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×5>

Sea the Moon(2011.4.29)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
Sea the Stars
(Danzig系)
Monsun
(Blandford系)
オールドヴィック
(Sadler's Wells系)
Ridan
(Nasrullah系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Ridan
(Sacarina)
3.00 伯父Schiaparelli
(No.28)
3番仔?
(3連産目?)

第149回愛ダービー(GI)は、第235代英ダービー(GI)馬Australia(2011.4.8)が順当勝ちしましたので、第145回独ダービー(GI)にて驚きのパフォーマンスを見せた、ドイツの若武者をご紹介しておきます。

Sea the Moon、その背中には、主戦のアンドレアス・ヘルフェンバイン騎手の負傷により、代打騎乗となったクリストフ・スミヨン騎手。そんな初コンビの馬人が、逃げてペースを作って、最終コーナーから直線。あれよあれよと外に膨らんで行き、「逸走か!?」と見紛うように外ラチに向かって駆けたかと思うと、そのままラチ沿いを悠々と走り抜け、直線半ばからは余裕しゃくしゃくの姿を見せて、2着の独2000ギニー(GII)勝ち馬Lucky Lion(2011.2.27)に11馬身差の大圧勝。なんじゃこりゃ。Sea the Monn、デビュー以来負けなしの4戦4勝。この勝利を以て、欧州のブックメーカーはAustralia、Treve(2010.4.7)に続いて、Sea the Moonを今年2014年の凱旋門賞(仏GI)の3番人気に押し上げた模様。そりゃあ、ねぇ^^;

Sea the Moonの父Sea the Starsは、初年度産駒のスロースターターぶりが心配されましたが、3歳となって英オークス(GI)のTaghrooda(2011.1.27)、そして独ダービーのSea the Moonと、2頭がGIホースに輝きました。Taghrooda、Sea the Moon共に無敗のままのクラシック制覇ですから、上級馬の能力は相当なのでしょう。まま、そりゃ、Galileo(1998.3.30)の弟ですからね。繁殖能力の確かさも、間違いなかったのでしょう。

しかし、恐るべしは、独国牝系。かたやSea the Starsの牝系は、9代母から祖母まで頭文字Aで始まる9号族。こなたSea the Moonの牝系は、8代母から3代母まで辿れば頭文字B、祖母からSea the Moon自身まで頭文字Sで始まる28号族。真の意味での騎馬民族である、彼の国の持つ系統繁殖の底強さが、21世紀の今日、世界各国に伝わろうとしています。

という訳で、以下に、祖母の代からでも充分にきらびやかな、Sea the Moonの近親牝系図を示しておきます。

Sacarina 1992.4.20 不出走
|Samum 1997.3.21 独仏香6勝 独ダービー(GI) バーデン大賞(独GI)ほか独GII1勝独GIII1勝等
|Salve Regina 1999.3.1 独3勝 独オークス(GI) 独ダービー2着含む独GI2着4回ほか
||サルヴェジェルマニア 2005.1.26 米独仏加2勝 ボールストンスパH(米GII)ほか独GIII3着1回
|Sasuela 2000.3.1 独1勝
||ソベラニア 2006.3.29 独伊仏1勝 独オークス2着 リディアテシオ賞(伊GI)3着
||Seismos 2008.4.26 海外現役 バイエルン大賞(独GI)ほか独GIII2勝等
||Samba Brazil 2009.4.7 海外現役 オイロパマイレ大賞(独GIII)ほか
|Sahel 2002.2.24 仏1勝
||Sortilege 2008.1.18 伊仏4勝 リディアテシオ賞ほか仏GIII3着1回
|Schiaparelli 2003.3.25 独英仏愛伊12勝 独ダービー含む独GI3勝、伊GI2勝ほか
|Sanwa 2004.3.22 不出走
||Sea the Moon 2011.4.29 (本馬) 独ダービー ウニオンレネン(独GII) メッツラー銀行春季賞(独GIII)

独ダービー馬の伯父Samum、Schiaparelli、そして独オークス馬の伯母Salve Regina。母Sanwaも含めて、いずれも父Monsunの全きょうだいです。むぅ、サスガはスーパーサイアー、Monsun。なお、従姉にサルヴェジェルマニア、ソベラニアと2頭のカタカナ馬名が見えますが、共に白老ファームで供用されているようです。このあたり、抜け目なし、社台グループ。

Sea the Moon、果たして、父仔2代の凱旋門賞制覇となりますでしょうか。やんちゃぶりが伸び代を感じさせる3歳馬、行く末を見守りたいものです。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

#余談。Sea the Moonの伯父Samumは生まれ故郷のカールスホフ牧場で現役種牡馬として頑張っていますが、同牧場では息子のKamsin(2005.4.7)と共に、Dabirsim(2009.2.5)も供用されています。ええ、ハットトリック(2001.4.26)産駒のGI勝ち馬第1号、モルニ賞(仏GI)とジャン・リュック・ラガルデール賞(仏GI)の勝ち馬です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年6月29日 (日)

第55回宝塚記念(GI)の勝ち馬。

ゴールドシップ 牡 芦毛 2009.3.6生 門別・出口牧場生産 馬主・小林英一氏 栗東・須貝尚介厩舎

ゴールドシップ(2009.3.6)の4代血統表
ステイゴールド
黒鹿毛 1994.3.24
種付け時活性値:1.50
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ゴールデンサッシュ
栗毛 1988.4.23
ディクタス
栗毛 1967.4.11
Sanctus 1960.2.28
Doronic 1960.3.25
ダイナサッシュ
鹿毛 1979.3.16
ノーザンテースト 1971.3.15
ロイヤルサッシュ 1966
ポイントフラッグ
芦毛 1998.3.23
仔受胎時活性値:0.50
メジロマックイーン
芦毛 1987.4.3
種付け時活性値:0.50
★メジロティターン
芦毛 1978.3.22
メジロアサマ 1966.2.23
シェリル 1971.5.15
メジロオーロラ
栗毛 1978.3.8
リマンド 1965.2.16
メジロアイリス 1964.4.8
パストラリズム
黒鹿毛 1987.5.15
仔受胎時活性値:0.50
プルラリズム
鹿毛 1980.4.9
種付け時活性値:1.50
The Minstrel 1974.3.11
Cambretta 1975.5.8
トクノエイティー
黒鹿毛 1978.3.2
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
トライバルチーフ
鹿毛 1967.2.27
種付け時活性値:0.50
アイアンルビー
青毛 1972.2.11
仔受胎時活性値:1.25

<5代血統表内のクロス:Princely Gift5×5、Northern Dancer5×5>

ゴールドシップ(2009.3.6)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ステイゴールド
(Halo系)
メジロマックイーン
(Milesian系)
プルラリズム
(Northern Dancer系)
トライバルチーフ
(Princely Gift系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
ステイゴールド 4.25 or 2.25 母がGIII2着馬
(No.16-h 星旗系)
5番仔
(流産後)

*

では、以下にゴールドシップのごくごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

トクノエイティー 1978.3.2 中央2勝
|パストラリズム 1987.5.15 中央2勝
||ポイントフラッグ 1998.3.23 中央1勝 チューリップ賞(GIII)2着 エルフィンS(OP)2着 紅梅S(OP)2着
|||ゴールドシップ 2009.3.6 (本馬) 有馬記念(GI) 宝塚記念(GI)2回 菊花賞(GI) 皐月賞(GI) 阪神大賞典(GII)2回 神戸新聞杯(GII) 共同通信杯(GIII)

ゴールドシップの祖母パストラリズムは、デビュー当初の横山典弘騎手が所属していた石栗龍雄厩舎の所属馬で、横山騎手を背に2勝を挙げていました。実は、パストラリズムは、小林英一オーナーが初めて持たれた馬だそうで、馬主として初勝利をプレゼントしてくれた馬と騎手の縁が、24年後に改めて結実したのです。時は駆け、血は通い、人も巡ります。

*

第55回宝塚記念(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 11 ゴールドシップ 牡5 58 横山典弘 2:13.9    35.2 504
[-2]
須貝尚介 1
2 5 カレンミロティック せん6 58 池添謙一 2:14.4 3 35.8 450
[-8]
平田修 9
3 3 ヴィルシーナ 牝5 56 福永祐一 2:14.6 1 1/4 36.3 458
[+2]
友道康夫 8
4 4 ヒットザターゲット 牡6 58 武豊 2:14.6 クビ 35.3 514
[-6]
加藤敬二 12
5 2 デニムアンドルビー 牝4 56 浜中俊 2:14.6 ハナ 35.9 438
[0]
角居勝彦 6

復権、成る。そして、史上初の宝塚記念連覇、成る。3年連続GI制覇は、伊達や酔狂では出来ません。サスガは、ゴールドシップ。

ピンクの帽子、発馬後は若干行き脚がつかなかったものの、自らの意志で前に取り付いていき、向こう正面では行きたがるくらいの気合で先行4番手。4角、横山騎手の腕が動いて、左ムチを一発入れられると、闘志が点火。直線で周囲がもがく中、脚を伸ばすと、後はゴールドシップと横山騎手の舞台。上がり3ハロン35秒2でまとめて、2着とは3馬身差。これは完勝でした。

新パートナーとなった横山騎手が、コンタクトを取るべく、盛んにクビ筋をポンポンとされていた姿が印象に残ったレース前。賢さと気高さと強さと、そして難しさと。ないまぜになった黄金の船の舵取り、ファン投票1位と1番人気の重圧にも負けず、大役を果たされた横山騎手。こちらも、ただただサスガでした。

ゴールドシップ、その航海はまだまだ続きます。進路は、果たして国内か、あるいは海外か。走る場所がどこであったとしても、「強い姿を見せてくれれば」と、願っています。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年6月27日 (金)

Avenir Certain(2011.4.30)。

Avenir Certain 牝 鹿毛 2011.4.30生 仏国・E.ヴィダル氏生産 馬主・A.カロ氏&G.A.ノルマン氏 仏国・J-C.ルジェ厩舎

Avenir Certain(2011.4.30)の4代血統表
Le Havre
鹿毛 2006.2.4
種付け時活性値:1.00
Noverre
鹿毛 1998.5.2
Rahy
栗毛 1985.2.18
Blushing Groom 1974
Glorious Song 1976.4.22
ダンスールファビュルー
鹿毛 1982.3.2
Northern Dancer 1961.5.27
Fabuleux Jane 1974.4.11
Marie Rheinberg
青鹿毛 2002.3.11
★Surako
黒鹿毛 1993.4.15
★Konigsstuhl 1976
Surata 1986.5.9
Marie d'Argonne
栗毛 1981.3.21
Jefferson 1967
Mohair 1974.3.8
Puggy
鹿毛 2004.3.14
仔受胎時活性値:1.50
Mark of Esteem
鹿毛 1993.3.26
種付け時活性値:0.50
Darshaan
鹿毛 1981.4.18
Shirley Heights 1975
Delsy 1972.3.20
Homage
鹿毛 1989.4.4
Ajdal 1984.4.2
Home Love 1976.3.12
Jakarta
鹿毛 1999.1.29
仔受胎時活性値:1.00
Machiavellian
黒鹿毛 1987.1.31
種付け時活性値:0.75
★Mr.Prospector 1970.1.28
Coup de Folie 1982.4.2
Lunda
鹿毛 1993.4.29
仔受胎時活性値:1.25
★ソヴィエトスター
鹿毛 1984.4.20
種付け時活性値:0.00
Lucayan Princess
鹿毛 1983.4.27
仔受胎時活性値:0.25

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer4×5、Native Partner(♀)5×5、Halo5×5>

Avenir Certain(2011.4.30)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
Le Havre
(Blushing Groom系)
Mark of Esteem
(Mill Reef系)
Machiavellian
(Mr.Prospector系)
★ソヴィエトスター
(Nureyev系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Le Havre 4.00 母が英GIII3着
(No.7-a)
2番仔+
(2連産目+)

*

第166回ディアヌ賞(仏GI)。昨年2013年のTreve(2010.4.7)に続いて無敗で駆け抜けたのは、地元仏国のAvenir Certain。今年2014年のヒロインは、プール・デッセ・デ・プーリッシュ(仏GI)との2冠も達成。シャンティイ芝2100mの勝ち時計2分5秒67は、Treveの2分3秒77のトラックレコードには及ばないものの、それでもディアヌ賞史上2番目の好タイム。今年もまた、強い仏国3歳牝馬が登場、というところでしょうか。

Avenir Certainの父Le Havreは、現役時代に6戦4勝。その主な勝ち鞍に、やはりシャンティイ芝2100mのジョッケクルブ賞(仏GI)があり、プール・デッセ・デ・プーラン(仏GI)は2着でした。Le Havreの主戦は日本でもお馴染みのC.ルメール騎手で、ルメール騎手のジョッケクルブ賞初制覇のお相手がLe Havreでした。そんなLe Havreにとって、Avenir Certainは初年度産駒ですね。今年2014年、そして欧州に限ったことではありませんが、やはり「初年度産駒は走る」ものなのでしょう。先に記した英オークス(GI)のTaghrooda(2011.1.27)、ジョッケクルブ賞(仏GI)のThe Grey Gatsby(2011.3.14)、そして本稿のAvenir Certainと、いずれも父の初年度産駒です。それぞれの父であるSea the Stars(2006.4.6)、Mastercraftsman(2006.2.19)、そしてLe Havre、いずれも2006年生まれの同期生ですね。競走馬としては3歳で早期引退、4歳時の種付けで出来た仔どもたちです。

Avenir Certainは、意味を解すると「確かな未来」あたりになろうかと思います。5戦5勝、無敗の牝馬が向かう、その未来や如何に。ただただ、楽しみです。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年6月25日 (水)

The Grey Gatsby(2011.3.14)。

The Grey Gatsby 牡 芦毛 2011.3.14生 愛国・M.パリッシュ氏生産 馬主・F.ジレスピー氏 英国・K.ライアン厩舎

The Grey Gatsby(2011.3.14)の4代血統表
Mastercraftsman
芦毛 2006.2.19
種付け時活性値:1.00
Danehill Dancer
鹿毛 1993.1.30
デインヒル
鹿毛 1986.3.26
★Danzig 1977.2.12
Razyana 1981.4.18
Mira Adonde
黒鹿毛 1986.4.19
★Sharpen Up 1969.3.17
Lettre d'Amour 1979.4.23
Starlight Dreams
芦毛 1995.5.12
★ブラックタイアフェアー
芦毛 1986.4.1
Miswaki 1978.2.22
Hat Tab Girl 1979.5.4
Reves Celestes
鹿毛 1979.5.24
Lyphard 1969
Tobira Celeste 1971
Marie Vison
栗毛 2001.2.20
仔受胎時活性値:0.25
アントレプレナー
鹿毛 1994.3.7
種付け時活性値:1.50
Sadler's Wells
鹿毛 1981.4.11
Northern Dancer 1961.5.27
Fairy Bridge 1975.5.4
Exclusive Order
栗毛 1979.5.13
Exclusive Native 1965.4.17
Bonavista 1964.3.16
Metisse
栗毛 1995.4.24
仔受胎時活性値:1.25
Kingmambo
鹿毛 1990.2.19
種付け時活性値:1.00
Mr.Prospector 1970.1.28
Miesque 1984.3.14
Maximova
鹿毛 1980.4.16
仔受胎時活性値:1.50
Green Dancer
鹿毛 1972.4.14
種付け時活性値:1.75
Baracala
栗毛 1972.4.25
仔受胎時活性値:1.75

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5・5×4、Mr.Prospector5×4、Raise a Native5×5(母方)>

The Grey Gatsby(2011.3.14)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
Mastercraftsman
(Danzig系)
アントレプレナー
(Sadler's Wells系)
Kingmambo
(Mr.Prospector系)
Green Dancer
(Nijinsky系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Green Dancer
(Maximova)
4.75 曾祖母が仏GI勝ち馬
(No.2-s)
5番仔+
(3連産目+)

*

第174回ジョッケクルブ賞(仏GI)を制したのは、芦毛に白いシャドーロール、緑のターフに緑の勝負服も映えて、The Grey Gatsby。馬名は「The Great Gatsby」のモジリなんでしょうかね(^^ゞ

「華麗なるギャツビー」ならぬ「芦毛のギャツビー」であるThe Grey Gatsbyは、ジョッケクルブ賞の前走に英ダービー(GI)の重要ステップであるダンテS(英GII)を勝っていますが、英ダービーには未登録で、合わせて鞍上のR.ムーア騎手の進言もあり、GI奪取の矛先を仏国のクラシック戦に向けたそうな。その結果、シャンティイ芝2100mで行われるようになったジョッケクルブ賞ではレースレコードとなる2分5秒58で、見事に勝利。ラスト200m、内から抜け出して、1頭になってからは羽根を伸ばしたかのような冴えた末脚を見せました。

The Grey Gatsbyの父Mastercraftsmanは、現役時代に通算12戦7勝。その主な勝ち鞍に愛2000ギニー(GI)、セントジェームズパレスS(英GI)、愛ナショナルS(GI)、フィーニクスS(愛GI)、レイルウェイS(愛GII)、ダイヤモンドS(愛GIII)と重賞6勝の活躍馬でした。Mastercraftsmanは近い代に「0」が多く現れる、中島理論的良馬ですね。その芦毛が母父ブラックタイアフェアーに由来しているのも良い感じです。MastercraftsmanはThe Grey Gatsbyがジョッケクルブ賞1着、Kingston Hill(2011.1.15)がレーシングポストトロフィー(英GI)を勝ち英ダービー2着と、初年度産駒から順調に活躍馬を送り込んでいます。デインヒル系の新たな旗頭としての期待も高まります。

また、The Grey Gatsbyの母父アントレプレナー。ダンシングサーパス(1990.3.13)の半弟、英2000ギニー(GI)の勝ち馬です。種牡馬として、最初は愛国のクールモアスタッドと新国のオークススタッドでシャトル供用、日本で供用された折は青森の諏訪牧場、そしてロシアに輸出されてヴォスホートスタッドで繋養という、なかなかの移動ぶりです。起業家は世界を駆け巡る、ということでしょうか。そんなアントレプレナーの代表産駒は愛オークス(GI)馬Vintage Tipple(2000.1.17)、フィーニクスSを制したDamson(2002.4.21)、イースターH(新GI)の勝ち馬でどこかで別に聞いたことのある名前のRags To Riches(2000.10.14)と、3頭のGI勝ち馬がいます。また、彼女らに続くGII勝ち馬に、2003年のスコティッシュダービー(英GII)を制したPrincely Venture(1999.4.2)という牡馬がいますが、彼はSun Princess(1980.5.18)の仔です。つまりは、フサイチコンコルド(1993.2.11)やアンライバルド(2006.4.13)等のおじですね。

The Grey Gatsbyの牝系は、曾祖母Maximovaが仏愛英7勝でサラマンドル賞(仏GI)、セーネオワーズ賞(仏GIII)、モートリー賞(仏GIII)、カルヴァドス賞(仏GIII)と仏重賞4勝の活躍馬です。Maximovaの仔Septieme Ciel(1987.4.15)は仏米英5勝でフォレ賞(仏GI)、クリテリウムドメゾンラフィット(仏GII)、メシドール賞(仏GIII)、トマスブリヨン賞(仏GIII)と、やはり仏重賞4勝の活躍馬です。さらにMaximovaの仔Macoumba(1992.2.16)は仏英3勝でマルセルブサック賞(GI)の勝ち馬。そしてまた、Maximovaの仔Maxigroom(1988.4.22)は米仏9勝でフォートマーシーH(米GIII)、オーシャンポートH(米GIII)の勝ち馬です。こうして見ていくと、The Grey Gatsbyの牝系は、仏国競馬向きであるようにも思えます。名手ライアン・ムーアの進言の源泉は、馬乗りとしての感覚に拠るものと思いますけれど、もし牝系のバックボーンまで計算しているならば、そのヘッドワークは恐るべし、です。

距離を10F超に伸ばしてから真価を見せ始めたThe Grey Gatsby。その差し脚の向かう先が何処になるのか。楽しみな欧州の若駒です。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年6月24日 (火)

Taghrooda(2011.1.27)。

Taghrooda 牝 鹿毛 2011.1.27生 英国・シャドウェルエステート社生産 馬主・ハムダン・アル・マクトゥーム 英国・J.ゴスデン厩舎

Taghrooda(2011.1.27)の4代血統表
Sea the Stars
鹿毛 2006.4.6
種付け時活性値:1.00
Cape Cross
黒鹿毛 1994.3.13
Green Desert
鹿毛 1983.4.16
Danzig 1977.2.12
Foreign Courier 1979.4.11
Park Appeal
黒鹿毛 1982.4.9
Ahonoora 1975.4.12
Balidaress 1973.4.22
アーバンシー
栗毛 1989.2.18
Miswaki
栗毛 1978.2.22
Mr.Prospector 1970.1.28
Hopespringseternal 1971.5.27
Allegretta
栗毛 1978.3.10
Lombard 1967
Anatevka 1969
Ezima
鹿毛 2004.3.6
仔受胎時活性値:1.50
Sadler's Wells
鹿毛 1981.4.11
種付け時活性値:1.50
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26
Fairy Bridge
鹿毛 1975.5.4
Bold Reason 1968.4.8
Special 1969.3.28
Ezilla
鹿毛 1997.4.1
仔受胎時活性値:1.50
Darshaan
鹿毛 1981.4.18
種付け時活性値:1.75
Shirley Heights 1975
Delsy 1972.3.20
Ezana
栗毛 1983.4.22
仔受胎時活性値:1.25
Ela-Mana-Mou
鹿毛 1976.2.28
種付け時活性値:1.50
Evisa
栗毛 1968.5.12
仔受胎時活性値:1.50

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×3>

Taghrooda(2011.1.27)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
Sea the Stars
(Danzig系)
Sadler's Wells
(Northern Dancer系)
Darshaan
(Mill Reef系)
Ela-Mana-Mou
(Fair Trial系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Darshaan 5.75 近親活躍馬多数
(No.13-c)
初仔?

*

第236代英オークス(GI)馬に輝いたのは、デビュー戦、プリティポリーSと2連勝でここに挑んだ、鹿毛馬Taghrooda。直線で抜け出すと、2着争いの後続4頭を尻目にして、3と4分の3馬身差で楽勝。3戦無敗、見事な英クラシック制覇でした。

Taghroodaの父は、2000年代の最強馬の誉れ高いSea the Stars。同馬は現役時代に通算9戦8勝。その主な勝ち鞍に英ダービー(GI)、英2000ギニー(GI)、凱旋門賞(仏GI)、エクリプスS(英GI)、英インターナショナルS(GI)、愛チャンピオンS(GI)、ベレスフォードS(愛GII)とGI6勝、GII1勝。英ダービーは半兄Galileo(1998.3.30)との兄弟制覇、凱旋門賞は母アーバンシーとの母仔制覇という、もはや訳の分からない、良血一家です。Taghroodaは、そんなSea the Starsのファーストクロップで、初めてGI勝ちを収めた産駒となりました。

また、中島理論的な見解からは離れますが、「Sea The Stars×Sadler's Wells牝馬」の組み合わせにより、Taghroodaの血統内にGalileoが再現されているのも見て取れますね。って、1つ前の記事で同じようなことを書いていますけれど(^^;)。まま、つまりは今年2014年の英オークス馬と英ダービー馬について、祖父母の代までで言えば、「Cape Cross×アーバンシー×Sadler's Wells」で4系のうち3系が占められている、ということですね。

血の相性ということでは、Taghroodaの母Ezimaが、鉄板の「Sadler's Wells×Darshaan牝馬」のニックですね。また、Darshaanに関連して述べると、 Taghroodaの5代母Albanilla(1951)は、Darshaanの4代母でもあります。結果、Taghroodaは母方にAlbanilla7×5の牝馬クロスを持っています。そんなボトムラインは当然のことながら優秀で、

Ezana 1983.4.22 仏1勝
|Ebaziya 1989.3.18 愛4勝 キラヴランS(GIII)2着 ブランドフォードS(GII)3着
||Ebadiyla 1994.3.21 愛仏英3勝 愛オークス(GI) ロワイヤルオーク賞(仏GI)ほか
|||Eyshal 2004.2.14 海外5勝 愛ナショナルS(GI)3着 テトラークS(愛GIII)3着ほか
|||Ebalista 2005.3.14 海外1勝
||||Ebiyza 2010.2.5 ロワイヤリュー賞(仏GII)
|||Ebanoran 2011.3.13 ダービートライアルS(愛GIII)2着
||Enzeli 1995.4.5 海外6勝 アスコットゴールドカップ(英GI) ドンカスターカップ(英GIII)
||Edabiya 1996.4.8 愛英仏2勝 モイグレアスタッドS(愛GI) フィリーズマイル(英GI)3着
||Ebaza 2002.5.24 愛0勝
|||Emiyna 2008.3.13 海外2勝 アザシS(愛GIII) デズモンドS(愛GIII)2着
||Estimate 2009.4.4 アスコットゴールドカップ サガロS(英GIII) クイーンズヴァーズ(英GIII)ほか
|Ezilla 1997.4.1 不出走
||Ezima 2004.3.6 海外4勝 ランカシャーオークス(英GII)2着
|||Taghrooda 2011.1.27 (本稿の紹介馬) 英オークス(GI)

ズラリ並んだ頭文字「E」で始まるアガカーンスタッドの生産馬たち。ハムダン殿下のシャドウェルの生産馬で仕方が無いとは言え、Taghrooda1頭だけ浮いた感じですね(^^ゞ。ともあれ、これは華やかな名牝系。Taghroodaの大伯母Ebaziyaは、直仔にEbadiyla、Enzeli、Edabiya、Estimateと4頭のGI勝ち馬を送り込んだ名繁殖牝馬です。その中でもEstimateは、エリザベス女王の持ち馬で、昨年2013年のアスコットゴールドカップの勝利は話題となりました。連覇を狙った今年2014年は惜しくもクビ差2着でしたが、Estimateは繁殖牝馬としても期待が掛かりますね。

閑話休題。Taghroodaは牝系の持つスタミナの確かさから、距離が伸びて良さが発揮されています。この後の路線が気になるところですが、無敗のオークス馬の未来に幸多からんことを。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年6月21日 (土)

Australia(2011.4.8)。

Australia 牡 栗毛 2011.4.8生 英国・スタンリーハウススタッド生産 馬主・D.スミス氏ほか 愛国・A.P.オブライエン厩舎

Australia(2011.4.8)の4代血統表
Galileo
鹿毛 1998.3.30
種付け時活性値:1.00

Sadler's Wells
鹿毛 1981.4.11
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26
Fairy Bridge
鹿毛 1975.5.4
Bold Reason 1968.4.8
Special 1969.3.28
アーバンシー
栗毛 1989.2.18
Miswaki
栗毛 1978.2.22
Mr.Prospector 1970.1.28
Hopespringseternal 1971.5.27
Allegretta
栗毛 1978.3.10
Lombard 1967
Anatevka 1969
ウィジャボード
鹿毛 2001.3.6
仔受胎時活性値:0.25
Cape Cross
黒鹿毛 1994.3.13
種付け時活性値:1.50
Green Desert
鹿毛 1983.4.16
Danzig 1977.2.12
Foreign Courier 1979.4.11
Park Appeal
黒鹿毛 1982.4.9
Ahonoora 1975.4.12
Balidaress 1973.4.22
Selection Board
鹿毛 1982.4.21
仔受胎時活性値:0.50
Welsh Pageant
鹿毛 1966.4.3
種付け時活性値:1.75
Tudor Melody 1956
Picture Light 1954
Ouija
黒鹿毛 1971
仔受胎時活性値:0.50
★Silly Season
鹿毛 1962.2.23
種付け時活性値:0.00
Samanda
栗毛 1956
仔受胎時活性値:1.50

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer3×5>

Australia(2011.4.8)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
Galileo
(Sadler's Wells系)
Cape Cross
(Danzig系)
Welsh Pageant
(Owen Tudor系)
★Silly Season
(Tom Fool系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Welsh Pageant 2.75 母がGI7勝の名牝
(No.12-b)
4番仔
(4連産目)

*

第235代英ダービー(GI)馬に輝いたのは、栗毛に薄い流星も美しい、その名もAustralia。道中は中段9番手あたりの外を進み、タッテナムコーナーを回ってから、直線で一気の加速。内から詰め寄る芦毛のKingston Hill(2011.1.15)に1と4分の1馬身差を着けての勝利でした。

世界の競馬」の合田直弘さんの解説によりますと、管理されるA.P.オブライエン調教師は、調教師として史上初の「The Derby3連覇」を果たされたそうな。そしてまた、通算5勝目。Galileo、High Chaparral(1999.3.1)、Camelot(2009.3.5)、Ruler of the World(2010.3.17)、そしてAustraliaの5頭。鞍上のJ.オブライエン騎手はCamelotに続いて、21歳にして英ダービー2勝目となりました。実際のところは分かりませんが、J.オブライエン騎手は身長180cmを超えているとか。体重管理が大変そうですね(^^;)

Australiaの母は、ジャパンカップ(GI)の2年連続参戦で日本でも馴染み深いウィジャボード。同牝馬は英オークス(GI)、愛オークス(GI)、プリンスオブウェールズS(英GI)、香港ヴァーズ(GI)、BCフィリー&メアターフ(米GI)2勝、ナッソーS(英GI)とGI7勝の名牝。現役当時は、第19代ダービー伯爵の唯一の持ち馬としても知られていました。Australiaは、母と同様にスタンリーハウススタッドの生産ですから、 当代のダービー伯爵の生産ということですね。Wikipediaのウィジャボードの記事によると、「生産した馬のうち牡馬は売却、牝馬のみを所有するというスタンス」とのことです。

英ダービー馬と英オークス馬の仔が、英ダービー馬。その第1号は、かのラムタラ(1992.2.2)でしたが、ラムタラの母Snow Bride(1986.2.28)は、1位入線Aliysa(1986.2.11)の降着による英オークス勝利でした。Australiaは、純粋な意味で、英ダービーを1位入線した父と、英オークスを1位入線した母の間から生まれた、英ダービー馬の第1号となりました。

また、中島理論的な見解からは離れますが、「Galileo×Cape Cross牝馬」の組み合わせにより、Australiaの血統内にSea the Stars(2006.4.6)が再現されているのも見て取れますね。そうして見ると、Cape Crossは大した種牡馬ですね。自身はロッキンジS(英GI)を勝ったマイラーでしたが、英ダービー馬の父、英オークス馬の父、さらには英ダービー馬の母父にもなったのですから。もっと言えば、東京優駿(GI)の勝ち馬の母父でもあります。ええ、Sea the Starsと同い年の、ロジユニヴァース(2006.3.11)。東京優駿と言えば、今年2014年の勝ち馬ワンアンドオンリー(2011.2.23)の母父がタイキシャトル(1994.3.23)。つまりは、1998年のジャック・ル・マロワ賞(仏GI)の1、2着馬、代を経て、共に距離をこなす仔を出しているのですから、立派です。

閑話休題。母ウィジャボードが2歳から5歳と息の長い活躍を見せた馬だけに、Australiaの今後も気になりますね。クールモアグループの英ダービー馬としては、オブライエン厩舎の先輩であるHigh Chaparralが、2歳から4歳までキッチリ走りきったことを思い出します。果たして、語源が「南の未知の大地」を名前に戴く、Australiaの進路や如何に。楽しみにしたいものです。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

#余談。Australiaの祖母父であるWelsh Pageantも、ロッキンジS2勝のマイル巧者でした。その他にクイーンエリザベスII世S(現英GI)、クイーンアンS(現英GI)、ハンガーフォードS(現英GII)など。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

«Untapable(2011.2.13)。