2014年12月30日 (火)

第59回有馬記念(GI)の勝ち馬。

ジェンティルドンナ 牝 鹿毛 2009.2.20生 安平・ノーザンファーム生産 馬主・(有)サンデーレーシング 栗東・石坂正厩舎

ジェンティルドンナ(2009.2.20)の4代血統表
ディープインパクト
鹿毛 2002.3.25
種付け時活性値:1.50
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ウインドインハーヘア
鹿毛 1991.2.20
Alzao
鹿毛 1980.2.28
Lyphard 1969
Lady Rebecca 1971.2.28
Burghclere
鹿毛 1977.4.26
Busted 1963
Highclere 1971
ドナブリーニ
栗毛 2003.3.27
仔受胎時活性値:1.25
Bertolini
鹿毛 1996.2.9
種付け時活性値:1.50
Danzig
鹿毛 1977.2.12
Northern Dancer 1961.5.27
Pas de Nom 1968.1.27
Aquilegia
栗毛 1989.4.25
Alydar 1975.3.23
Courtly Dee 1968.3.8
Cal Norma's Lady
栗毛 1988.5.7
仔受胎時活性値:1.50
リファーズスペシャル
鹿毛 1980.2.17
種付け時活性値:1.75
Lyphard 1969
My Bupers 1967.6.1
June Darling
鹿毛 1983.4.18
仔受胎時活性値:1.00
ジュニアス
黒鹿毛 1976.3.15
種付け時活性値:1.50
Beau Darling
栗毛 1966
仔受胎時活性値:2.00(0.00)

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×4・5、Lyphard4×4>

ジェンティルドンナ(2009.2.20)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ディープインパクト
(Halo系)
Bertolini
(Danzig系)
リファーズスペシャル
(Lyphard系)
ジュニアス
(Bold Ruler系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
リファーズスペシャル
(ドナブリーニ)
5.75 or 3.75 母が英GI勝ち馬&全姉ドナウブルー
(No.16-f)
2番仔
(2連産目)

*

以下にごくごく簡単なジェンティルドンナの近親牝系図を示しておきます。

June Darling 1983.4.18 不出走
|Cal Norma's Lady 1988.5.7 英3勝
||Magical 1995.5.11 米英5勝 ウィルロジャースH(米GIII)
||ドナブリーニ 2003.3.27 英4勝 チェヴァリーパークS(GI) チェリーヒントンS(GIII) ヨークサマーS(GIII)2着
|||ドナウブルー 2008.2.9 中央5勝 関屋記念(GIII) 京都牝馬S(GIII) ヴィクトリアマイル(GI)2着 府中牝馬S(GII)2着 マイルCS(GI)3着 府中牝馬S3着
|||ジェンティルドンナ 2009.2.20 (本馬) ジャパンカップ(GI)2回 有馬記念(GI) ドバイシーマクラシック(UAEGI) 優駿牝馬(GI) 桜花賞(GI) 秋華賞(GI)ほか

ドナウブルー、ジェンティルドンナと賢姉賢妹を産んだドナブリーニは、自身もチェヴァリーパークSを制したGI馬。導入されたノーザンファームさんの慧眼を思います。

*

第59回有馬記念(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 4 ジェンティルドンナ 牝5 55 戸崎圭太 2:35.3    34.1 470
[-2]
石坂正 4
2 6 トゥザワールド 牡3 55 W.ビュイック 2:35.4 3/4 33.8 524
[+4]
池江泰寿 9
3 14 ゴールドシップ 牡5 57 岩田康誠 2:35.4 ハナ 33.9 510
[不明]
須貝尚介 1
4 15 ジャスタウェイ 牡5 57 福永祐一 2:35.5 クビ 33.4 504
[+6]
須貝尚介 3
5 13 エピファネイア 牡4 57 川田将雅 2:35.5 ハナ 34.6 494
[+2]
角居勝彦 2

名牝が、自身の引退の花道を見事に飾って、2014年のJRAGIの幕引きを行いました。ジェンティルドンナ、これでGI7勝目。牝馬3冠、ジャパンカップ連覇、ドバイシーマクラシック、そして有馬記念。3歳から5歳まで常に超一線級の成績。ディープインパクトの愛娘は、紛うことなく貴婦人でした。

ジェンティルドンナに対して、最初に「恐れ入りました」と叫んだレースは、3歳春の優駿牝馬でした。母方の血統的な背景を見ると、距離延長が良いとは考えにくかったのですが、なんのなんの、府中芝2400mを2分23秒6のレースレコードで5馬身差の大圧勝。今となっては、なにゆえ戦前3番人気だったのでしょうか(^^;)。その後は、GIレースで強いところを見せる度に「恐れ入りました」でした。そうして、最後の最後も大団円で締めくくり、やはり「恐れ入りました」と口にしている自分に気付きましたm(_ _)m

有馬記念というレースは、4番人気馬の快走、復活の舞台になりやすい感もあります。特に平成の初頭ではそれがよく見られました。平成以降の4番人気馬の勝利を振り返ってみますと、

  1. 1989年の第34回
    イナリワン(1984.5.7)が、その年の天皇賞・秋(GI)6着、ジャパンカップ11着からの巻き返し
  2. 1990年の第35回
    →オグリキャップ(1985.3.27)が、その年の天皇賞・秋6着、ジャパンカップ11着からの巻き返し
  3. 1993年の第38回
    トウカイテイオー(1988.4.20)が、前年の有馬記念11着以来、中363日、1年振りのレースを見事に勝利
  4. 1997年の第42回
    →シルクジャスティス(1994.3.18)が、その年の菊花賞(GI)5着、ジャパンカップ5着からの巻き返し
  5. 1998年の第43回
    グラスワンダー(1995.2.18)が、その年の毎日王冠(GII)5着、アルゼンチン共和国杯(GII)6着からの巻き返し
  6. 2014年の第59回
    →ジェンティルドンナが、天皇賞・秋2着、ジャパンカップ4着からの巻き返し

懐かしい馬たちの名前が見えますけれど、平成3強の2角、イナリワンとオグリキャップが同じGIレース、同じ着順からの巻き返しをしているところが、なんともはや。1990年の有馬記念当日(1990年12月23日)、昼休みにはイナリワンの引退式が行われていますが、レースの勝利もバトンタッチするかのような結果でした。

*

競馬ファンの素敵なところは、父母の走る姿を見られて、なおかつ、仔の走る姿も見られるところ。

女という性の素敵なところは、咲いては散る花になれて、なおかつ、次代を産み出す樹にもなれるところ。

ジェンティルドンナ、当代随一の貴婦人の仔が、どんな走りを見せてくれるのか、今から楽しみでなりません。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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第66回朝日杯フューチュリティステークス(GI)の勝ち馬。

ダノンプラチナ 牡 芦毛 2012.3.23生 新ひだか・千代田牧場生産 馬主・(株)ダノックス 美浦・国枝栄厩舎

ダノンプラチナ(2012.3.23)の4代血統表
ディープインパクト
鹿毛 2002.3.25
種付け時活性値:0.25
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ウインドインハーヘア
鹿毛 1991.2.20
▲Alzao
鹿毛 1980.2.28
Lyphard 1969
Lady Rebecca 1971.2.28
Burghclere
鹿毛 1977.4.26
Busted 1963
Highclere 1971
バディーラ
芦毛 2008.2.23
仔受胎時活性値:0.75
Unbridled's Song
芦毛 1993.2.18
種付け時活性値:1.50
Unbridled
鹿毛 1987.3.5
Fappiano 1977.5.19
Gana Facil 1981.2.9
Trolley Song
芦毛 1983.4.13
Caro 1967.4.11
Lucky Spell 1971.1.28
Magical Allure
鹿毛 1995.4.4
仔受胎時活性値:1.00
General Meeting
鹿毛 1988.4.3
種付け時活性値:1.50
Seattle Slew 1974.2.15
Alydar's Promise 1983.4.5
Rare Lady
黒鹿毛 1974.2.20
仔受胎時活性値:1.00
Never Bend
鹿毛 1960.3.15
種付け時活性値:1.25
Double Agent
黒鹿毛 1959.4.30
仔受胎時活性値:1.50

<5代血統表内のクロス:なし>

ダノンプラチナ(2012.3.23)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ディープインパクト
(Halo系)
Unbridled's Song
(Mr.Prospector系)
General Meeting
(Seattle Slew系)
Never Bend
(Nasrullah系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Unbridled's Song
(フォルティノ)
4.25 ナリタトップロードと同牝系
(No.18)
初仔

*

では、以下にダノンプラチナのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

Rare Lady 1974.2.20 米1勝
|フローラルマジック 1985.4.20 米6勝 サンタイネスS(GIII)3着
||ペイパーレイン 1991.3.23 米6勝
|||マツリダゴッホ 2003.3.15 中央10勝 有馬記念(GI) オールカマー(GII)3回 日経賞(GII) AJC杯(GII)ほか
||ホウシュウサルーン 1993.4.7 地方6勝 全日本3歳優駿
||グリーンプレゼンス 1995.3.22 中央2勝 若葉S(OP)
||ナリタトップロード 1996.4.4 中央8勝 菊花賞(GI) 阪神大賞典(GII)2回 京都大賞典(GII) 京都記念(GII) 弥生賞(GII) きさらぎ賞(GIII)ほか
||フローラルグリーン 1998.6.12 中央4勝 エルフィンS(OP)
|||ダノンヨーヨー 2006.4.7 現役 富士S(GIII) マイルCS(GI)2着ほか
|Magical Allure 1995.4.4 米7勝 ラブレアS(GI) レディーズシークレットBCH(GII)ほか
||バディーラ 2008.2.23 不出走
|||ダノンプラチナ 2012.3.23 (本馬) 朝日杯フューチュリティステークス(GI)

曾祖母Rare Ladyからの別分枝には、菊花賞馬ナリタトップロード、「中山マイスター」マツリダゴッホと長距離GIを制した馬が見られます。牝系の持ち合わせたスタミナは確かな18号族、4代母Double Agentの孫には日本で種牡馬となったナグルスキー(1981.1.27)もいます。

*

第66回朝日杯フューチュリティステークス(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 2 ダノンプラチナ 牡2 55 蛯名正義 1:35.9    35.4 472
[+6]
国枝栄 1
2 6 アルマワイオリ 牡2 55 勝浦正樹 1:36.0 3/4 35.5 470
[+2]
西浦勝一 14
3 14 クラリティスカイ 牡2 55 岩田康誠 1:36.1 3/4 35.9 484
[+12]
友道康夫 3
4 1 ネオルミエール 牡2 55 柴山雄一 1:36.3 3/4 35.5 466
[0]
藤沢和雄 6
5 12 アクティブミノル 牡2 55 武豊 1:36.3 アタマ 36.5 482
[-4]
北出成人 9

蛯名正義騎手が2週連続となる2歳GI制覇。前週のショウナンアデラ(2012.2.10)同様、やはり重賞初挑戦となった出走16頭中唯一のディープインパクト産駒。ダノンプラチナ、芦毛のシャドーロールが2歳牡馬王者を戴冠しました。

ダノンプラチナの牝系近親馬であるマツリダゴッホの主戦でもあった蛯名騎手が制したと思ったら、2着にはマツリダゴッホ産駒のアルマワイオリ(2012.2.27)。そしてアルマワイオリの祖母は阪神芝1600mの阪神3歳牝馬S(現阪神ジュベナイルフィリーズ、GI)を制したスエヒロジョウオー(1990.4.16)。血と人と舞台が呼応して、阪神芝1600mで行われた初回の朝日杯フューチュリティステークスは幕を閉じました。

2014年のJRA2歳牡牝王者を決める一戦は、「重賞初挑戦となった出走16頭中唯一のディープインパクト産駒」、そして「蛯名正義騎手」がキーワードだったのですが、もうひとつ「母が前年産駒なし後の仔」ということも言えます。ダノンプラチナは母の初仔、ショウナンアデラは母が空胎後の仔です。母体の活力が、仔に良い影響を与える。そういえば、ダノンプラチナの牝系近親馬であるマツリダゴッホも、母が空胎後の仔でした。

2歳王者となって、迎え撃つ立場で臨む3歳牡馬クラシック。ダノンプラチナ、その芦毛の輝きはさらに増して行くのでしょうか。未来を楽しみにしたい若駒です。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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第66回阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)の勝ち馬。

ショウナンアデラ 牝 鹿毛 2012.2.10生 日高・下河辺牧場生産 馬主・国本哲秀氏 美浦・二ノ宮敬宇厩舎

ショウナンアデラ(2012.2.10)の4代血統表
ディープインパクト
鹿毛 2002.3.25
種付け時活性値:0.25
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ウインドインハーヘア
鹿毛 1991.2.20
▲Alzao
鹿毛 1980.2.28
Lyphard 1969
Lady Rebecca 1971.2.28
Burghclere
鹿毛 1977.4.26
Busted 1963
Highclere 1971
オールウェイズウィリング
黒鹿毛 2006.3.5
仔受胎時活性値:1.25
Elusive Quality
鹿毛 1993.1.27
種付け時活性値:1.00
★Gone West
鹿毛 1984.3.10
Mr.Prospector 1970.1.28
Secrettame 1978.3.15
Touch of Greatness
鹿毛 1986.4.30
Hero's Honor 1980.4.28
Ivory Wand 1973.3.21
Always Loyal
黒鹿毛 1994..4.9
仔受胎時活性値:0.75
Zilzal
栗毛 1986.3.31
種付け時活性値:1.75
★Nureyev 1977.5.2
French Charmer 1978.4.21
Balbonella
黒鹿毛 1984
仔受胎時活性値:0.25
★ゲイメセン
黒鹿毛 1975.5.16
種付け時活性値:0.00
Bamieres
黒鹿毛 1978.3.19
仔受胎時活性値:1.25

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×5・5、Sir Ivor5×5>

ショウナンアデラ(2012.2.10)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ディープインパクト
(Halo系)
Elusive Quality
(Mr.Prospector系)
Zilzal
(Nureyev系)
ゲイメセン
(Aureole系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Zilzal
(Bold Example)
3.50 祖母が仏1000ギニー馬
(No.1-n)
2番仔
(空胎後)

*

では、以下にショウナンアデラのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

Balbonella 1984 仏米9勝 ロベールパパン賞(仏GI) ポルトマイヨ賞(仏GIII) ダリアH(米GIII)ほか
|Key of Luck 1991.2.23 仏英UAE6勝 アランベール勝(仏GIII) ピムリコスペシャルH(米GI)2着
|Anabaa 1992.3.13 仏英8勝 モーリス・ド・ゲスト賞(仏GI) ジュライC(英GI) グロシェーヌ賞(仏GII) サンジョルジュ賞(仏GIII)ほか
|Always Loyal 1994.4.9 仏米3勝 仏1000ギニー(GI) グロット賞(GIII)
||オールウェイズウィリング 2006.3.5 米1勝
|||ショウナンアデラ 2012.2.10 (本馬) 阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)
|Country Belle 1995.4.11 仏2勝 グロット賞3着
||Country Reel 2000.2.1 英2勝 ジムクラックS(GII) チップチェイスS(GIII)2着

祖母が仏1000ギニー馬、大伯父が全欧短距離王者、曾祖母がロベールパパン賞の勝ち馬と、短い距離でGIを制している近親馬が見られる1号族です。

*

第66回阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 16 ショウナンアデラ 牝2 54 蛯名正義 1:34.4    34.0 468
[-2]
二ノ宮敬宇 5
2 11 レッツゴードンキ 牝2 54 浜中俊 1:34.5 1/2 34.3 466
[+8]
梅田智之 2
3 4 ココロノアイ 牝2 54 横山典弘 1:34.6 1/2 34.5 450
[-2]
尾関知人 4
4 18 ムーンエクスプレス 牝2 54 松山弘平 1:34.7 3/4 35.0 414
[+2]
鈴木孝志 12
5 3 アルマオンディーナ 牝2 54 幸英明 1:34.7 クビ 34.9 450
[+4]
西浦勝一 11

マイル重賞に出走して来たディープインパクト産駒は黙って買い。全16頭中唯1頭のディープインパクト産駒だった、ショウナンアデラ。スタートで後手を踏んだものの後方で脚を溜め、直線では勝ちパターンに見えたレッツゴードンキ(2012.4.6)をゴール寸前で交わし切り、見事に重賞初出走をGI勝ちで遂げました。

冠名「ショウナン」の国本哲秀オーナーの持ち馬、今年2014年は目覚ましい活躍を見せてくれました。春は、ニュージーランドトロフィー(GII)でショウナンカンプ(1998.3.7)産駒であるショウナンアチーヴ(2012.1.24)、ショウナンワダチ(2011.2.1)がワンツーフィニッシュを遂げ、青葉賞(GII)で「メジロドーベルの孫」ショウナンラグーン(2012.2.23)が10番人気をはねのけての勝利。そして秋は、ショウナンパンドラ(2011.3.10)が1分57秒0のレースレコードで秋華賞(GI)を制し、ショウナンアデラが2歳牝馬女王に輝く。これは「赤、白一本輪、白袖」の勝負服が印象に残らない訳がないですね。国本オーナーは、冠名「ショウナン」の後に続く、馬名の最初の文字の音は、「ア行」になるようにされているそうです。見ればショウナン「カ」ンプ、ショウナン「ア」チーヴ、ショウナン「ワ」ダチ、ショウナン「パ」ンドラ、ショウナン「ア」デラと、確かに。「五十音の各行の先頭にある文字で、レースで先頭に立てるようにという願いを込めている」というお話を、昔、どこかで見た記憶があります。

ショウナンアデラは、陣営のコメントを見るとまだパンとしていないようですし、馬がしっかりしてきた時にどれだけの強さを見せてくれるのか、楽しみは尽きません。目指すは来春、最も華やかなGI、桜花賞。祖母が仏1000ギニー馬という良家の令嬢ショウナンアデラ、Japanese 1000 Guineasの勝ち馬となれますでしょうか。その行く末に期待します。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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第15回チャンピオンズカップ(GI)の勝ち馬。

ホッコータルマエ 牡 鹿毛 2009.5.26生 浦河・市川ファーム生産 馬主・矢部道晃氏 栗東・西浦勝一厩舎

ホッコータルマエ(2009.5.26)の4代血統表
キングカメハメハ
鹿毛 2001.3.20
種付け時活性値:1.75
Kingmambo
鹿毛 1990.2.19
Mr.Prospector
鹿毛 1970.1.28
★Raise a Native 1961.4.18
Gold Digger 1962.5.28
Miesque
鹿毛 1984.3.14
Nureyev 1977.5.2
Pasadoble 1979.4.1
マンファス
黒鹿毛 1991.2.23
ラストタイクーン
鹿毛 1983.5.9
トライマイベスト 1975.4.28
Mill Princess 1977.5.21
Pilot Bird
鹿毛 1983.2.9
★Blakeney 1966.3.28
The Dancer 1977.3.31
マダムチェロキー
鹿毛 2001.3.22
仔受胎時活性値:1.75
Cherokee Run
黒鹿毛 1990.3.25
種付け時活性値:0.50
Runaway Groom
芦毛 1979.4.11
Blushing Groom 1974
Yonnie Girl 1966.3.22
Cherokee Dame
芦毛 1980.5.3
Silver Saber 1972.3.1
Dame Francesca 1966.1.30
アンフォイルド
鹿毛 1995.5.7
仔受胎時活性値:1.25
Unbridled
鹿毛 1987.3.5
種付け時活性値:1.75
Fappiano 1977.5.19
Gana Facil 1981.2.9
Bold Foil
黒鹿毛 1981.5.19
仔受胎時活性値:1.25
Bold Forbes
黒鹿毛 1973.3.31
種付け時活性値:1.75
Perfect Foil
黒鹿毛 1966.5.10
仔受胎時活性値:1.50

<5代血統表内のクロス:Mr.Prospector3×5、Northern Dancer5×5(父方)>

ホッコータルマエ(2009.5.26)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
キングカメハメハ
(Mr.Prospector系)
Cherokee Run
(Blushing Groom系)
Unbridled
(Mr.Prospector系)
Bold Forbes
(Bold Ruler系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
キングカメハメハ 5.75
(No.9-e)
2番仔
(2連産目)

*

では、以下にホッコータルマエのごくごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

Bold Foil 1981.5.19 米2勝
|アンフォイルド 1995.5.7 米4勝
||マダムチェロキー 2001.3.22 中央4勝
|||ホッコータルマエ 2009.5.26 (本馬) チャンピオンズカップ(GI) 東京大賞典(GI) 帝王賞(JpnI) JBCクラシック(JpnI) 川崎記念(JpnI) かしわ記念(JpnI)ほか
||コスモプリズム 2006.5.29 地方2勝+中央0勝 エンプレス杯(JpnII)3着 TCK女王盃(JpnIII)3着

地味な世代交代を重ねた9号族。ホッコータルマエの代で、牝系が溜めていたパワーを一気に放出したという感もあります。9号族の活躍馬で同様の印象を持ったのは、「砂の女王」ホクトベガ(1990.3.26)でした。

*

第15回チャンピオンズカップ(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 8 ホッコータルマエ 牡5 57 幸英明 1:51.0    36.4 508
[+2]
西浦勝一 2
2 4 ナムラビクター 牡5 57 小牧太 1:51.1 1/2 36.3 528
[+6]
福島信晴 8
3 12 ローマンレジェンド 牡6 57 岩田康誠 1:51.2 3/4 36.6 510
[0]
藤原英昭 3
4 7 サンビスタ 牝5 55 松田大作 1:51.4 1 1/4 36.3 478
[+4]
角居勝彦 15
5 11 ワンダーアキュート 牡8 57 武豊 1:51.5 3/4 35.9 522
[+13]
佐藤正雄 5

かしわ記念、帝王賞、JBCクラシック、東京大賞典、川崎記念と地方開催のジーワンで5勝を挙げていたホッコータルマエ、ついに中央開催のダートGIを制しました。管理される「世界のニシウラ」西浦勝一調教師にとってはカワカミプリンセス(2003.6.5)で制した2006年の秋華賞(GI)以来、鞍上の幸英明騎手にとってはファイングレイン(2003.3.7)で制した2008年の高松宮記念(GI)以来となるJRAGI制覇。たくさん勝っている馬人ですが、中央の舞台でGIを勝つことの難しさを思います。

ホッコータルマエは、実は私と誕生日が同じで、3歳の折から気になる馬だったのです。強く意識したのはレパードS(GIII)を制した時でしたが、その際の2着が今回と同じナムラビクター(2009.5.16)。ホッコータルマエは非SS、ナムラビクターはその父ゼンノロブロイ(2000.3.27)が満8歳時の0交配馬と、現代の日本でチャンピオンに成り得る血統馬が、成長を重ねて再び雌雄を決した、改名初回となったチャンピオンズカップでした。

#SSの0クリアということでは3着にスペシャルウィーク(1995.5.2)産駒のローマンレジェンド(2008.2.24)が入っていますし、5着のワンダーアキュート(2006.3.14)は非SSです。芝よりもむしろダートのほうが、選定競走での血の厳しさを思うことが、しばしばあります。

記事をアップするのが遅くなってしまいましたので、ホッコータルマエのその後についても述べておきますと、2014年の本当の掉尾を飾るGI、東京大賞典で連覇を果たしました。これでジーワンは通算7勝。ヴァーミリアン(2002.4.10)エスポワールシチー(2005.4.22)が持つジーワン9勝の記録更新も視野に入って来ました。大事に使われてきたホッコータルマエであれば、6歳を迎える2015年も、能力の減退なく力を発揮してくれるのではないでしょうか。

ホッコータルマエ、更なる活躍を楽しみにしたいと思います。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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2014年12月 7日 (日)

第34回ジャパンカップ(GI)の勝ち馬。

エピファネイア 牡 鹿毛 2010.2.11生 安平・ノーザンファーム生産 馬主・(有)キャロットファーム 栗東・角居勝彦厩舎

エピファネイア(2010.2.11)の4代血統表
シンボリクリスエス
黒鹿毛 1999.1.21
種付け時活性値:0.50
Kris S.
黒鹿毛 1977.4.25
Roberto
鹿毛 1969.3.16
Hail to Reason 1958.4.18
Bramalea 1959.4.12
Sharp Queen
鹿毛 1965.4.19
★Princequillo 1940
Bridgework 1955
Tee Kay
黒鹿毛 1991.2.9
★Gold Meridian
黒鹿毛 1982.4.14
Seattle Slew 1974.2.15
Queen Louie 1968.4.9
Tri Argo
黒鹿毛 1982.5.18
Tri Jet 1969.4.3
Hail Proudly 1969.3.5
シーザリオ
青毛 2002.3.31
仔受胎時活性値:1.75
スペシャルウィーク
黒鹿毛 1995.5.2
種付け時活性値:1.50
★サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
Halo 1969.2.7
Wishing Well 1975.4.12
キャンペンガール
鹿毛 1987.4.19
マルゼンスキー 1974.5.19
レディーシラオキ 1978.4.3
キロフプリミエール
鹿毛 1990.4.15
仔受胎時活性値:0.75
★Sadler's Wells
鹿毛 1981.4.11
種付け時活性値:0.00
Northern Dancer 1961.5.27
Fairy Bridge 1975.5.4
Querida
黒鹿毛 1975.3.14
仔受胎時活性値:1.50
★Habitat
鹿毛 1966.5.4
種付け時活性値:0.00
Principia
鹿毛 1970.5.20
仔受胎時活性値:1.00

<5代血統表内のクロス:Hail to Reason4×5>

エピファネイア(2010.2.11)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
シンボリクリスエス
(Roberto系)
スペシャルウィーク
(Halo系)
Sadler's Wells
(Northern Dancer系)
★Habitat
(Sir Gaylord系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
スペシャルウィーク
(レディーシラオキ)
5.00 母がGI2勝馬
(No.16-a)
3番仔
(不受胎後)

*

では、以下にエピファネイアのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

Querida 1975.3.14 愛1勝
|Be Discreet 1981.6.6 仏5勝
||Gothenberg 1993.4.28 愛伊独仏英UAE7勝 愛インターナショナルS(GII) エミリオトゥラティ賞(伊GII)含む重賞4勝
||Omaha City 1994.5.11 英独9勝 モエシャンドンレネン(独GII)2着 ビーズウイングS(英GIII)3着
||Lindesberg 1995.5.20 英0勝
|||スイートハビタット 2000.3.30 中央2勝
||||スイートサルサ 2010.3.15 中央現役 クイーンC(GIII)2着 府中牝馬S(GII)3着
|||Amadeus Mozart 2003.3.22 愛英シンガポール11勝 フィーニクスS(愛GI)2着
|Theatre Critic 1987.3.18 仏米4勝 ドーヴィル大賞(仏GII)2着 グレフュール賞(仏GII)2着
|Wheeler's Wonder 1989.4.18 英5勝
||Anna Pavlova 2003.3.9 英愛仏10勝 ランカシャーオークス(英GII) ロワイヤリュー賞(仏GII)ほか
|キロフプリミエール 1990.4.15 米愛仏5勝 ラドガーズH(米GIII) アシーニアH(米GIII)2着
||シーザリオ 2002.3.31 日米5勝 優駿牝馬(GI) アメリカンオークス招待S(米GI) フラワーC(GIII)ほか
|||エピファネイア 2010.2.11 (本馬) ジャパンカップ(GI) 菊花賞(GI) 神戸新聞杯(GII) ラジオNIKKEI杯2歳S(GIII)ほか
||Savannah's Choice 2007.9.10 豪3勝 ドゥームベンロージズS(GIII)2着
|マザーメリー 1993.3.19 中央4勝 函館SS(GIII)2着

「Japanese superstar Cesario!!」。シーザリオ、繁殖牝馬としても、やっぱりスーパースターでした。という訳で、ぜひ見ておきましょう。

実は、イスラボニータ(2011.5.21)のお母さん、エイシンアポロン(2007.1.22)のお母さん、アダムスピーク(2009.2.12)のお母さんも一緒に走っています。2005年のアメリカンオークス招待Sは「後の名繁殖牝馬の出世レース」でもあったのかも知れません。

*

第34回ジャパンカップ(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 4 エピファネイア 牡4 57 C.スミヨン 2:23.1    35.0 492
[+2]
角居勝彦 4
2 1 ジャスタウェイ 牡5 57 福永祐一 2:23.8 4 35.1 498
[不明]
須貝尚介 3
3 15 スピルバーグ 牡5 57 北村宏司 2:23.9 1/2 34.8 508
[+2]
藤沢和雄 6
4 3 ジェンティルドンナ 牝5 55 R.ムーア 2:24.0 3/4 35.5 472
[+2]
石坂正 1
5 6 ハープスター 牝3 53 川田将雅 2:24.0 クビ 35.0 476
[不明]
松田博資 2

母が府中芝2400mを制した折と同じ黒い帽子、2枠4番からの発進。単勝4番人気だった4歳牡馬エピファネイア、角4、もといクリストフ・スミヨン騎手を鞍上に、4角4番手から抜け出すと、後は独走。「やっぱり強かったのか!!」と見る者に納得させてしまった、良馬場発表のジャパンカップでは最大着差となる4馬身差の快勝でした。うーん、4ばっかり^^;

母仔で3回目となる、黒い帽子でのGI勝利。そう、シーザリオの優駿牝馬、エピファネイアの菊花賞、ジャパンカップと、この母仔はJRAGIはすべて黒い帽子で制しているのです。ちなみに、シーザリオはフラワーCも2枠2番で勝っていますし、エピファネイアはデビュー戦を2枠2番で勝っています。まま、たまたまですけれど^^;

ともあれ、エピファネイア。強い馬が復活の狼煙を上げて挑む次の戦いは、暮れの大一番、有馬記念(GI)。「母仔クラシック制覇」と「母仔府中芝2400mGI制覇」は遂げました。となれば、後は「父仔グランプリ制覇」でしょうか。父シンボリクリスエスが最も強かった舞台は中山芝2500mでした。秋冬に良さを見せるKris S.系、そして非根幹距離に強いRoberto系。

エピファネイア、次走も楽しみにしています。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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第31回マイルチャンピオンシップ(GI)の勝ち馬。

ダノンシャーク 牡 鹿毛 2008.3.9生 門別・下河辺牧場生産 馬主・(株)ダノックス 栗東・大久保龍志厩舎

ダノンシャーク(2008.3.9)の4代血統表
ディープインパクト
鹿毛 2002.3.25
種付け時活性値:1.25
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ウインドインハーヘア
鹿毛 1991.2.20
Alzao
鹿毛 1980.2.28
Lyphard 1969
Lady Rebecca 1971.2.28
Burghclere
鹿毛 1977.4.26
Busted 1963
Highclere 1971
カーラパワー
鹿毛 1998.2.5
仔受胎時活性値:0.25
Caerleon
鹿毛 1980.3.27
種付け時活性値:0.25
Nijinsky
鹿毛 1967.2.21
Northern Dancer 1961.5.27
Flaming Page 1959.4.24
Foreseer
黒鹿毛 1969.4.12
Round Table 1954.4.6
Regal Gleam 1964.3.17
Jabali
鹿毛 1991.1.30
仔受胎時活性値:1.50
Shirley Heights
鹿毛 1975
種付け時活性値:1.75
Mill Reef 1968.2.23
Hardiemma 1969
Toute Cy
鹿毛 1979.5.4
仔受胎時活性値:0.75
★Tennyson
鹿毛 1970.3.22
種付け時活性値:0.00
Adele Toumignon
芦毛 1971.4.16
仔受胎時活性値:1.75

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×4、Hail to Reason4×5>

ダノンシャーク(2008.3.9)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ディープインパクト
(Halo系)
Caerleon
(Nijinsky系)
Shirley Heights
(Mill Reef系)
Tennyson
(Val de Loir系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Shirley Heights
(Jabali)
4.25 曾祖母の孫にモンジュー
(No.1-u)
5番仔
(2連産目)

*

では、以下にダノンシャークの曾祖母からの代でも豪華な近親牝系図を示しておきます。

Toute Cy 1979.5.4 仏0勝
|Floripedes 1985.5.11 仏2勝 リュテス賞(GIII) ロワイヤルオーク賞(GI)2着
||Cuixmala 1991.2.23 不出走
|||Mont Rocher 1995.3.18 仏英豪UAE11勝 アンドレバボワン賞(仏GIII)2着 ラクープドメゾンラフィット(仏GIII)2着ほか
||Cumbres 1993.1.28 不出走
|||Arkadina 2004.3.29 愛1勝 ギヴサンクスS(GIII)3着
|||Again 2006.5.22 愛英仏4勝 愛1000ギニー(GI) モイグレアスタッドS(愛GI) デビュターントS(愛GII)ほか
||Le Paillard 1994.2.13 仏米5勝 サンファンカピストラーノH(当時米GI)2着
||モンジュー 1996.4.4 仏英愛11勝 凱旋門賞(仏GI) "キング・ジョージ"(英GI) 愛ダービー(GI) 仏ダービー(GI)含むGI6勝ほか
||Le Fou 1999.5.3 仏3勝 ラフォルス賞(GIII)2着
|Dadarissime 1989.4.23 仏6勝 ヴィコンテッスヴィジェ賞(GII) バルブヴィル賞(仏GIII) リュテス賞
|Jabali 1991.1.30 仏0勝
||カーラパワー 1998.2.5 仏2勝
|||ダノンシャーク 2008.3.9 (本馬) マイルチャンピオンシップ(GI) 京都金杯(GIII) 富士S(GIII)ほか
|||レイカーラ 2009.4.20 中央現役 ターコイズS(OP)
||Grand Lili 2001.3.6 愛障害2勝+仏愛1勝
|||Clondinnery 2008.2.20 愛2勝 レイルウェイS(GII)3着

曾祖母からの分枝に活躍馬が居並ぶ活力ある1号族。その中でも、やはり、モンジューは別格ですね。いま思えば、3歳時である1999年、よくぞジャパンカップ(GI)に出走してくれたものです。その前走である凱旋門賞、逃げ粘るエルコンドルパサー(1995.3.17)と蛯名正義騎手を、外から交わした時のモンジューとM.キネーン騎手が憎たらしかったこと^^;

とはいえ、モンジュー、20世紀末の欧州を代表する、本物の名馬でした。

*

第31回マイルチャンピオンシップ(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 12 ダノンシャーク 牡6 57 岩田康誠 1:31.5 レース
レコード
34.1 444
[+2]
大久保龍志 8
2 8 フィエロ 牡5 57 福永祐一 1:31.5 ハナ 34.4 508
[-2]
藤原英昭 3
3 3 グランデッツァ 牡5 57 秋山真一郎 1:31.7 1 1/2 34.8 498
[0]
平田修 9
4 13 トーセンラー 牡6 57 武豊 1:31.8 3/4 34.1 466
[+2]
藤原英昭 2
5 7 エキストラエンド 牡5 57 W.ビュイック 1:31.9 1/2 34.3 472
[+4]
角居勝彦 12

昨年2013年は1番人気で3着と敗れた無念を、1年後にレースレコードで返しました、ダノンシャーク。野田みづきオーナーの持ち馬である1番人気馬ミッキーアイル(2011.3.12)が敗れても、終わってみれば、株式会社ダノックス名義で走らせるご主人、野田順弘オーナーの持ち馬が勝ったという結末でした。そしてそれは、今秋のJRAGIのトレンドであった「重賞未勝利馬の初重賞がGI勝ち」を、ついに、ハナ差で抑えるという結末でもありました。フィエロ(2009.3.14)、惜しかった。

しかし、上位5頭を見てみれば、3着のグランデッツァ(2009.3.3)を除く4頭がディープインパクト産駒。6頭出しで1番人気馬と4番人気馬がいなくとも、他で面倒を見てしまう。SS2世種牡馬は、自身のBMSの特徴を出す傾向もあるように思いますが、種牡馬ディープインパクトにとってのマイル戦は、硬質なスピードが持ち味のLyphard系であるAlzaoの血が騒ぐ舞台なのかも知れません。後は、牡馬にも良馬が多数輩出されましたので強くは言えませんが、産駒に女傑が見られるのはAlzaoらしさの一端でしょうか^^;

閑話休題。ダノンシャーク、満6歳秋に掴んだGI勝利により、種牡馬としての道も開けたのではないでしょうか。「名馬にして名種牡馬」となったモンジューの近親というのもアピールポイントです。気の早い話かもしれませんけれど、ラストチャンスをモノにした感もあるダノンシャークの未来に、幸多からんことを。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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第39回エリザベス女王杯(GI)の勝ち馬。

ラキシス 牝 鹿毛 2010.1.31生 安平・ノーザンファーム生産 馬主・大島昌也氏 栗東・角居勝彦厩舎

ラキシス(2010.1.31)の4代血統表
ディープインパクト
鹿毛 2002.3.25
種付け時活性値:1.75
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ウインドインハーヘア
鹿毛 1991.2.20
Alzao
鹿毛 1980.2.28
Lyphard 1969
Lady Rebecca 1971.2.28
Burghclere
鹿毛 1977.4.26
Busted 1963
Highclere 1971
マジックストーム
黒鹿毛 1999.2.3
仔受胎時活性値:0.50
Storm Cat
黒鹿毛 1983.2.27
種付け時活性値:1.75
Storm Bird
鹿毛 1978.4.19
Northern Dancer 1961.5.27
South Ocean 1967.4.8
Terlingua
栗毛 1976.2.7
Secretariat 1970.3.30
Crimson Saint 1969.3.15
Foppy Dancer
鹿毛 1990.6.3
仔受胎時活性値:2.00
Fappiano
鹿毛 1977.5.19
種付け時活性値:1.00
Mr.Prospector 1970.1.28
Killaloe 1970.3.17
Water Dance
栗毛 1977.2.2
仔受胎時活性値:1.00
Nijinsky
鹿毛 1967.2.21
種付け時活性値:0.25
Luiana
栗毛 1963.4.27
仔受胎時活性値:1.25

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×4・5>

ラキシス(2010.1.31)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ディープインパクト
(Halo系)
Storm Cat
(Storm Bird系)
Fappiano
(Mr.Prospector系)
Nijinsky
(Northern Dancer系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
ディープインパクト 4.75 母が米GII勝ち馬
(No.16-h)
5番仔+
(空胎後)

*

では、以下にラキシスのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

Water Dance 1977.2.22 米英6勝 ロングルックH(米GII)
|Sutter's Prospect 1985.4.6 米4勝 エクワポイズマイル(GIII)3着
|Foppy Dancer 1990.6.3 米1勝
||マジックストーム 1999.2.3 米3勝 モンマスオークス(GII) スピナウェイS(GI)3着 アディロンダックS(GII)3着
|||ラキシス 2010.1.31 (本馬) エリザベス女王杯(GI)1着1回、2着1回 中日新聞杯(GIII)2着
|||サトノアラジン 2011.2.16 現役 共同通信杯(GIII)3着 ラジオNIKKEI杯2歳S(GIII)3着
||Cat Dancer 2002.3.25 米1勝
|||Drill 2009.3.1 現役 デルマーフューチュリティ(米GI) サンヴィセンテH(米GII) ラサロバレラメモリアルS(米GIII)ほか

母が米GII勝ち馬で従兄が米GI馬という、近親にブラックタイプが見える活力ある16号族。ラキシスの全弟であるサトノアラジンにも期待が掛かりますね。

*

第39回エリザベス女王杯(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 1 ラキシス 牝4 56 川田将雅 2:12.3    33.4 458
[+2]
角居勝彦 3
2 5 ヌーヴォレコルト 牝3 54 岩田康誠 2:12.3 クビ 33.6 444
[-4]
斎藤誠 1
3 15 ディアデラマドレ 牝4 56 藤岡康太 2:12.5 1 1/4 33.1 450
[+6]
角居勝彦 6
4 2 フーラブライド 牝5 56 酒井学 2:12.6 クビ 33.4 484
[-4]
木原一良 10
5 3 キャトルフィーユ 牝5 56 C.ルメール 2:12.6 アタマ 33.8 470
[0]
角居勝彦 8

終わってみれば、秋のJRAGIで5戦連続となった「重賞未勝利馬のGI勝利」。「勝負事には流れがある」と、改めて思った一戦。

勝ったのは、昨年2着だった、ラキシス。2013年は大外8枠18番からの発進で負けた借りを、2014年は最内1枠1番からの発進で返しました。1番人気馬をクビだけ差し切ったそのレースぶり、川田将雅騎手渾身の追いを全霊に受けて応えたラキシス、お見事でした。

そうして見れば、角居勝彦厩舎は、3頭出しで3頭いずれも掲示板に載るという素晴らしさ。こちらもサスガでした。

ラキシスの配合を見ると、「ディープインパクト×Storm Cat牝馬」の組み合わせになっていますね。この配合はニックの様相を呈しており、日本ダービー(GI)馬キズナ(2010.3.5)、桜花賞(GI)馬アユサン(2010.2.21)、そしてラキシスと3頭のGI馬を輩出しています。3頭いずれも2010年生まれの同期生ですが、この世代には青葉賞(GII)を制したヒラボクディープ(2010.4.26)もいます。また、1歳年下の世代ですが、先日のアイルランドT(OP)を制した際のパフォーマンスでも注目された、5戦無敗の新星エイシンヒカリ(2011.5.3)も同じ組み合わせです。エイシンヒカリは、ディープインパクトが満8歳時の0交配も受けており、中島理論的にも注目ですね。

お話をラキシスに戻すと、次走は暮れの有馬記念(GI)の模様。これまでの全4勝中3勝が芝2200mで、芝2200mのGI2着1回、GII2着1回と非根幹距離を得意としている印象もありますので、中山芝2500mの舞台でも侮りがたし、というところでしょうか。果たして、ラキシスの更なる挑戦の結果や、如何に。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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2014年11月 3日 (月)

第150回天皇賞・秋(GI)の勝ち馬。

スピルバーグ 牡 黒鹿毛 2009.5.12生 千歳・社台ファーム生産 馬主・山本英俊氏 美浦・藤沢和雄厩舎

スピルバーグ(2009.5.12)の4代血統表
ディープインパクト
鹿毛 2002.3.25
種付け時活性値:1.50
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ウインドインハーヘア
鹿毛 1991.2.20
Alzao
鹿毛 1980.2.28
Lyphard 1969
Lady Rebecca 1971.2.28
Burghclere
鹿毛 1977.4.26
Busted 1963
Highclere 1971
プリンセスオリビア
栗毛 1995.2.20
仔受胎時活性値:1.25
Lycius
栗毛 1988.2.29
種付け時活性値:1.50
Mr. Prospector
鹿毛 1970.1.28
★Raise a Native 1961.4.18
Gold Digger 1962.5.28
Lypatia
鹿毛 1975.4.12
Lyphard 1969
Hypatia 1968
Dance Image
鹿毛 1990.3.16
仔受胎時活性値:1.00
★Sadler's Wells
鹿毛 1981.4.11
種付け時活性値:0.00
Northern Dancer 1961.5.27
Fairy Bridge 1975.5.4
Diamond Spring
栗毛 1977.1.27
仔受胎時活性値:1.00
Vaguely Noble
鹿毛 1965.5.15
種付け時活性値:0.75
Dumfries
栗毛 1973.2.18
仔受胎時活性値:0.75

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×5・4、Lyphard4×4、Goofed(♀)5×5・5>

スピルバーグ(2009.5.12)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ディープインパクト
(Halo系)
Lycius
(Mr.Prospector系)
Sadler's Wells
(Northern Dancer系)
Vaguely Noble
(Aureole系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
ディープインパクト 4.00 兄Flower Alley&トーセンラー
(No.17-b)
7番仔+
(4連産目+)

*

では、以下にスピルバーグの本当に簡単な近親牝系図を示しておきます。きょうだい馬を示すだけでも、十二分。

プリンセスオリビア 1995.2.20 米3勝
|Flower Alley 2002.5.7 米5勝トラヴァーズS(GI) レーンズエンドS(GII) ジムダンディS(GII)含む重賞4勝
|ブルーミングアレー 2007.3.24 中央4勝 フローラS(GII)3着
|トーセンラー 2008.4.21 現役 マイルチャンピオンシップ(GI) 京都記念(GII) きさらぎ賞(GIII)ほか
|スピルバーグ 2009.5.12 (本馬) 天皇賞・秋(GI) メイS(OP) プリンシパルS(OP)ほか

尊ぶべきは母プリンセスオリビア。これでGI勝ちを収めた産駒が3頭目。素晴らしい。

*

第150回天皇賞・秋(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 4 スピルバーグ 牡5 58 北村宏司 1:59.7    33.7 506
[-2]
藤沢和雄 5
2 1 ジェンティルドンナ 牝5 56 戸崎圭太 1:59.8 3/4 34.4 470
[+2]
石坂正 2
3 15 イスラボニータ 牡3 56 C.ルメール 1:59.8 アタマ 34.4 474
[0]
栗田博憲 1
4 11 ラブイズブーシェ 牡5 58 古川吉洋 1:59.9 1/2 34.3 452
[-2]
村山明 16
5 2 ヒットザターゲット 牡6 58 武豊 1:59.9 ハナ 33.8 512
[-2]
加藤敬二 10

出走18頭中唯一重賞勝ちの無かったスピルバーグが、満5歳秋の大一番で、大仕事を果たしました。これが良血のなせる技なのでしょうか、大外一気、見事な末脚の切れ味でした。

この天皇賞・秋制覇により、藤沢和雄調教師と北村宏司騎手の師弟コンビは、2006年の第1回ヴィクトリアマイル(GI)におけるダンスインザムード(2001.4.10)以来、8年ぶりとなるGI勝利でした。また、馬主の山本英俊氏は馬主歴11年目でのGI初制覇でした。藤沢厩舎と「水色、袖白一本輪」の勝負服の組み合わせは、随分と見て来た感もありますが、念願のGIが果たされました。おめでとうございました。

レース後の談話では、次は府中芝2400mの戦いを想定されている模様。映画界の巨匠の名を戴くスピルバーグ、競馬界でも世界に名を轟かせることが出来ますでしょうか。得手のコースではそうそう崩れない兄弟ですので、[6-1-2-1]という戦績となった府中の舞台、次もまた楽しみな一戦となるはずです。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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2014年11月 1日 (土)

第150回天皇賞・秋(GI)の出走予定馬について。

第150回天皇賞・秋(GI)の出走予定馬について

馬名
(生年月日)
[F No.]
母の
何番仔?
4代血統構成
母父 祖母父 曾祖母父
1 ジェンティルドンナ
(2009.2.20)
[16-f]
2番仔
(2連産目)
ディープインパクト Bertolini リファーズスペシャル ジュニアス
2 ヒットザターゲット
(2008.3.6)
[8-h]
5番仔
(不受胎後)
キングカメハメハ タマモクロス ニホンピロウイナー ★ノーザンテースト
3 デニムアンドルビー
(2010.4.16)
[9-f]
初仔 ディープインパクト キングカメハメハ ◆Nureyev ★Sharpen Up
4 スピルバーグ
(2009.5.12)
[17-b]
3番仔+
(3連産目+)
ディープインパクト Lycius Sadler's Wells Vaguely Noble
5 エピファネイア
(2010.2.11)
[16-a]
3番仔
(不受胎後)
シンボリクリスエス スペシャルウィーク Sadler's Wells ★Habitat
6 ダークシャドウ
(2007.2.17)
[A4]
7番仔
(7連産目)
ダンスインザダーク Private Account Danzig Sir Ivor
7 サトノノブレス
(2010.3.18)
[9-f]
8番仔
(空胎後)
ディープインパクト トニービン Always Run Lucky ★Irish River
8 ディサイファ
(2009.4.20)
[12-c]
3番仔+
(3連産目+)
ディープインパクト Dubai Millennium Danzig His Majesty
9 フェノーメノ
(2009.4.20)
[11-d]
5番仔
(5連産目)
ステイゴールド デインヒル Averof Major Portion
10 ペルーサ
(2007.3.20)
[6-a]
4番仔
(3連産目)
ゼンノロブロイ Candy Stripes Propicio Samos
11 ラブイズブーシェ
(2009.3.24)
[1-l シスターサリー系]
5番仔
(2連産目)
マンハッタンカフェ メジロマックイーン モガミ ボールドリック
12 フラガラッハ
(2007.4.3)
[11-d]
3番仔
(2連産目)
デュランダル トニービン Nureyev High Line
13 カレンブラックヒル
(2009.2.19)
[25]
5番仔+
(3番仔)
ダイワメジャー Grindstone Storm Cat Great Nephew
14 マーティンボロ
(2009.8.20)
[12-c]
9番仔
(9連産目)
ディープインパクト Nureyev Blushing Groom ◆Halo
15 イスラボニータ
(2011..5.21)
[4-n]
2番仔+
(不受胎後)
フジキセキ Cozzene Crafty Prospector Far North
16 トーセンジョーダン
(2006.2.4)
[9-a]
5番仔
(5連産目)
ジャングルポケット ノーザンテースト Crafty Prospector ★Secretariat
17 アスカクリチャン
(2007.4.11)
[3-n]
5番仔
(5連産目)
スターリングローズ ダイナレター マルゼンスキー Delta Judge
18 マイネルラクリマ
(2008.2.20)
[A4]
8番仔
(8連産目)
チーフベアハート サンデーサイレンス ニホンピロウイナー ノーザンテースト

府中芝2000mのゴールに待つのはどのような結末でしょうか。第150回天皇賞・秋。

  1. エピファネイア
  2. フェノーメノ
  3. イスラボニータ
  4. ジェンティルドンナ
  5. ヒットザターゲット

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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2014年10月26日 (日)

第75回菊花賞(GI)の勝ち馬。

トーホウジャッカル 牡 栗毛 2011.3.11生 日高・竹島幸治氏生産 馬主・東豊物産株式会社 栗東・谷潔厩舎

トーホウジャッカル(2011.3.11)の4代血統表
スペシャルウィーク
黒鹿毛 1995.5.2
種付け時活性値:1.75

サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
キャンペンガール
鹿毛 1987.4.19
マルゼンスキー
鹿毛 1974.5.19
Nijinsky 1967.2.21
シル 1970.4.22
レディーシラオキ
鹿毛 1978.4.3
セントクレスピン 1956
ミスアシヤガワ 1964.5.24
トーホウガイア
栗毛 2001.4.26
仔受胎時活性値:0.25
Unbridled's Song
芦毛 1993.2.18
種付け時活性値:1.75
Unbridled
鹿毛 1987.3.5
Fappiano 1977.5.19
Gana Facil 1981.2.9
Trolley Song
芦毛 1983.4.13

Caro 1967.4.11

Lucky Spell 1971.1.28
Agami
鹿毛 1995.2.27
仔受胎時活性値:1.25
Nureyev
鹿毛 1977.5.2
種付け時活性値:0.25
Northern Dancer 1961.5.27
Special 1969.3.28
Agacerie
鹿毛 1981.4.7
仔受胎時活性値:1.25
Exclusive Native
栗毛 1965.4.17
種付け時活性値:1.75
Quiet Charm
黒鹿毛 1971.2.25
仔受胎時活性値:0.25

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×4、Nearctic5×5(母方)>

トーホウジャッカル(2011.3.11)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
スペシャルウィーク
(Halo系)
Unbridled's Song
(Mr.Prospector系)
Nureyev
(Northern Dancer系)
Exclusive Native
(Raise a Native系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
スペシャルウィーク 3.00 半姉トーホウアマポーラ
(No.16-a)
4番仔
(4連産目)

*

では、以下にトーホウジャッカルのごくごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

Agacerie 1981.4.7 米9勝 ヴァインランドH(GIII) フラワーボウルH(米GI)3着
|Quiet Aggie 1994.2.2 米1勝
||Red Terror 2000.10.13 豪3勝 ATCフランクパッカープレイト(GIII)
|Agami 1995.2.27 仏英0勝
||トーホウガイア 2001.4.26 中央0勝+地方9勝
|||トーホウアマポーラ 2009.1.29 現役 CBC賞(GIII)
|||トーホウジャッカル 2011.3.11 (本馬) 菊花賞(GI) 神戸新聞杯(GII)3着

「スタミナの源泉は母方」と思っている私にとって、軽快な母系は超長距離では軽視してしまいがちなのです。でも、もはやそんな時代では無いのですね。そしてまた、半姉がCBC賞で連対しているクラシック勝ち馬といえば、かの栗毛の世紀末覇王を思い出してしまいます。

*

第75回菊花賞(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 2 トーホウジャッカル 牡3 57 酒井学 3:01.0 世界
レコード
34.5 484
[0]
谷潔 3
2 4 サウンズオブアース 牡3 57 蛯名正義 3:01.1 1/2 34.4 496
[+8]
藤岡健一 4
3 10 ゴールドアクター 牡3 57 吉田隼人 3:01.7 3 1/2 35.0 476
[-2]
中川公成 7
4 12 タガノグランパ 牡3 57 菱田裕二 3:01.8 3/4 34.8 490
[+10]
松田博資 10
5 6 ショウナンラグーン 牡3 57 吉田豊 3:01.8 クビ 34.6 474
[-8]
大久保洋吉 6

「やはり運と縁を大事にしないといけない」と思った、レース後でした。

それは余談で記しますが、トーホウジャッカルと酒井学騎手、先行5番手から終始リズムよく進めて、直線でも最内からのサウンズオブアース(2011.4.12)と蛯名正義騎手の追撃を振り切って、見事な菊花賞制覇。尾花栗毛に白色の帽子、「赤、青十字襷、袖白縦縞」の勝負服、左腕を突き上げてのガッツポーズ。鞍上の酒井騎手はデビュー17年目の菊花賞初騎乗初制覇、谷潔調教師にとっても開業20年目のGI初勝利、そしてまた種牡馬スペシャルウィークにとってもJRAGIを制した初めての牡馬産駒となりました。

そうして終わってみれば、淀芝3000mを3分1秒0というスーパーレコード!! 勝手に世界レコードと書きましたが、間違いなく世界レコードでしょう(^^;)

第75回菊花賞(GI)のラップタイム
   1F 2F 3F 4F 5F 6F 7F 8F 9F 10F 11F 12F 13F 14F 15F
1F毎 13.0 12.0 12.0 12.0 11.9 11.7 12.4 12.5 12.3 12.4 12.2 11.7 11.7 11.6 11.6
累計 13.0 25.0 37.0 49.0 60.9 72.6 85.0 97.5 109.8 122.2 134.4 146.1 157.8 169.4 181.0

最初の1000mが60秒9、1000mから2000mが61秒3、そして2000mから3000mが58秒8。淀みなく流れた淀の芝3000m、内枠を利してのレースだったにせよ、これを先行して押し切ったのですから、紛れも無く強いトーホウジャッカル。父スペシャルウィークが2着に敗れた無念を晴らしました。

生まれ日があの2011年3月11日、そして2歳時には腸炎で生死をさまよったというトーホウジャッカルが成し遂げたのは、デビューから149日という2歳戦が始まって以降の最短日数での菊花賞制覇。「菊花賞馬にフロックなし」は、よくよく知られた格言ですが、トーホウジャッカルのこれからが、ただただ楽しみになる菊花賞でした。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

  

#余談其の壱。トーホウジャッカルの生産は竹島幸治さん(=竹島牧場)ですが、縁あって、竹島牧場さんのスタッフの方とWEB上でやりとりさせて頂いたことが、かつてありました。竹島牧場さんの中央重賞初制覇となった、2008年のトーホウシャイン(2003.5.17)によるマーメイドS(GIII)の時のことでした。ああ、そう言えば、トーホウシャインの父もスペシャルウィークでしたね(^^;)

#余談其の弐。皆様もよくご存知のはずのPed Net。今週の週初めに「菊花賞の出走予定馬の確認をしておこう」と思い確認していたところ、トーホウジャッカルの登録が無かったんですね。ええ、オオハシさん、登録しましたよ。アドマイヤランディ(2011.4.29)と共に(^^;)

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